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二度寝でしにたい


久しぶりに朝を気にせず寝た夜だった。
先週、妹と母が“例のウイルス”に感染して5日間早起き生活を余儀なくされていた。月曜日が祝日なのが唯一の救いだった。

週末は5時半にアラームで目を覚ましてから、6時に体が起きるというよくある2段階認証しないと開かないパソコン方式で起きていた。
平日は4時前に米をとぎ、湯を沸かして洗濯物を回し、弁当と朝食を作ってから畑の水やりに行っていた。(前日から弁当も作って洗濯物も回せよ)
弁当の中身は残り物の焼きそばと鮭を詰め、大雑把に卵焼きを作り、南瓜をチンして適当に詰め込んだ焼きそば弁当にした。写真撮っておけばよかった。平日の朝5時から焼きそばを作っている人が私以外にもいるかもしれないと思うとどこか心強かった。一緒に朝を乗り越える仲間が私だけじゃないと考えていると、意味もなくソースのからまった焼きそばを混ぜていた。

そんなこんなでとりあえず乗り越えた5日間、某料理アプリがあれば大抵のものは作れるし、消費期限切れの豚肉もほかせるし、洗濯物も夜から回して干せるし案外やってみるとできることに気づいた。大学卒業したら一人暮らしがしたい。
バイトがあり、結局早起き生活は2日間長引いた。昨日は今日の朝のことを考えずに寝たにも関わらず5時半に目が覚め、久々に心地いい二度寝をして8時半に起きた。

どうせしぬなら自室で二度寝のように心地よく寝て、ただ眠っているだけの幸せそうな顔をしてしにたい。死ぬときくらい家族にありがとうとでも言いながら一人で眠りたい。生き方が自由に選択できるなら、死に方も自由にさせてくれればいいのに、神様が本当にいるならそういうところどうにかしてくれればあの子の見たい未来もあったのにね。

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