見出し画像

「値札付きの夢」なんざ最短距離で叶えに行け

私が彼女とデートしているとき、頻度高く耳にする言葉があることに最近気づきました。
「ここのお店ずっと前から気になっててね。いつか行ってみたいと思ってるんだ。」

そしてそんな言葉を受けたとき、私は大体こう言います。
「そうだったの?じゃあ今から行こうよ。」

彼女にとってはやや淡泊すぎて聞こえるのかもしれませんが、私は彼女の夢を一つでも多く叶えたいということに関しては何よりも真摯です。

堀江貴文氏も「将来の夢なんてさっさと叶えろ!」とおっしゃっています。私はその言葉を遂行すべき理由を、少しだけ知っているつもりです。

明日そのお店が無くなったらどうするの?

私が好きな漫画である「めだかボックス」。なんか周りで人気あるのかないのかわかりませんが、同世代で知ってる人はかなり少ないので、まぁそういうことなんでしょうね…

そんな残念な気持ちはさておき、当時読んでいた私の心を鷲掴みにしたセリフがありました。
それは好きな女の子に告白することを悩んでいる登場人物に投げかけられた言葉。

『お前、明日死んだらどうするの?』
『お前みたいなどうでもいいやつのことを言ってるんじゃねぇよ。』
『あの子が死んだらどうするんだ?』
『その時は墓にでも告白して一生添い遂げるのか?』

文面だけでは伝わりづらいですが、実際の場面はもっとおどろおどろしいです。いやーゾクゾクする

ここまでのことはなくとも、お店の死=閉店ということは商売上どうしても起こりうるものです。

先日もニュースで拝見しましたが、行列の絶えない人気ラーメン店が、光熱費などの高騰によりサービスを維持できず閉店するという悲しい報せが流れました。残念ながら見つけきることが出来ませんでしたが…

我々から考えれば「そこまで人気があるのなら、値上げしてでもサービスを維持してお客様に提供すればいいのに…」と思う気持ちもあります。

ですがその店主はそれはやりたくないと仰っていました。その金額でそのラーメンをお出しするという店主の美学がお店と一杯のラーメンに詰まっていたのです。

私には店主の美学や想いは理解できません。ですが、理解できない想いがお店を終わらせるのでした。

夢には期限と複利がある

読まれたことがある方も多い超名著「DIE WITH ZERO」の中でも「夢を早く叶えてしまうこと」の重要性が記されています。

思い出には、複利があります。

「大好きなあの人との思い出を残せた」という想いは時間が経てば経つほど色濃さを増して輝いていくのです。


我々は、いつ死ぬかわからない。

私自身ある日いつも通りにお伺いしたお客様から「先日社長が突然亡くなったんです」とお聞きしたこともあります。

他のお客様から聞いた「10数年前、旦那と死別してるんです。朝起こしに行ったら死斑が浮いていて…」というお話は、今思い出しても胸が痛くなります。

人はいつか必ず死ぬ。
私たちはそのいつかがわからないという前提がある中で生きていくしかありません。

神様みたいな人が「あなたは○歳にこうやって亡くなるからよろしくね」とか言ってくれれば幾分その可能性を残したまま亡くなるということは避けられそうですが、そんなわけにもいきません。なによりそれはそれで人生が味気ないものとなってしまうでしょう。

「夏草の揺れる丘」という曲の歌詞、
「明日もわからぬのに、人は約束する
いつかまた会う日まで生きる意思なのだろう」
という言葉が好きです。我々はそんな約束をして叶えながら人生を歩んでいきます。

そんないつ終わるかわからない人生の中で、どれだけのことを約束を果たして経験してきたかが、いつか終わって振り返ったときの人生の幅になるのではないかと信じています。

なんでも経験してみたらいいと思います。

迷ったらちょっとかじってみる。

あまり合わなかったら、やめてしまえばいいのです。

案外そんな中から、あなたの人生を満たす何かと出会えると思います。

このnoteを読んでくれたあなたの人生に、1mmでもいいから厚みが増えることを心から願っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?