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株の原理と投資戦略

なぜ、株式投資で利益が得られるのか?

なぜ、株式投資する人がいるのか?
株価上昇と配当金による利益を得ようとするため

なぜ、配当金を出すのか?
会社の経営権を握るのは大株主であり、彼らが利益を得るため

なぜ、配当金が出ない企業があるのか
配当金を会社の成長資金に回したほうが、将来の配当金や売却益が増えると見込めるため

なぜ、株価が上昇するのか?
経済規模が拡大し、超富裕層や機関投資家が余剰金を投資に回し、更なる利益を得ようとするため。逆に経済規模が縮小すれば、株式市場全体の資金が減るため、株価も下落する。株式投資とは、短期あるいは長期の経済成長信仰である。

なぜ、高配当企業が存在するのか?
成長に投資しても利益の向上が見込めず、大株主=経営者にとっては配当金利益が合理的となるため

高配当ETFに投資すべきか?
(i)組み込み銘柄の利益が安定的だと思えて、(ii)時価総額に占める狼狽売りする人間の資金割合が低いのであれば。

順張りすべきでない状況とは?
(i)既に狼狽売りする人間が多く、(ii)定常的な利益向上が見込めない場合、不況時の狼狽売りから回復が遅く、他の銘柄と比べて利益が少なくなるから


株式投資戦略には何があるか?


[1]地域別
(i)全国株
(オール・カントリー、オルカンとも)
 最も標準的な戦略。全世界の経済成長に追従。
(ii)米国株
 将来も、米国企業の成長が全世界の経済成長より早いという信仰を持てるなら。
 Googleのplay storeやYoutube,自動運転技術とかずっと強そうだよね。
 Microsoft officeの代替品が大多数のビジネスマンに受け入れられるって考えにくいよね。
(iii)日本株
 30年成長していないけど、日本人には為替リスクがないから、ポートフォリオの調整役かな?
 オルカンや米国株より成長するって理屈があるなら教えてほしい。
(iv)途上国(emerging)
  ※Alibaba,tencentなど中国は途上国扱い
 金融リスクがあるが、成長のポテンシャルが大きいと思えて、米国などのグローバル企業より、新興国の企業が成長すると信仰を持てるなら。加えて、最近だと、米国の中国トップ企業への経済攻撃などの叩きが、Emergingしてきた企業にも起こりうるというリスクを許容できるなら。
(v)先進国株式
 米国とEuroの成長が全世界の成長より早いという信仰が持てるなら。

[2]指標別
(i)時価総額比重
(ii)高配当
(iii)高成長
(iv)セクター別
 ex)生活必需品セクターは、人間が急減しない限りは市場が安定して株価も安定する。
  情報通信セクターは不安定だが成長の見込み。


なぜ、アセットアロケーションを考えるべきなのか?

あるいは、ポートフォリオ理論、効率的市場仮説、オールウェザー戦略について。

(i)最も成長する投資手法が分からないから。
 ex)全世界投資なら、投資手法を熟考せずとも、少なくとも全世界の経済成長並には利益を得られる。
(ii)経済には波があり、人間には寿命があるから。
 投資の目的とは資本の増加であるが、人間の生存目的は資本の量ではなく、生活の質である。増えたお金を使いたいタイミングで引き下ろしたいのであれば、オールウェザー戦略などの株式とは逆相関する資産を組み入れる手法が有効である。債権や金などは、歴史的には株式より投資効率は悪いが、不況時の大幅下落などが発生しにくいので、資本を守れる。

なぜ、毎年リバランスすべきか?
任意の資本の比較する際にどちらかが割安になるため。
どのような統計データを用いてもリバランスしたほうが資本が増える。


私はなぜ積立NISA枠を全額オルカンに投資しているか?


なぜ、株式なのか?
(i)株式が期待値が最も高いから。

(ii)NISAは少額投資なので、株価が急落しても、狼狽しないため。

(iii)日本国債、金などは、ポートフォリオに占めるキャッシュの割合を下げる場合に考慮する。そもそも国債や金は、オールウェザー戦略のようにキャッシュ化を見込みたい場合のみ有効である。

なぜ、米国株ではないのか?
最も成長見込みの高く、リスク(=標準偏差)が低いのは米国株だ。でも20年後が米国株が勝ち続けているのかは、考慮しきれていない。そもそもオルカンなら米国株に半分投資しているし、全額米国にしなくても良いかなと。
・日本国、途上国株、高配当ETFなどはオルカンと高く相関するから、簡単かつ分散できるオルカンで良い。
・2020年8月の米国ハイテク株ETFの急騰はバブルと見ている。

今後の調査項目

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