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真玉八幡神社の珍しい石橋

今日、真玉八幡神社にある石橋を見て来た 
久しぶりの石橋探訪だ

前々から機会があれば訪ねたいと思っていたのだが、今日隣の真玉体育センターで我ら「音むすび」が演奏をしたので、ついに寄ることができた

立派な社殿の厳かな佇まい

創建は、南九州の隼人征討に由来するというから、その歴史は古い
1300年の時を経て、今もなおこの地(国家)の安寧幸福を図っている

境内の木の大きさがその歴史を物語る

この神社正面の楼門から出た向かいに、その「真玉八幡橋」は架かっていた

間近に見るまでは、てっきりアーチ構造を持った橋だと思っていた
しかし、実際は3mの細長い石を4本円弧状に加工して渡した桁橋だった

高度な加工技術によるであろう桁

欄干や桁の造作は滑らかで見事である
残念ながら、欄干端の親柱や擬宝珠などは破損し欠落してしまっている
それだけ、この橋も歴史があるということなのだろう

親柱の嵌めてあった穴だけが残る橋台

さらにその奥には、護国神社への参道に2径間の桁橋が架けられていた

橋の中ごろを橋脚が支える

こちらは、細長く加工した石を渡した平らな桁橋
桁の幅が左右で異なっていた

干上がった池に架かる桁橋

だれもいない境内はひっそりとして、秋の柔らかな光だけ満ちていた
ここだけ違う時間が流れているような穏やかな昼下がりを、しばし過ごした

時折鳥の声だけが響く境内


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