ジェラルディーナの突然の乗り替わり。

先日、宝塚記念を目指すジェラルディーナ(牝5 斉藤崇厩舎)が当初予定していた団野大成騎手から武豊騎手に変更との報道が出ました。

急転直下の乗り替わり劇でネットも騒然。
何しろ、団野騎手は斉藤崇史厩舎に所属するジョッキーで、調教騎乗もこなしているので余程のことが無い限り降ろされることはまず無い上に、ジェラルディーナを所有するサンデーレーシングは武豊騎手との繋がりはほとんどありません。

一体、何が起こったんでしょう?

・団野騎手が寝坊?

話によると、団野騎手が寝坊して調教をすっぽかしてしまったのが斉藤崇先生の逆鱗に触れてしまったとの事。

しかし、ただ単に寝坊したくらいで有力馬含め斉藤崇厩舎の全馬乗り替わりというあまりにも厳しすぎる制裁……
しかし、これには寝坊の内容に問題があったようですね。

・夜遊びが原因?

団野騎手がInstagramにて、夜遊びに興じる姿を投稿し、それが原因で寝坊をしていまい斉藤崇先生が激怒した……というのが理由らしいですね。
とはいえ、団野騎手も遊びたい盛りの23歳。
若気の至り故の失態……といったところでしょう。

・武豊騎手の起用

これは団野騎手にとっても一番有情な乗り替わりではないでしょうか?
ここで同世代のジョッキーを起用されると立ち直れないでしょうし、何より団野騎手は武豊騎手を目標とし、尊敬しているのです。
ここで武豊騎手を起用するのは団野騎手に反省を促す上、武豊騎手の騎乗を学べという斉藤崇先生の厳しくも愛のある乗り替わりだと思いますね。

武豊騎手からしても、宝塚記念で有力馬の確保が出来た上に、関係の希薄なサンデーレーシングとの繋がりを強化するチャンスでもあるので、まさにwin-winの関係と言えるでしょう。

・良い師を持った団野騎手

一連の流れを見ると、斉藤崇先生の対応は非常に厳しくも愛のある制裁だと思いましたね。
ジェラルディーナの宝塚記念へ向けた調教騎乗も団野騎手を起用している事からもそれらが窺えます。

団野騎手は今年の高松宮記念で初めてG1を制してこれからも期待されるジョッキーなので、今回の件はしっかり反省しつつ、いつか斉藤崇厩舎の馬で大レースを制して恩返しとして欲しいですね。

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