見出し画像

香港の勾配標識

道路の勾配を示す勾配標識、香港に行ったときに標識のスタイルが違うだけでなく勾配の表現の仕方も違っていることに気が付いて、一気に夢中になってしまった。
まずは比較対象になる日本の勾配標識。注意標識の黄色地に%(パーセント)表示で記してある。ちなみに21%というのは、100m進むと21m勾配することを意味している。

画像5

こちらが香港の勾配標識。赤で縁取られた三角のスタイルをしている。そして勾配の表現はというと、日本は%表示だったのが、分数表示になっている。1:10(10分の1)ということは10m進むと1m勾配するということだが、日本式に百分率に換算すると10%になる。実は、これは、香港の勾配標識の中でも傾斜が緩やかな方。

画像6

8分の1の勾配標識。百分率に換算すると12.5%になる。うーん、小数点以下が出てきた。

画像3

そして驚いたのが、これ。なんと7分の1勾配。電卓で計算してみると14.285714285714....%
割り切れない。
そして、285714がこの後繰り返し現われてくる循環小数になっている。百分率圏の人間からするとなんとも中途半端な数字だけど、8の次は確かに7だな。そういえば全然意識していなかったけど、9分の1の標識ってあるのだろうか?香港の勾配標識の魅力を一気に深めてくれた7分の1であった。

画像4

それで6分の1はまだ見つけられていなくて、次は、5分の1勾配。これは百分率にすると切りの良い20%になる。最初に比較対象として挙げた21%勾配と似たような傾斜である(日本国内で20%勾配標識を見つけたら写真差し替えよう)

画像5

最後、香港で見かけた最も急な勾配標識、4分の1。百分率では25%になる。

画像6

この先、3分の1勾配すなわち33.3%は香港のどこかにあるかもしれない。2分の1勾配、50%はさすがにないだろうと思っている。

ちなみに、百分率圏の日本での最急勾配標識は37%というのがあるらしい(取材に行って来たら写真を載せよう)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?