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空撮:地学:阿寺断層(岐阜県中津川市)

阿寺断層

66kmにもなる日本有数の断層。左横ずれが顕著に見られるが、東側の隆起も伴っている。
断層が地表に現われて断崖を作っている場所が何か所もあるので、それらを観察しに現地に行ってみた。

坂下地区

木曽川右岸、蛇行の内側に形成された半円形の河岸段丘を断層が横切っている。まとまった平地が確保できる段丘面には坂下の町が形成されているが、その家並みの中にはっきりとした線として断層崖が見えている。

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地理院地図

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断層線に沿って歩いて地上からも観察してみた。階段を降りていく先が断層になっている。

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断層線の斜面は家を建てることができないので、細長い空き地となっている。これが上空から見た時に線として見えるのだろう。

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河岸段丘を横切っている場所

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坂下病院の裏側を走っている断層。

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断層崖に横穴を掘ってむろを作って、野菜などの貯蔵庫としている。

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地元観光協会による案内塔が立てられている。

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付知地区

坂下地区から北西に約15km入った付知つけち地区には、よりはっきりとした断層崖が現われている。地表での段差は10mあり、ボーリング調査の結果によると地盤は16mの差があるらしい。こうした断層崖が1km程続いている。

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地理院地図を見ると西側から付知川に流れ込んでくる沢があり、その扇状地地形も見て取れる。扇状地の堆積物によって地表の段差が埋められているようである。

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地表からの様子。

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