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5分で振り返る「全国自治体職員ネットワークサミット参加レポート」

2020.7.25開催のイベントに参加して得た気づきなど、時間がない方でも読めるようまとめてみます。
グラレコは、稲村りささんの作成・提供です!

1部_オンライン市役所の事例紹介
(よんなな会発起人 脇 雅昭さん)

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▼オンライン市役所とは…

オンライン上の架空の市役所。
公務員であれば入庁できるネットワーク。

自分で好きな課を設立したり、面白そうだと思った課に3つまで参加できるなど、興味のあるトピックで繋がることができます。

▼オンライン市役所設立の背景は…

・人事異動の度に蓄積した知識やノウハウがなくなるのはもったいない
・自治体は同じような業務をしている人が多いので、横で繋がる人が増えたら相談しやすい

▼ネットワーク作りで一番大事にしているのは…

運営している人の正義を押し付けない

みんながやりたいことを全力で応援すること。
そのために何ができるか? を考えること。

▼壁となる“あたりまえ“を変えるには…

自分の組織だけでなく、人と出会って一歩踏み出すこと

脇さんから、「デレク・シヴァーズの社会運動はどうやって起こすか」というYouTube動画の紹介がありました。

①広場で急に裸で踊り出す人→これだけ見たら変態  
②それを見て面白がって一緒に踊り出す人が登場   
③その後周りの人も一緒になって大勢で楽しく踊り出す

実は、この②の人がリーダー。
面白いことしてるね!いいね!と言ってくれる最初のフォロワーの行動はとても勇気のある行動!
「いいねと言ってくれる仲間作りをしていきたい」という脇さんの言葉がとても印象的でした。

2部_対談「オンライン活用によるネットワーク活動の未来」

2部では、山形市の後藤さんがモデレーター。公務員だけで話すと価値観が似てくるとのことで、民間で勤める元公務員3名がパネリストとしてこれまでの活動などを話されました。

「救いを求めた20年」
髙倉 万記子さん JIPDEC

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▼どうせ苦労するなら…

人間関係より仕事で

という言葉が印象的だった髙倉さん。
公務員時代の住民窓口業務やシステム担当として制度改正に伴うプログラム修正の対応など、当時は失敗もあったり辛い経験をされたそうです。

そうした中でも、マイナンバー関係のFacebookグループで同じ業務に取り組むメンバーと繋がり、相談や情報交換ができたことで、大変な仕事も乗り越えられたとのこと。
ネットワークの繋がりを活用しまくって業務を進めていた髙倉さんのアグレッシブさが、突出した行動力だと感じました。

「ソーシャルデザインと公務員」
川那 賀一さん DMM.com

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▼すごく特殊なことをしなくても…

動くだけで価値がある

という言葉が印象的だった川那さん。
公務員時代に民間企業へ出向した際、社会課題を俯瞰して見る目がつき、フレームワークの重要性を認識できたとのこと。

動くことで気づき、実感することで学ぶ。
動く時は、今の自分には縁がないような場所でも、自分のベクトルの向きを大きく変えて思い切って挑戦してもいい。
「自分とその挑戦の掛け算には可能性がある」という話は、まさにその挑戦中である私にとって心強い言葉でした。

「ネットワーク活動×ノーコードで切り拓く職員ドリブンな自治体の未来」
蒲原 大輔さん サイボウズ

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▼ネットワーク活動とノーコード(kintone)の掛け算は…

職員の努力が世界に広がる

と、大阪市などの実例を挙げて語った蒲原さん。
ノーコードを活用する事例の増加で、職員が作ったシステムをシェアする動きが一般化し、役所の業務改善が横展開されていく動きに可能性を感じているとのこと。
私はkintoneとは別ですが、職員の手で構築・改修できるシステムのプロジェクトに関わった経験があるので、「実務を知る職員が痒い所に手の届くシステムを作れる→それをシェアできる時代」は、可能性しかないと共感しました。

対談の後は…

ワールドカフェで全国の公務員の方とお話しでき、懇親会ではパネリストと一緒のルームで話すこともできました!

↓ここから下は、個人的な話になるので興味がある方だけどうぞ!

今回私が参加したのは…

郡山市(役所)でのネットワーク作りを始めるきっかけにしたかった

私は、地方公務員オンラインサロン「HOLG」に入ってから全国の公務員の方と繋がるようになり、また、よんなな会×人事ごった煮コラボイベントに参加してからよんなな会のコミュニティにも少しずつ参加するようになりました。

全国には、とても熱い思いを持ち、ずば抜けた行動力の公務員が沢山いる。
それを体感できた時、自分が属する組織の身近な職員と業務内外でもっと繋がりたいと思うようになりました。

今回一番自分に響いた言葉は…

脇さんの次の言葉です。

何かをやる前の不安は、ほぼ意味がなくて
悩むべき課題は、実際に起きている課題。

私は自主研究会を立ち上げようと思ってから、運営方法やコンテンツなどをどうしようか悩んでズルズル期間だけが経っていました。
いつやるか決める→1ヶ月後に設定したら1ヶ月間それに悩むことになる。
どうせ悩むなら2週間後に設定して悩む期間を短くし、早く実施して実際どうだったについて悩む方が良くない?と。
この言葉を聞けただけでも、私には参加した価値がありました☆

沢山の気づきと学びに感謝

登壇者の脇さん、高倉さん、川那さん、蒲原さん
坂本さんをはじめ企画・運営いただいた皆さん
総合司会の八野さん、対談の進行をされた後藤さん
ワールドカフェの進行をされた納さん
素敵なグラレコを作っていただいた稲村さん
貴重な時間を一緒に過ごしていただいた皆様!
貴重な機会を作っていただき、ありがとうございました☆

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