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当記事は2023年1月1日にメルマガとして配信した記事のバックナンバーに加筆修正をしたものです。

 先日取引先と居酒屋に行って飲食を楽しんでいたところ、忙しく働くスタッフの手元が狂い、私のズボンに結構な量のお酒がかかってしまいました。後ほどクリーニング代をお支払いいただくということで、その場は済んだのですが、この時に思い出したことがあります。

 かれこれ15年前、私がまだ創業前でガソリンスタンドの運営会社に勤務し、店長を担っていた頃の話です。当時、私が率いていた店舗はタイヤを大量販売して相応の収益をあげていたため、タイヤの卸売業者さんとしては、当店は有力な得意先でした。その業者さんが私を飲食店で接待してくださったことがあります。

 「店長が行きたい店に行きましょう。何軒でも会計はうちが持ちますから」と言われ、居酒屋で飲食した後にキャバクラへ行きました。無遠慮な私は、ボトルを入れ、嬢を指名し、好きなものを飲食していました。そんな中、たまたまスタッフの手元が狂い、運ばれてきた瓶ビールがテーブルの上でひっくり返り、こぼれたビールが私「だけ」にかかってしまいました。

 店舗スタッフの謝罪を受けながら、この時私は「分不相応な飲み方をしているからこういうことになるんだ」と強く反省をしました。

 先日入店した居酒屋でお酒をこぼされたときに、この15年前の記憶が蘇ってきたわけで、何かビジネスやプライベートで分不相応なことをしていないか、自身を見直す良い機会になったと思ったわけです。

 経営コンサルティングの仕事をしていると、明らかに分不相応な経営をする企業と出会うことがあります。特に、経営者の言葉がその人らしくない借りてきた言葉だったりします。自分や自社にとって、身の丈に合った経営をそして言動をしているか、見直してみることも良いのかもしれません。

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