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【設備設計お金の話】お金の流れと川の流れは似ている

 設備設計の仕事は完全にB to Bの商売で、値段の相場はあるものの、1件1件違うため、その都度見積をして値段が決まる。高いか安いかは依頼主との協議で決まる。

 施主からのお金が本流だとすると、設計料、施工料に大きく分かれる。そして設計料のうち、意匠、構造、設備に分配していく。その流れを分配するのが施主と依頼料のやり取りをする意匠設計事務所となる。

 施主からのお金をどう分配するかは意匠設計次第。構造、設備にかける金額が少なければ少ないほど自分の取り分が多くなるため、経営的にはより安くてより早い所に依頼しようという判断になる。

 ただ、判断が難しいのは水を流して上手く流れるかが分からない点。安くやる、早くやるというのは口でいうのと実際やってみることは違う。流してみたら、思ったより水が流れなくてオーバーフロー(納期オーバー)流れが悪くてスタック、やり取りがスムーズにできなくて水が濁るなど、様々な問題が起こる。

 そう、設備設計も値段と納期だけで選ぶと、ボトルネックになってしまう。流してみなければ分からない中で、意匠設計が新規の設備設計を選ぶ基準は過去の実績ベースとなる。

 新規参入が少ない設備設計業界の理由として、この”実績ベース”という点があるが、設備設計自体が供給不足なこともあり流れができた所にはどんどん流れが流入してくる。山門設備設計としても、少しづつ川の流れを増やしていけたらと思う。

最近利用させていただいているのは下記のサイト。建築に特化したB to Bマッチングアプリ。企業同士の結婚もアプリを通じて行う時代になったのかも。同じ愛知県の会社なので応援したいと思う。

建築デザインのクラウドソーシング | スタジオアンビルト[STUDIO UNBUILT]

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