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【インカレ直前!】 -最後の大会を〝仲間〟に託す想い- 小林隆之介×廣瀬暉

4年ぶりのインカレ制覇を目指す、流通経済大学体育局サッカー部には最後の大会を〝仲間〟に託す選手も中にはいる。
今回は「小林隆之介」と「廣瀬暉」にスポットを当て、ピッチで活躍する同期への想い、そしてインカレへの想いをお届けします。

小林

【プロフィール】
MF 小林隆之介

■生年月日
1999年11月12日
■身長/体重
170cm /60kg
■出身
茨城県
■経歴
境第一中学校→総和工業高校→流通経済大学

流通経済大学U-22Bの一員として活動。豊富な運動量は相手の脅威に。
アイリーグ委員や応援の中心としてサッカー外でも働く姿は部員の鏡。
卒業後は不動産として新たな扉を開く。

廣瀬

【プロフィール】
DF 廣瀬暉

■生年月日
1999年4月18日
■身長/体重
180cm /75kg
■出身
滋賀県
■経歴
FC SETA→比叡山高校→流通経済大学

流通経済大学U-22Aのキャプテンを務め、チームを牽引。
生まれながらのリーダー気質で、222名の部員をまとめる応援リーダー。
卒業後は建築関係に進む。

仲間を本気で応援する

ー同期が多くトップチームで活躍している姿を見て、どのように感じていますか?廣瀬:同期が10名もプロサッカー選手になっていくことが決まっていて、自分が「あいつらには敵わない」と思えてありがたいと思っています。この時期に夢を諦め切れていない選手が他に多くいる中で、自分はキッパリ諦めて他の道で生きていくことを決めることができたので、その分サポーター的な感じで彼らを本気で応援することができています。
普通なら、ピッチに立てていないことで「悔しい」とか「あいつらはいいよな」という感情が出てくるけどそれが一切ないんです。

小林:
いま全て言ってくれたけど、彼らに刺激をもらえているのでサッカーから離れても頑張りたいと思えるようになりました。
俺たちも今は選手だけど、ピッチに立てない悔しさというよりも彼らを応援することで、優勝に何かしらの形でチームの一員として貢献したいという思いがあった。

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ーリーグ戦最終節では素晴らしい雰囲気を作ってくれました。どういった思いでしたか?
小林:勝って欲しいし、試合が楽しみで仕方がなかったです。試合に向けて自分たちで準備してきたゲーフラとかコレオだったり、トップチームの選手たちがどういう風に感じるのか楽しみでした。最高の雰囲気を作り出すことの主体になれたのは嬉しかったです。

廣瀬:J1が7名いて、普通だったら優勝しないと、というプレッシャーがあったと思います。将来的に彼らにもファンやサポーターが付くとは思うけれど、応援している学生の仲間もいるという近い距離で感じて欲しかったんです。喜んで欲しいし、感動して欲しかった。後から聞いた話ですけど、泰智なんかは見た時に泣きそうだったとは言われたので、伝えたいメッセージが届いて良かった。

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ー歴代の4年生に比べて、まとまりがあると思うのですがいかがでしょうか。
廣瀬:今までだったら、「出てないから関係ない」「あいつら下手くそやな」とかマイナスな言葉を聞くこともありました。それが、今の俺たちには一切ないです

小林:まとまりが本当に凄いよね。人数が少ない分、メンバーに入れなかった4年生全員がトップチームには優勝して欲しいという思いがあります。

廣瀬:
先日もキャンプ出発前に見送りしよう!ってみんなに声かけたんだけど、全員来たからね(笑)
マネージャーの佐藤が旗を持ってきてくれていい雰囲気で送り出すことができた。

廣瀬:弾幕には「お前らについていく 家族全員で優勝しよう」というメッセージを書きました。同期がピッチで活躍する姿を見て、心の底からついていきたいと思ったし、4年間の寮生活を通じて、俺らは家族のようなもん。シンプルだけどメッセージを通じて、ついていきたいと思わせてくれて〝ありがとう〟と伝えたかった。

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最後の大会に臨む、仲間への想い

ーインカレの注目選手を1人教えてください。
廣瀬・小林:1人は難しすぎる!(笑)

廣瀬:
強いていうなら泰智(菊地泰智)かな。あいつはサッカーもそうなんだけど、考えていることも価値観も凄いものを持っている。これからビジネスの世界で生きていく俺にとっては欲しいスキルだから羨ましい。ある意味、人間としてのライバルだと思っている。
彼は、今大会でハットトリックをすると意気込んでいたので楽しみにしています。

小林:俺は人間として尊敬できるのは優太(宮本優太)かな。けど、注目選手は旭(佐々木旭)かな。
優太に俺にしろよ!って文句言われるかもしれないけど(笑)
旭は2年の時のアミノバイタルカップでGKの高井さん(2019年度卒業 / 現VONDS市原)と一緒に遠征メンバーから外されたんだよ。その時、「なんでトップチームに来たんだろう」とか「下のカテゴリーに落ちたい」とかマイナスな言葉しか出てなかった。確か、泣いていた記憶もあるな。

廣瀬:旭はどんどん才能開花したよな。入部した時も常にメンバー外、アミノでは遠征メンバーから外れたのにJ1王者だもんな。

小林:あれだけどん底まで落ちたのに、努力し続けて這い上がってきたのは本当に尊敬できる。優太も1年生から試合に出続けてきて、「あいつ下手くそじゃね」とか言われてることもあったけど気にせず、ずっとやってきたから本当に凄い。

廣瀬:あれを発掘してきた、大平さんも凄いよな。

「主役になれなければ、名脇役になればいい。」

ーファン・サポーターに向けて一言お願いします!
小林:ピッチに立っている選手だけでなく、裏で支えているマネージャーとか応援団とか中々光が当たらない部員にも注目して欲しい。それぞれにストーリーがあるし、注目されると嬉しからね。それが大学サッカーの醍醐味だと思います。

廣瀬:期待しすぎてください!彼らにはプレッシャーになってしまうけれど、そんな中で優勝するのが今の俺たち。
「主役になれなければ、名脇役になればいい。」
色々な部員がそれぞれの想いをもって望む大会になるので大学全体で注目して欲しいと思います。

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noteでお届けする連載「INSIDE RKU 」では、流通経済大学体育局サッカー部に所属する選手の裏話を紹介。
夢を追いかける裏側にある、それぞれの葛藤や苦悩、想いなどを発信していきます。次回もお楽しみに。


流通経済大学体育局サッカー部
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