申し込み 2023/12/18

17:44。シェアハウスの自室。仕事が終わって帰ってきて、何かみかんを取りながら自分のマインドセットがやたらとうまく行って、色々気分が高揚して色々申し込んだ。まずはビリージョエルの来日ライブの抽選。秋前に完全に出遅れて応募もできなかったがここに来て追加抽選。当たりたいな。僕は前職の社内ニックネームがビリーだったし、それ以降の人間関係では大体ビリーで名乗っているから就職の友達には当たり前のようにビリーと呼ばれていることは大学までの知り合いにあまり有名ではない。そんな自分がビリージョエルのライブにいけないことがあってよいものだろうか。絶対僕が一番行きたいと思っているよ! 彼は僕の両親のちょうど10歳上だったと思うから今年75歳? 後期高齢者である。正直彼がここまで長生きすると思わなかったけど、もう日本には来ないんじゃないかな。最悪どこぞの国に旅行がてら行ってやろうと思っていたから本当に嬉しい。当たるといいな。本当に。さっきサラッと出て来て思ったが、僕らは他人にやたらと同一性を求めてしまうな。僕らは、というが、僕が他人から同一性を求められていて不愉快という話がしたい。つまり、面白くない奴は1年後も3年後も10年後も面白くなくあって欲しいと思われるし、ダサいやつ、かっこいいやつ、スマートなやつ、全てさもありなん。君子豹変す、ということわざを引用すると自分を君子に見立ててしまうわけで少し荷が重いけど、言いたいことはそういうことで、男子三日会わざれば刮目して見よ、ともいう。人は日々少しずつ変わっていくから三日とは言わないけど半年とか一年だとだいぶ変化の堆積がすごいだろうに、何故か変わっていないと思う、思おうとする。そういう奴は本当にしょうもない。今いくつか顔が浮かんだけど、そういや僕もそいつらに長い間会っていない。今はもうしょうもなくなくなっているかもしれない。僕はしょうもなくなりたくないから、彼らがしょうもなくなくなっている可能性を精一杯信じて旧交を温める場を大切にしたい。

二つ目。ここまで長い文章をくぐり抜けてここを読んでいる人なんてほとんどいないだろうし。R-1に応募した。あーあ、しちゃった。予選は年明けだけど、応募しちゃって、どうするんだろう僕は。今はまだ自覚もないけどこれから日程がタイトになっていくに従ってどんどんブルーになっていくんだろうな。脚本を考えないといけないし、考えてから稽古しないとダメなのに、それを逆算したらもう今ごろはとっくに脚本なんて完成してないといけないのに。そんな絶体絶命の状況でエントリーしてしまうなんて。僕はお尻に火がつかないと頑張れないからきっとエントリーしないで、「脚本が書けたらエントリーしよう」だと絶対エントリーできなかった。二年前に札幌で一人芝居した時もこんな感じで、まず出演を決めた。脚本は一ヶ月前でも全然出来てなくてすごく大変だったけど結局なんとかなった。お尻に火がついたから、その時は。今回はどうだろう。予選までブルーになってなって、結局さして自分でも納得できないネタをやって落ちてあーあってなるか、そもそも脚本が出来上がらず嫌になって予選を飛ぶか。それとも・・・ ここに書いたのは、日記とはいえ、僕なりの退路の絶ち方だと思ってください。あーあ。出来んのか俺は。しかし一方でこんなことも思う。思いたい。思うことで鼓舞できる精神があるから頑張れるはず。


俺が無名なのもあとわずか。俺を認めてくれたり目をかけてくれたり誠実に向き合ってくれた人は、人を見る目があってセンスがあって本物の感性を持っている。俺を認めなかったり、見下したり過小評価したり、俺を一人の人間として見ずどうでもいいような対応をした人は残念。あなたはニセモノでした。人を見る目がないしセンスがない。挽回のしようもない。せいぜい友達に知り合いが有名人であることを自慢してしまって後に引けなくなって家に帰ってから一人で自己嫌悪してくれたらいい。言うなれば、お世話になった人への恩返しと、俺に苦しみをもたらした人間への復讐を同時に出来るということなんだ。

いや、別に有名になることがそんな重要でもないんだけれど。やっぱ結果を出して見返したいみたいな気持ちはあるよね。認められたい。あーあ。こんなこと書いちゃって。後日見返してどうしようもなく恥ずかしくなったら最後だけ、※だけ消す。結構僕の一番底に溜まっている本心がそのまま出てしまった。あーあ。怖いなあ。まったく。

さ、そんなわけでなんでもない一日が、色々動き出しそうな種まきの一日となったところで。早速脚本が出来ていない事への憂鬱と、その憂鬱の中から傑作が出てくるのか(いや、憂鬱から笑いの傑作は出ないのでは?)という問いに自問しながらカフェに篭ってみることとしよう。

札幌発の劇団Road of座のブログです。主に代表で役者の大橋が更新しています。サポートよろしくお願いします!