2022/03/05
五苓散を飲み忘れた。今、二日酔いをしている。樹上にいるナマケモノぐらいの速度でしか身体が動かせない。指は動く。とにかく水が旨い。昨晩は仕事終わりにセックスフレンドと外泊予定だったが、お互い仕事の関係で予定が狂ってリスケした。セックスや恋愛は有閑階級のお遊びに過ぎないとつくづく思う。莫大な資産さえあれば、こうして毎日わけの分からない指示を出す上司に対して媚び諂う事もなく遊んで暮らしていけるのかと思うと、とても惨めで笑えてきた。同時に、労働をロクに経験した事もないクセに、高見からさぞ分かったような顔をして「主語のでかい話」を論じようとしていた過去の自分の幼さに辟易した。実地経験を積みもせず、理論を語る奴はただの馬鹿だ。私は馬鹿だったなと思う。世界を馬鹿にしていた。娑婆に出て良かった。
帰宅したら時刻は22時を回っていた。もう何も考えたくなかったので、赤ワインの栓を抜き、アマプラでドキュメンタルのシーズン5を鑑賞した。人が笑いを堪えている様子を見るのは楽しい。酷い下ネタとジミー大西の笑顔に癒された。部屋のカーテンを閉め忘れたままベッドに倒れたらしく、朝は太陽光の眩しさで起床。そして今に至る。起床スタイルだけはとびきり健康的だった。動かねば。植物に水をあげねば。天気もいい。でも気持ち悪い。おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?