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コザラスキーの宝探し

こんばんわ。弥生です。

まずは今週のえこわっかの営業報告から。
今週は買取のご依頼等もなかつまたので、仕入れた商品の出品と骨董筋の影響が強い市場さんへ仕入れに出かけました。

古物を始めた最初の頃から通わせていただいている倉敷にある市場さんで、ここでたくさんの人と出会って、いろいろな商品の知識を教えてもらっています。

今回は色々迷いながらも、小皿類が入ったいかにもウブっぽい山を仕入れ。

あとは、仕入れられたら入れといてと依頼された商品を何箱かいれさせていただきました。
快く売ってくださった売り手の皆さんにも、競合したのに入札を引いてくださったほかの買い手さんにも感謝です。ありがたい😢

さて、このウブ荷と思わしき箱から商品を選別していく作業を「ホリホリタイム」と名付けて、毎回楽しみにしています。
綺麗に掃除して出品されてる小皿さんたちも、大変ありがたく在庫に入れさせていただいてるのですが、このホリホリタイムは格別の楽しみです。

取れた商品の一部がこちら。

最初に目を引いたのが蝶と花紋様の緑釉印判です。
縁には鉄釉のアトが若干残っています。
かなり使い込まれていますが、この近代器特有のめっちゃ細かい紋様が自分の好みにクリーンヒット。
図案抜けがあるのが残念ではありますが、モチーフが珍しいし、とてもハイカラ。
涼しげな水羊羹なんか乗せちゃったら、最高の一皿になりそう。

次に目を引いたのが、こちらも緑釉印判の湯呑み? 猪口?です。
ご覧の通り、鳳凰と花の紋様が描かれていて、エキゾチックな図案に胸がギュンします。

ネットに出物が見つからなかったので、根付けがフィーリングになっちゃいました。
研究不足ですが、出品を機会に相場が掴めたら嬉しいなーと思ってます。

次に目を引いたのが、目抜きがある印判小皿。
何気に小皿で目抜き(お皿の絵面の中にある、茶色いポツポツ)が入ってるのは若干珍しいかなと。
近代品ばかりを仕入れるから勉強不足なのかもしれないですが。
「ほう、小皿にも目抜きあるんだね」と感動した一品。

今回の荷物の中で一番綺麗で時期に合うなぁとおもったのが、見込み(お皿の中)にメダカが泳ぐ中鉢です。
ぽってりとした造形と、白く涼やかな釉薬がなんとも夏らしい。
何を盛り付けたら似合うかな、と思いながら在庫へ。
これは昭和かなぁ…?
時代鑑定がまだまだ不勉強で得意じゃないんですよね。

このほかにも、時代を感じる小皿や茶碗が取れて、今回のホリホリタイムは大変満足のいく結果でした。

全体的に楽しかったので、なかなか強気のお値段設定になっちゃいました。
(どんどん下げていきますがw)

時代的には骨董にギリギリかかってるものもいくつかありますが、好きだと思ったら手に取れる価格で提供して、昔の日本の和食器文化を、次の人に渡したいなという思いがあります。

近代品の文様の凝り方、すごいんだもん。

染付・陽刻(でっぱり彫刻)で作られた醤油皿見た時に衝撃受けたもんね。

「こんな小さな器に、こんな技術と世界観が凝縮されてるの、すごい!!」

今回のホリホリタイムが面白すぎて、より深く日本の陶磁器について学んでいきたいなぁと思う今日この頃なのでした。

次回のホリホリタイムはいつ来るんだろうw
勉強しながら楽しみに待っていたいです。

近代陶器のいい資料ないかな。
探しておきたいな。


さて、そんな陶器好きを若干拗らせ気味な私ですが、来週も頑張って、営業します。
よろしくお願いします😊

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