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4月8日は花まつり。2500歳の誕生日を祝う

 山門設備設計のある覚王山には日泰寺というお寺がある。日本で唯一のどこの宗派にも属さないお寺だ。そもそも覚王という地名そのものが覚醒した王様というブッダに由来したものだ。

 お寺としては比較的新しく、120年前にタイから寄贈されたブッダの遺骨を収めるために官民一体で誘致活動をして名古屋にお寺が建てられる事になったのが始まりだ。

 我が社の由来となっている山門という地名もお寺に建てられている、入り口の門を表したもの。

 城下町と呼ばれるお城を中心とした街がある様に、門前町というお寺を中心とした街が各地にある。覚王山にも山道があり街が出来つつある。

 お寺の前の道は広めで一本道。参拝者が通りやすい様に整備された歩道。お寺が誘致活動をしなくても自然と人が集まり、お店が出来つつある。そんな時間をかけて自然に出来た覚王山の街が自分は大好きだ。

 こんな素敵な街が出来たのは、元を辿ると、2500年前に、お釈迦様が説かれた仏教が起源。お釈迦自体は何も書き物を残しておらず、その弟子たちが口語を書物にして今に伝わる。

 最近仏教の解説書を読んだりするが、理解には一生かかりそうなくらい奥が深い。でも、2500年、人が幸せに生きるための教えがそこにはあって、学ぶ価値があると思う。

 2500年という時を超えて、人が考えた教えが伝わっている奇跡、そしてその思いで街が出来たことを感じながら覚王山の花まつりに行ってみると違った楽しみがあると思う。

https://www.nagoya-info.jp/event/detail/6/

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