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WESGハースストーン日本予選参戦記

sitogi_hsです。遂にハースストーンアカウント作りました。

先日のWESG日本予選に参加し、ヴドゥ祭全然できてない中でも統計データをもとに決定した構成で、大型大会として僕のなかではいい成績が残せたので、すごい嬉しかったです。準備段階と当日のマッチアップや配信の感想、大会独特なメンタルと疲労対策などについて書きます。

大会名:WESG JAPAN HEARTHSTONE 予選day1 da2
日付:2019/1/19土12時から23時,20日16時から25時まで

https://battlefy.com/wesg-japan-hs/wesg-japan-hs-day12-swiss/5be93229bf0f8103a3060b7e/stage/5c4297ed225dae0330d4959c/bracket/1 

(ドルイドが圧倒的正解だったことなどが分かる統計データも見れます)


使用デッキ:秘策ハンター、コントロールメイジ、OTKパラディン、奇数ウォリア
結果:day1 4-1, day2 2-2 ,総合6-3,19位/296人
満足度:大満足

1 準備

2年前ハースストーンジャパンチームフェスタ(KOOLJPさん主催)に出た浜ドミ(@ynuboardgame)勢と一緒にやりました。とはいっても僕はsteamでArtifactやAge of Empireなどばかりやっていてハースストーンわからない人なってたので、教えてもらうことばかりで、チームって助かるなあと感じました。
fuq_hsくんがまとめたfuqhs.hatenablogにあるplayoff euのまとめやakisaku0266さんの構成案とすばやく仕入れてくる知識に圧倒です。

1.1 ラダー
全くやっていなかったので人気な各デッキ2回ずつほど回して今のハースストーンを頭に入れていきました。
メックトゥーン(ウォーロック、ドルイド)はたまに見ましたが「第一回ダラランの喧嘩大学対抗戦でプリしかみなかったし、ランク8だし強いとは思えないなあ」と軽視してしまったのは、今回の反省点です。

1.2 構成
様々な構成を検討しましたが、最終的には、秘策ハンター、コントロールメイジ、OTKパラディン、奇数ウォリアという独自構成にまとまりました。その理由は、「今までで一番ハースストーンやってなかったので、信頼すべきは自分の直感ではなくデータだ」というものです。そこで、hearhpwnにまとまっていたhct playoff winter 2018で最も使われた3種類のデッキ(秘策ハンター、コントロールプリースト、奇数ローグ)に強いデッキをhsreplay上のデータを分析して、決定しました。
コントロールメイジは、ラダーでもほとんど見ない信頼されてないデッキでしたが、WESG day1では5-0という強さを発揮しました。データはすごい。
コントロールプリーストがEUで結果を残した4人とも採用したため、続くNAプレイオフでは奇数ローグが激減しましたが、第一回ダラランの喧嘩では変化を過剰に捉えてしまいがちな性格(全員のデッキ登録を見て、次の試合に登録するデッキ構成を一気に変えていた)を反省して、さらに「日本はアグロ」という昔ながらの風潮を信じました。結果、奇数ローグが多くて、良かったです。逆にコントロールプリーストはなぜWESGで少なかったのか、教えてほしいです。笑

次点で考えていた構成は、いつもよくやる、「競技大会でメジャーな構成かつ自分が得意なデッキたち」を使うというもので、断末魔ハンター、偶数パラディン、複製プリースト、キューブロックでした。でも、ランク7での数戦の戦績よりも統計データのほうがまだ信じられたので辞めました。

メックトゥーン(ウォーロック、ドルイド)やピーナッツシャーマン(viper)といったアンチコントロール系の激しいデッキは、強いデッキかどうか知らなかったし(今も知らないし、メックトゥーンはアグロに弱そう?)、全く使ったこともなかったし、hsreplay上でも見落とすor弱いor無いデータでしたのでスルーしました。しかし実際は、結果として8位以内に入ったpanさんの構成やeu playoff 9位の方の構成もありましたので、メックトゥーンは、使うべきでしたし、少なくとも一回以上使ってみるべきでした。全デッキを試すべきだったというのも今回の教訓です。

また、今回は使用されたデッキの多い順に対策を組みましたが、これではround6あたりをすぎると全くメタが変わってしまうため最善ではないと学びました。
panさんのように、eu9位の彼のデッキ構成の強さ等、個別の構成について考察を深めるべきでした。これは今でも苦手です。

1.3 練習
焚木杯(毎週木曜にハースストーンのクローズドBO3で1BANな大会に参加できます。大会未経験者は焚木杯と月酔杯で練習しよう~!)に出てpanさんのアンチコントロール構成に負けました。やたらpanさんのことを書くのは、WESGでも同様に負けてしまったので、このときに考え直すべきだったと思っているからです。
あと身内で対ピーナッツシャーマンの練習を2戦しました。

2 WESG当日


2.1 環境予想の採点と独自構成の評価
まず、メタった対象についてです。

奇数ローグはたくさん居たので大変勝ちやすかったです。
次に、コントロールプリーストは少なく、復活プリばかりでしたので、決め所のない奇数ウォリアやコントロールメイジが厳しいときもありました。
最後に、秘策ハンターに至っては、非常にたくさん居たものの、かなり負け越すというコンセプトブレイカーでした。Tier1はメタれないとは言いますが、練習不足で知識が第一回ダラランの喧嘩(11月、12月)のままでしたので、Tier1とすら認識してなかったです。


2.2 定番構築
多かった構成は、強い奇数ローグ、偶数パラ、奇数ローグ、コンプリだと思います。この構成には僕がメタっていこうと考えたデッキが3つも含まれていますので、容易に勝つことができました。day1を抜けれたのも、それが主な理由です。
2.3 マッチアップしたデッキへの感想
意外に多かったのは、メックトゥーンです。マッチした9人中3人くらい居たと思います。hsreplay上9割不利なメックトゥーンウォーロックを即座にBANして、一回はマッチに勝ちました。
奇数ウォリアで盤面のミニオンをすべて除去し、メックトゥーンドルイド側の不必要な除去カードを使えないようにして、メックトゥーンを達成不可能にして、ファティーグ勝ちしました。「絶対ムリだあ~」と思っていましたので、ゲーム中にこの可能性に気づいたときは超絶テンション上がりました。

他のデッキについては、マリゴスローグやピーナッツシャーマンには勝ち越すことができました。
マリゴスドルイドやディスカードウォーロック(4ターン目クエスト達成!)には負け越しました。
これらのデッキは全然みたことがなかったので、採用者のデッキや環境への理解と感想をききたいところです。

3 当日の気持ち


3.1 オープンレックの配信
day1のR5とDay2のR6,R7,R8,R9が数試合ずつ配信されました(たぶん)。1試合に1時間かかってばかりでしたので、真面目に5時間以上は配信されたんじゃないですかね。
day1のR1,2,3等で配信されているのはplayoff経験者など人気者ばかりだったので意外でした。
配信されて緊張するといったことはなかったのですが、多少、面白い手をとってしまいましたね。(まつりさんとの対戦で火山噴火で18装甲頂いたときに感謝したり、DKレクサーでドラゴンシナジー発揮したり、他)
ツイッターで50RT以上されていてびっくりしました。(ahirunHSさんのツイートなので)

3.2 プレイ時間の長さ
2日間で20時間くらいハースストーンをしました。(-_-;)
対戦相手は、Day1はミッド系定番3人にアンチコン2人、Day2はアンチコンないしコンが3人と定番1人というものでした。ファティーグデッキばかり持っていったので1戦1時間かかる試合もざらでした。
私の方針は、「様々な選択肢を深く考えて、最適な一手を積み重ねる」というもの(これは、kolentoが彼女にハースストーンを教えるときも言っていましたし、そこそこの将棋プレイヤーとしてはよくある考え方です)で、よくロープぎりぎりまで考えていたのも影響していたと思います。これについては、普段からハースストーンをやっていれば、COJでよくいう「テンプレな対応を頭の中に控えておけるので、もっと短時間で、脳の疲れも軽減しながら参加できたと(練習は考えるべき選択肢をへらすためにやっていると発言してたMTGか格ゲーのプロって誰だっけ?)反省しています。

3.3 脳の疲れ
day1は大丈夫だったのですが、day2は最初からファティーグ戦ばかりで脳が死んでしまい、ありえないミスを連発してしまいました。R8くらいで配信されたakanekoさんとの試合では、2-2のところで処理してツンドラサイ出せば勝てる(試合中の目線では勝てそう)ところで、思考が止まって謎に処理を怠ってツンドラサイが処理されて、マッチを落としました。
この試合は、ミスが直接負けにまでつながったのでとても印象に残りましたが、他にもありえないミスばかりしてしまいました。
大会出るにあたっては、10時間脳を最高の状態にする練習とかが必要そうですね。一つは、さきほども書いた「練習によるテンプレの獲得」ですね。自転車に乗るように、自然と最適なプレイができる状態になることです。
練習不足による思考の長時間化はどうしようもないので、大会中に僕が役立つと思って実行していたは、「起床時間を大会30分前に合わせる」「5分瞑想を身につける」「炭水化物を取り続ける」「洗顔や風呂でメンタルを少しでもリセットする」とかです(オフライン大会だと難しいですね・・・)。役立っているのかはわかりませんが、僕が長年信じている独自なオカルトですね。この辺は識者の意見をたくさん知りたいです。

3.4 メンタル
レジェンド2桁等に行っていれば自信もあるのでしょうが、ランク7なので練度の差で負けるのだろうなあと、HCT playoff 2018 winter EU動画を勉強しながら感じていました。それでも、負けたくなかったので、R1の第一試合では動悸激しく、聖別を使うつもりが聖剣を使ってしまい負けてしまいました。その後は3連勝してマッチは取れましたが、自分でもびっくりするミスです。

自己分析すると、まだマッチでは負けていないのに、相手が2勝すると自信がなくなります。次の試合が統計上55%有利でもそういうことが多かったです。なので、「次は勝てる!55%有利!」と声に出して自分は励ましました。こういうことができるのもオンラインの魅力ですね。R2か3で統計上30%有利(超不利)なメックトゥーンドルイドを奇数ウォリアで突破したあたりで完全にメンタルを取り戻しました。

他にも食事し続けたり、お茶を飲み続けたりするのもストレスを減らすためにやっていたことなのかなあとも思います。(食事は思考力を維持するためでもありますが)

3 総括

デッキ分布をみながらHSREPLAYを使ってデッキ構成を考えるのは、メタ認識が正しいうちは時間効率も精度もかなり良い。(体感)⇒プレイ時間が厳しい社会人になっても参加できそう!
しかし勝ち続けるとメタが変わっていく(例えばアグロが激減する)ので精度が落ちる。(day2,奇数ローグどこいった)
また、HCTプレイオフの構成それぞれに目を通して、採用を考えるべきであった。(Panさんのメックトゥーン)
当日の脳疲労を低減する対策が必須である。(教えて)
テンプレ思考を持つと楽である。(プレイオフ観戦や議論、レジェンド2桁でファティーグデッキを回すなど)


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