2022/02/14

今日はまだ月曜日らしい。信じられない。またここにワープしてしまった。体感的には既に木曜日だ。慢性飲酒のせいか、身体のコンディションが常に万全ではない。これはインターネットという匿名性の海だから書ける事なのだが、頑張って酒を控えると、その分反動で物凄い量を飲んでしまう。朝から仕事があるにもかかわらず、昨日も気付いたら一人で赤ワインのボトルを2本開けてしまっており、今日は猛烈な吐き気と共に起床した。酒量をコントロール出来ない人間が、自分の人生を支配するという伝統芸能に着手するなんて一億年早いと思う。だが同時に、依存症というものを一主体の意志の問題として片付けてよいのだろうかとも思う。

知人がインターネットで知り合った人間と結婚していた。結婚前提で交際している旨の話は聞いていたが、ここまで予定通りに事が進むのは想定していなかったせいか、結婚式の写真がインターネットに挙がっている様子を見た際には一瞬目を疑った。インターネットでも愛を生み出せるらしい。正直な所、インターネットでこうして活動をしていると、自分に好意を寄せてくる人間が惑星の周回みたいなスピード感で定期的に登場するのだけれど、私の場合、その度にインターネットを契機に愛を見出だすのは無理難題に近いという悟りを焼増ししてきた。要はインターネット上の私に好意を持ってもらう事と、インターネットを介して言葉を放出する本体の私に好意を持ってもらう事は全く別件だと思う。こんな感じで全てを諦観している私に対し、彼等はもう別次元に到達しているのだと思う。ハイパーインターネット。

猪木正道の『共産主義の系譜』を読み、F.ラッサールの最期が恋愛沙汰の末の決闘死であった事を知った。志半ばのトラジェディックな死、中でも女を巡る闘いに起因する死に見舞われたのは、結局の所、彼が生粋の革命人であるがゆえだったのだろうか。彼のアジる力を分与してもらいたくなり、ヤフオクでラッサールがデザインされたドイツの切手を落札した。私は一体何をやっているんだろう。他にやるべき事があるのでは。おわり。

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