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機窓:空撮:福岡空港→小松空港

九州旅行の帰り、これまで利用したことのない路線に乗ってみようということで、福岡空港から小松空港行きの便を選んでみた。
当然、これまで見たことがない機窓の景色を楽しめる。しかも、飛行機の機材がDHC8-Q400というプロペラ機なので飛行高度も4,000m程と低く(ジェット機は10,000m)、より詳しく地上の様子を観察できるだろうと期待していた。
ところが、実際には、台風15号(令和4年)が抜けた直後のタイミングで湿った空気が入り込んでいて、最初から最後まで雲がかかっていたりモヤっていたり、写真を撮るには最悪なコンディションだった。それでも、雲の切れ間から撮影したり、トリミングして画質補正かけたりして、なんとか見れるようなものになったかな。

搭乗したDHC8-Q400(小松空港に着陸後に撮影)

九州を南北に縦貫する九州自動車道と、東西の交通軸となっている長崎自動車道・大分自動車道が交差する鳥栖JCT(佐賀県鳥栖市)
日本では数少ないクローバー型ジャンクションという形式でも知られる。
これも、もっとクリアに写したかったのだが、モヤっていて画質補正してこんな感じ。

九州山地を越えて東へ向かうが、所々に盆地が見える。日田は過ぎたかな?どこだろう?と思っていたら、豊後森の盆地だ。

海が見えてきて、豊後高田。
うわぁ。これは見てみたかった地方港湾・高田港の導流堤(大分県豊後高田市、宇佐市)だ。
寄藻川・桂川の河口流と高田港の航路を分離している堤防で、長さが3kmもある。呉崎干拓地(国営西国東干拓事業・第1期)の建設(1956年に干陸)に伴い、同時に導流堤も建設されたものと思われる。

呉崎干拓地(国営西国東干拓事業)(大分県豊後高田市)

国東半島の全景。円錐形の半島に、侵食でいく筋も谷が入っている様子がわかる。

国東半島を過ぎた後は、姫島も認識はできたけど、結局雲に遮られて写真としてはダメダメだった。
少しして雲の隙間から見えたのが、山陽自動車道・下松SA付近(山口県下松市)。山陽新幹線も見えている。

中国地方を斜めに横切って日本海側へ抜けるのだが、ずっと雲がかかっていて全然景色が楽しめない。
日本海側に抜けて、少し視界が開けたと思ったら、あれは久美浜湾だ。砂洲で閉じられた様子がわかる。

丹後半島から九頭竜川の河口付近へと日本海上空を直進する。

福井平野を蛇行する九頭竜川と三国港(福井県坂井市)
三国港の突堤(エッセル堤)もじっくり眺めることができて満足。この景色だけでもフライト代の価値があったというもの。あとは、もう少し空気が澄んでいたらなあ。

三国港に引き続き東尋坊も見えてきたが、ちょうど機体の真下に位置していてうまく撮影できなかった。東尋坊に隣接している福井県の代表的なレジャー施設、芝政ワールド(福井県坂井市三国町)

着陸態勢に入ってどんどん高度を落としていく。
福井平野を北陸新幹線が貫いているのが見えてくる(福井県あわら市、坂井市付近)
坂井高架橋はラーメン高架橋33連からなる延長2,513mの高架橋。高架橋の上に設けられた除雪基地(赤丸)も写っている。

北陸自動車道・加賀IC付近。このあたりは無駄にカーブがきつい謎の区間だ。空からも、高速道路が大きくうねっているのが見える。

地図で見るとこんな感じ。

加賀温泉駅付近。
巨大な観音像も写っている。

柴山潟と湖畔の片山津温泉街(石川県加賀市)
手前には日本海につながっている放水路・新堀川が写っている。

小松空港(KMQ)に着陸

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