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バターナイフを手造り

数日前から磨き続けてきたバターナイフがやっと出来上がった
違ったタイプのものが二本(口絵写真の左端と右端-真ん中は以前作ったもの)

おおまかな形を糸鋸で切り出したあと、小刀で形を整え、やすりとサンドペーパーで薄くなるまで磨いて完成させた

上は、切って放置してたサクラの枝から作った「自立型」バターナイフ
自立するために、下方をずいぶんと太くしてある
あえてサクラの木の皮を残した

もう一本は、加工しやすいスギの木のバターナイフ
こちらは、先端がつかないように頭をもたげた形
オイルを塗ると、いっそう美しい木目が引き立った

どちらも、捨て去られる運命の木っ端に日の目を見せた作品だ
捨てられたものに再び命を吹き込むこの営みは、野菜の切りくず等をもれなく畑に返しているのと根っこが同じだ

昔から「廃物利用のヨシダ」と言われてきた自分には、あらためてSDGsなどと声高に唱えずとも沁みついている生活のスタイル
「田舎暮らし」には、とても必要な精神だと思う

今回のテーマは「先端を下につけないナイフ」だったので、2タイプ作ってみた。
使い勝手は、しばらく使ってみて判断したい


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