水まんじゅうを投げつけたい

藪からクロスボウを打たれたような
急に目の前に蛙が現れたような
曲がり角から車が走ってきたような
道路に猫が飛び出してきたような
突然告白されることって私とってはそんな感じ。

相手は攻撃するつもりはないんだろうし
そもそも、クロスボウなんて存在してないんだと思う。

ボーッと座ってる時に
考え事しながら歩いてる時に
後ろから肩を叩かれて
「おはようっ!」
って声をかけられた感じ。
相手としては、ただ挨拶をしただけだし
周りの人間もそう捉えてる。

でも私にとっては突然の出来事で、
『えっ?!えっ?えっ、えっ??!!!何、今攻撃された??刺された?』
困惑しながら、グワーーーーって考えて逃げ出す。

でも、一旦落ち着いて
『あれ?刺されてない...あれって何だったんだろうか...?そういえば、誰だったんだっけ?』
ってなるけど、逃げ出した訳だから戻るのもな...って結局戻ることはない。

最後に残るのは、
・人間怖い
・相手含めた全ての人間に嫌われたかもしれない
・申し訳ない
・たぶん人違い
・もしかして馬鹿にされてた?ドッキリ?
って感じの感情。

全部、自分の自信のなさから来てるんだと思ってるけど
どうしようもない。
でも、誰かから愛されたいし必要にされたい。
逆もしかり。

遠すぎず、近すぎず
手の届く距離感がいいよね。
例えて言うなら、
水まんじゅうを投げつけられる距離感。

投げつけるのを受け止めてほしい。
間違っても手でキャッチしないでほしい。
口でもキャッチしないでほしい。
でも落とさないで、受け止めた後に美味しく食べてもらいたい。

全身全霊で投げつけるから
全力で受け止めてね。

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