Non-24啓発の日

非24時間睡眠・覚醒リズム障害(Non-24)

前回、リズム障害について、そしてその中で私が該当する「睡眠・覚醒相後退障害」について書きました。

今回は、同じリズム障害の仲間である「非24時間睡眠・覚醒リズム障害(Non-24-Hour Sleep Wake Disorder: Non-24)」について。

というのも、本日November24ということで、「Non-24啓発の日」とのこと!
微力も微力ですが、一助になればと思い筆を執りました(現在11/24の22時半過ぎ…間に合え…)。

先述の通り、「非24時間睡眠・覚醒リズム障害(Non-24)」はリズム障害の分類の中の一つです。
その名の通り「体内時計が外界の周期(=24時間)と同期できず、睡眠リズムが毎日少しずつずれてしまう」障害です。
Non-24」「non24」等で表現されているのをよく目にします(キャッチーでなんかいいですよね…!)。

私が該当する「睡眠・覚醒相後退障害」は、一日の中の睡眠リズムは基本的に固定されていますが、
Non-24の方は、寝る時間が、0時、1時、2時、…という具合で毎日ずれていき、最終的にはぐるぐる回っている、というイメージです。

【2023/11/28 追記】
Non-24の睡眠リズムが何故徐々にずれていくのかについて。
ヒトは睡眠・覚醒を毎日繰り返していますが、
多くの人はこの周期が約24時間であるところ、Non-24は24時間を超えているため、睡眠の時間帯がどんどん後退していきます。
(重要なことを書き忘れていましたねぇ…)
【2023/11/28 追記おわり】

【2023/12/4 追記】
Non-24の方々にご協力いただき、実際の睡眠記録をご紹介する記事を書きました。
Non-24の睡眠リズムがどのようになっているのか、より分かりやすいかと思います。
是非読んでいただきたいです…!

【2023/12/4 追記おわり】

無理して外界の周期に合わせることが体に不調をきたしてしまう・そもそも外界の周期に合わせることができないという特徴はリズム障害全般に言えることと思いますが…、
Non-24の当事者の方によると、睡眠リズムが日々変わるため、朝から調子のよい日・期間もたまに現れるそうです。不思議…!

「睡眠・覚醒相後退障害」とは、同じリズム障害の仲間であり、外界の周期とのずれ方に違いはあれど、同じ苦労を味わっている(味わっていた)仲間でもあります。
私が確認できる範囲では、治療法も同じようです。

かくいう私も、「睡眠・覚醒相後退障害」と診断される前は、Non-24を疑っていたことがあります。
外界の周期に合わせた生活がきついことが分かっても、どうずれているのかが分からず、体内時計が24時間ではないということなのでは…?という考えで、Non-24かも?と思っていました。
(無理矢理外界に合わせた生活をしていたり、睡眠記録をつけていなかったりすると、なかなか自分の本来の睡眠リズムを客観的に見ることってできないものだなぁと感じました…)

そのような経緯から、兄弟のような同士のような感覚を勝手に持っています。

啓発というと難しいですが、
未来の、リズム障害かも?と思う方が少しでも救われますよう!


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