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【RX 大前】2024.6.23 全日本選手権ロードレース ME DNF

全日本後に就活詰め込んで勉強溜め込んで、やっと身辺落ち着いたところで気づいたら2週間以上経ってた。腑抜けてたというのも否めないが。

概要

コース: 日本CSC 8kmコース×20周 登りと下りしかない 5000m↑
天気: 24度 雨☔️ のち曇り
リザルト: DNF

言わずもがな、ロードレース日本一を決めるレース。優勝すると1年間ナショナルチャンピオンジャージを着られ、それ以降も袖にナショナルストライプを入れられるので、このレースで優勝を経験することの意味は大きい。

個人的にも前半戦の山場と捉えて、練習を積んできた。

使用前: BIORACERさん撮影

見立て

昨年はファーストアタックに近い展開で逃げが決まり、それがゴールまで逃げ切ったので、今年は逃げがなかなか決まらない激しい展開になるだろうと予想する選手が多かった。

無論僕もそのように予想していた。展開で決まる逃げというよりも、実力で集団が割れるような形で逃げが決まるだろうと。

サバイバルなコースなので、ある程度の人数で先頭集団と後続集団が割れた場合には、後続集団がごそっと降ろされて、先頭集団20人前後しか完走できないこともあり得る。

今後数年単位で全日本選手権優勝を目指すにあたり、今回は精鋭集団に残って、一桁順位で完走することを目標にした。

レース

スタートからそこそこ速いペースが続くけど、自分のマネジメントできる範囲内。先頭が見える位置を外さずに、でもアタックに反応するのではなくフォローするようなイメージで、集団の伸び縮みをいなしながら走る。

2周目(30分弱)までのNPは335wで、これなら2時間くらい続いても維持できるペースだろうと踏んでいた。

BIORACERさん撮影

そのまま4周目に突入して、さらにペースが上がる。実力の差が出てきて集団が縦に伸び、ペースの上げ下げをいなしながら走る走り方ができなくなってくる。

前の選手から中切れを起こさないようについていくので精一杯になり、1周振り回されたのち、5周目のコース最高地点への登りで千切れた。

ちぎれる直前の5周目ホームストレート
BIORACERさん撮影

この時後ろから良い勢いの追走集団がきていて、この集団のうち何人かは集団に追いついて完走を果たしていたが、この時すでにレッドゾーンに入れて出し切ってちぎれてしまっていたので、着くこともできず。

気合いを入れてきたレースであまりに早い段階で遅れてしまったことと、体の状態も良くなかったことで戦意喪失し、そのまま1周走って自主的にレースを降りた。

失意のDNF。BIORACERさん撮影

敗因

実力不足に尽きると思う。

今年はいつにも増して股擦れの対処に苦戦し、股擦れの調子によって身体全体の調子が左右されるといっても過言ではなかった。

木祖村はそれが噛み合って、直前の練習でもすごく調子が良かったし、レースもそれなりに調子良く走れた。

しかし木祖村直後の練習から股擦れが悪化し、全日本2週間前までサドル沼に足を突っ込んでいて、木祖村前のパフォーマンスからは遠く落としてしまっていた。

かといって、木祖村前のコンディションなら一桁順位で完走できていたかというと…それも微妙だと思う。

Vo2maxパワー向上をテーマにトレーニングをしてきて、実際にそれは上がったと思うが、今回のレースを決定づけたのはVo2maxパワーの反復回数というより、2-3分の登りでの爆発力。

無酸素容量を消費してmaxスピードを1発出すようなペースアップが5周目にあって、それでレースが決まってしまった。

来年の全日本がどこで開催されるのかわからないが、上記の能力はどこでの開催になっても求められる能力だし、心機一転、レペティションインターバルなんかもやって、強くなって出直したい。



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