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神話を否定する民族は必ず滅びる

これは二年前にfacebookに書いた記事になるのですが、facebookを消したのでnoteで再度修正して書いてみます。
日本において神話を元にしない祝日っていくつあると思いますか?
憲法記念日、山の日や敬老の日、体育の日などががそれに該当するのですが、片手で数える程度にしかありません。

以下に日本の祝日(祭日)を列挙したので参考にしてください。

元旦:四方拝・歳旦祭
成人の日:元服の儀
建国記念の日:神武天皇の即位日(紀元節)
春分の日:春期皇霊祭
昭和の日:昭和天皇誕生日
憲法記念日:日本国憲法施行日
みどりの日:昭和天皇誕生日をみどりの日から昭和の日に変更したことから移動
こどもの日:端午の節句
海の日:明治天皇が汽船で行幸したことを記念
山の日:海の日に対抗?
敬老の日:兵庫県の村長が始めた年寄りの日が始まり
秋分の日:秋季皇霊祭
体育の日:東京五輪の開会式
文化の日:明治帝の誕生日(明治節)
勤労感謝の日:新嘗祭
天皇誕生日:今上陛下の誕生日(天長節)

我が国では学校において神話を教えなくなって七十年近くが経過していますが、祝日の意味など全く理解していない人が大多数を占めているの途思います。皆さんがヤッター!と休んでいる祝日は、実は宮中祭祀や日本書紀を肇とする神話に由来しています。

畏れ多くも皇室に対してアンチな人や左傾化した人と話をすると「神話なんて根拠のない作り話」と一蹴する者が多いのですが 、その思考がとても危険なものだということに気付けていないようです。

神話の否定とは日本という二千六百年以上も続く国の存在そのものを否定するということであり、それが何を意味するのかというと「神話に正統性がないから皇室の系譜は偽りだ」と変化していき、それ故この国の元首たる天皇陛下の存在自体を否定することになり、それは明治帝が公布した帝国憲法も意味をなさず、帝国憲法第73条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正すなわち現行日本国憲法も成立しないことになります。

どういうことかといえば神話を否定すれば皇室の存在(日本という国家の系譜)を否定することで、それは天皇陛下が天皇陛下であるという法的根拠を失うことになってしまいます。天皇という地位は憲法によって作り出されたものではなく、神武天皇の即位によって成立したものであり、それは日の神の神勅により即位したことを紀元とします。
日の神による神勅が否定されるのであれば天皇が天皇である根拠が失われ、つまりは根拠のない者によって任命された総理大臣や両議院議長、最高裁長官や各閣僚はその地位に就く法的根拠が失われるし、陛下によって公布されたすべての法令は効力を失し、日本という国が諸外国と結んだ外交文書も効力を失う。そもそも国会自体も成り立たず、日本という国家そのものが無に帰すのです。

飛躍しすぎと思うかもしれませんが、神話の否定ってこういうことなんです。
格好付けて「俺、日本書紀とか古事記とか記紀とかそんな神話なんて興味ねーし、今を生きるんだよ、今を。」みたいなこと言っている人は自分のその存在自体を否定することになるんです。
俺は日本人じゃなくて地球市民だしって人は勝手にしてくれればいいのですが…
自分の普段の生活や日本そのものがいかに神話を元にして成り立っているかわかってもらえたでしょうか。
そして今一度日本の神話に触れてみてはいかがでしょうか。

神話の否定はキリスト教国家に対して聖書を、イスラム教国家に対してコーランを否定するのと同じ事です。自分の国の成り立ちを知らずして他国の文化を理解する事なんてできるわけありません。

少々話は変わりますが、
帝国憲法の第一条
「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」
日本国憲法の第一条
「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。」

この二文はよく対として取り上げられますが実は同じ意味だと理解している人ってどれだけいるのでしょうか。

万世一系」の意味は長い歴史の中で日本国民によって尊ばれ脈々と受け継がれきたことを意味し、「之ヲ統治ス」とは、権力を行使するという意味ではなく、存在することで自然と国が一つに纏まるという静かなる統治を意味するのです。

良くも悪くも日本人はいつの時代も言葉遊びが好きですよね。
それゆえ曖昧で拡大解釈されてしまうのですが、今一度自分の国の成り立ちというものに興味を持ってみてはいかがでしょうか。

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