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【2023年最新版!】たったこれだけ!誰も教えてくれない高校の選び方【松戸編】

志望校、決まっていますか?

2022年度入試が先日終わりました。
中学2年生、早い方だと中学1年生の方はもう志望校を決めていく時期ですね。

このnoteを読むことで、
【志望校が決まっていないあなたが、志望校を決められるようになります】

まさかとは思いますが…
志望校選びは学校見学に行かないと何も決められないと思っていないですよね…?
千葉県の高校入試は【たった1つのポイント】を抑えると、すぐに自分が選ぶべき高校が分かります。

こんな内容を書いています

①千葉県の高校の特色「学区」とは?

②選抜方法は?千葉県公立高校入試はこのような得点換算

③「市立」と「県立」何が違う?

④他と違う?千葉県高校入試の外せない特徴

⑤これだけ見れば自分の志望校が決まります


5つ目の項目は、千葉県で学習塾に10年近く携わっていた私が、夏期講習をご受講いただく方限定で話していた内容です。
1人でも多くの方に見ていただきたいため、無料記事にしました。
これを見たら、学習塾いらないんじゃないかな…とも思います。

これから受験を控えた受験生や、その親御さんはぜひご覧ください。
(これから千葉で働く塾の先生もチラッと見てもいいかもですよ)

①千葉県公立高校入試の特徴【学区】とは?

千葉県の高校入試では「学区制」というものが採用されています。
今回は【松戸編】と書いている通り、松戸にお住まいの方が受験する場合のケースを書いていきます。
(想定では松戸4中や六実中などの方が想定です)
好評であれば、別の学区の記事も掲載をしていきます。


学区制のポイント


千葉県の高校入試の学区は、

「住んでいる学区とその隣の学区を受験することができる」

というものです。
こちらの画像を見ると

(引用:千葉県HP「県立高等学校の学区制の御案内」より)

これを見ると、松戸市は「第2学区」に位置していることが分かります。
そのため、松戸市にお住まいの方は、「第2学区」「第1学区」「第3学区」「第4学区」の4つの学区にある公立高校を受験することができます。

ただ、現実的なところとして、松戸市から千葉市などはかなりの距離があるため、
柏市・流山市・白井市に位置している高校を受験する方が多いように思います。
画像で写っている東金市や大網白里市などの公立高校は、松戸市に住んでいる場合通うことはできません。


②選抜方法は?千葉県公立高校入試はこのような得点換算


千葉県の高校入試は、下記のような得点換算方法です。

学力検査+内申点(中1〜中3)+調査書+学校設定検査(面接等)

最大で970点満点となります。
学校により内申点が0倍〜2倍の計算をされる学校や、学校設定検査はスポーツの実技など、学校により点数の換算方法にばらつきがあります。
ただどの高校も変わらないのは、「学力検査(国・数・英・社・理」「内申点」「調査書」の3点です。
特に内申点は中1〜中3の3年間の5段階評価がそのまま使われます。
そのため中学進学後からきちんと提出物などを出し、内申点を取っておくことが重要です。


③「市立」と「県立」何が違う?

「市立松戸」「市立船橋」「市立柏」
松戸にお住まいの方なら、聞いたことがある名前かと思います。

市立(いちりつ)の高校も、県立と同じような公立高校です。
県が運営しているか、市が運営しているか、の違いです。

運営が異なることで、さらに異なることが
住んでいるところによって、受験できるかが決まる
という点です。

市立松戸高校の場合…
普通科は、「松戸市内に在住の場合」のみ受験可能
国際人文科は、「県内全域」から受験可能
という違いがあります。

ほかの市立高校を見てみましょう。
市立柏高校
普通科は、「第2・第3・第4学区の市町村」に住んでいる場合のみ受験可能
スポーツ科学科は「県内全域」から受験可能

市立船橋高校
普通科は「船橋市内に在住の場合」のみ受験可能
商業科は「県内全域」から受験可能
体育科は「県内全域」から受験可能

市立習志野高校
普通科は「第1・第2・第3・第4学区の市町村」に住んでいる場合のみ受験可能
商業科は「県内全域」から受験可能

このように同じ「市立」と名前がつくところでも、学校により募集方法に大きく違いがあります。
また県立高校に比べ、市立高校は「教育の質が高い」「部活動が強い」と評価をされているケースが多く、例年県立高校よりも市立高校の方が倍率が高くなる傾向がありますので、注意が必要です。


④他と違う?千葉県高校入試の外せない特徴

実際に学習塾で働いていた際、県外からきた親御さんと話していると驚かれたことが3つあります。
住んでいると特に意識をすることはないですが、教えてくれることでもないので、せっかくの機会ですので、記しておきます。

学力検査は5教科、1教科100点満点

学力検査は「国語」「数学」「英語」「理科」「社会」の5科目実施されます。
また1教科の配点は100点満点です。
(国際高校などは傾斜配点が行われることがあります。あくまで一般的な形です)
これは、1教科22点満点の県があったりするため、当たり前のようですが、重要なことです。

学力検査が行われるのは1回のみ

今までは「特色化選抜」や「前期入試」「後期入試」などと分かれていましたが、
現在は「一本化」が行われ、入試は1回のみの受験です。
もし不合格だった場合は、併願している私立高校への進学か、二次募集を受けることになります。
(二次募集を受験の場合、併願している私立高校は待ってくれませんので、必然的に私立の入学は辞退することになります)


「国語」「英語」の2科目で「リスニング試験」が実施される

英語のリスニング試験は広まってきましたが、千葉県では「国語」もリスニング試験が実施されます。
これはなかなかない特色のため、市販されている本などでも対策が取りにくいものになります。


ここまでは他のサイトでも紹介されている一般的な受験のお話でした。
ここからは、どこのサイトにも書いていない「ここだけの情報」を記載しています。

⑤これだけ見れば自分の志望校が決まります



「志望校が決まっていない」と学校の先生や塾の先生に言うと、必ず言われることが2つあります。

「家から通えるところがいいよ」
「雰囲気が合うところがいいよ」

※ここで言う雰囲気は制服の可愛さなども含んでいます。

間違いではないんですけどね…。
でもパッと一瞬で志望校の見当がつく方法が1つあるんです。

それは…

「今の自分の定期テストの点数を参考にできる」

ということ。
(これ知らない人めちゃくちゃ多い…)

学校や塾に配布されている資料に、「入試相当点」がわかる資料あります。
学校の定期テストの点数5教科分から、-30点ほどすると、入試相当点程度の実力校がわかります。
(ちなみに私は保険をかけて、-50点で計算をしていました)


たとえば…

松戸六実高校の場合

2022年度受験用の資料を見ると、
偏差値が44
入試相当点は 260点

上記の点数あればいいとのことなので、
5教科290点くらいの生徒は、松戸六実がちょうどいいラインと考えることができます。

ざっくり目安ですが、松戸4中・六実中の生徒からよく名前があがる入試相当点と現在取れていて欲しい点数を記載しておきます。
自分の成績(またはお子さまの成績)を見て照らし合わせてみてください。

国府台高校
入試相当点 355
現在の成績で欲しい点数 385


松戸国際高校
入試相当点 330
現在の成績で欲しい点数 360


柏南高校
入試相当点 360
現在の成績で欲しい点数 390


松戸馬橋・船橋二和もよく名前はあがりますが、そんなに構えなくても受かるかと思います…。
(一応2校とも点数換算すると定期テストで200点くらい取れていてば良いかと…)
2022年度入試は倍率が1倍超えているところが多かったですが、倍率は年々右肩下がりです。
しっかりと学校の授業について行けていれば、問題なく受験は受かるかと思います。

繰り返すようですが、上記の知識を持っていない学校の先生・塾の先生は、かなり多いです。
そのため、自分でしっかりと適切な情報を拾って、対策を進めていきましょうね。


わずかながらですが、面接対策は合格率100%の対策法をnoteに掲載しています。
有益すぎるもののため有料にしていますが、ぜひご覧ください。

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