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「Gather.Town」を導入してコミュニケーションのハードルが"がくっと"下がった!

はじめに

はじめまして。ラクスフロントエンドチームの伊藤です。
好きなものはポケモンです。
記事のタイトルで察してくれていたら嬉しいです。

この記事は先日ラクスエンジニアブログに投稿させていただいた内容の続きの記事になります。
もしまだ読まれていなければ、エンジニアブログの記事から先に読んでいただければこの記事がよりわかりやすいものになりますので、ぜひ。

リモートオフィス「Gather.Town」を導入したら開発速度が"ぐーん"と上がった! - RAKUS Developers Blog | ラクス エンジニアブログ

今回は、Gather.Townを組織横断チームに導入してみたら、リモートワーク中のコミュニケーションのハードルが大きく下がった話をしようと思います。
また、エンジニア&デザイナーに使用感のアンケートも実施したので、アンケートの結果を踏まえたメリット/デメリットについて紹介します。

Gather.Townとは?

エンジニアブログの方にも書きましたが、転記します。

Gather.Townとは、一言で言うと

"Pokemon x Zoom thing"

Notion – The all-in-one workspace for your notes, tasks, wikis, and databases.

です。
ポケモンとZoomを掛け合わせたかのようなツールで、ゲーム好きの人には親しみやすくかつZoomに近い使い心地で利用することができます。
(使い方によってはZoomを上回る利便性すら秘めていると思います。)
一例として、社内サークルでの活用事例です。

Gather.Townで社内サークル活動の一部をオンライン化しました - Qiita

この記事について

エンジニアブログに書いたチームとは別のチーム(フロントエンドチーム&デザイナチーム)で導入した事例です。

この記事で紹介するチームを 横断チーム
エンジニアブログで書いたチームを 開発チーム
と名付けます。
詳細は↓


現在私は横断チームに所属し、開発チームの一員として開発するといった構成になっています。
エンジニアブログの記事は開発チームのメンバーで使用した事例の記事でした。

今回はチームAでの導入事例で、当時チームAにはデザイナーさんも在籍していた(現在は組織改変で別チームになっています。)ため、デザイナさんの感想や意見を紹介する場面があります。


開発チームとの使い方の違い

開発チームとの使い方の違いです。

エンジニアブログでは「常時ログインし、座っておくこと」が大事だ!と言いましたが、私は開発チームの方に常にいるため、横断チームではそれができませんでした。
ある意味オフィスと同じですね。
ですので、どちらかというとこちらはオフィスというよりは会議室という認識で私は利用していました。(一部常時駐在されていた方もいたようです)

どのように使っていたかというと、主に週次MTGや社内輪読会で使用していました。
また、1on1や雑談部屋としても使用していた人もいるようです。

社内輪読会でgatherを使用していたことについては、以下のブログでも軽く触れられています。
社内輪読会のススメ - RAKUS Developers Blog | ラクス エンジニアブログ

横断チームのスペースは以下のような感じです。
右上の焚き火があるところが雑談部屋で、右に見切れている部屋が会議室でした。

横断チームのスペース

メリット・デメリット

前項でお察しの方もいるかもしれませんが、私自身は横断チーム内でのGather.Townの使用感について、あまり詳細に把握できていません。
そこで、横断チームでGather.Townを利用していただいた方にアンケートをとりました。
項目としては以下の通りです

  1. よかった点

  2. よくなかった点

  3. その他感想

よかった点=メリット、よくなかった点=デメリットとして紹介したいと思います。
全19名の方に回答していただきました。複数回答/無回答が可能なので、数字は参考程度にお願いします。

メリット(全51件)

  • 気軽に話しかけることができた ・・・17件

    • ほぼ全員からメリットとして挙げていただきました

    • その場にいる感があることや、呼び鈴で話したいことを伝えられること、他者同士が会話していることがわかることなどがよかったようです

  • 実際に集まっているような感覚になれた ・・・10件

    • 新規メンバーも多く、リモートも長かったこともあり「一人じゃない感覚がよかった」と回答してくださった方が多かったです

    • 存在と所在が可視化されているため、そこにいる感が大きく感じられたのだと思います

  • 雑談しやすかった ・・・7件

    • スペース内に配置されているオブジェクから話題が生まれることが多くあったとの回答をいただきました

    • 他にも、雑談スペースが存在しており、そこにいる人に話しにいくといったような動きもみられました

  • キャラクター・ゲームのようなUI ・・・8件

    • キャラクターの見た目や動き方などで個性が出せ、通常リモートでは知ることのできない意外な素顔が見れたとの声がありました

    • RPGのような見た目はゲーム好きの方は親しみやすいようでした(私もそうでした)

  • 通話・画面共有 ・・・5件

    • Zoomと違い、無料版でも時間制限がないこと、音質も問題なかったことがよかったとの声がありました。

    • 複数人で同時に画面共有ができることもよかったようです(これはZoomでもできるようですが・・)

雑談スペースで雑談している様子

僕のアバターはウォーターサーバー前に立っている青いキャラです。
雑談部屋にいなくとも、上でメンバーが雑談していることが一目見てわかります。
また、マイクをONにして話していると、話している人の頭上に吹き出しアイコンが表示されます。

黄色いキャラの上に吹き出しが表示されています

このように、「お、なんか話してるぞ」というのが視覚的にわかる上、実際に移動し会話に参加するという現実に近い動きから「集まってる感」がより強く感じられたのだと思います。

デメリット(全26件)

  • 重い・メモリを喰う ・・・14件

    • 特に画面共有時の動作が重いという意見が多かったです

    • 私は画面共有は普通にできていたので、マシンや回線環境の差もありそうですね

  • 常にログインしている人が少なく、気軽感はなかった ・・・2件

    • 私のように複数スペースに在籍していることや、メモリを喰うことが原因で常にログインしている人が少なかったのかもしれません

    • ルールとして「基本的には常にログインしておくこと」というように決めておいてもいいと思います

  • 気軽に入れてしまうため、聞かれたくない話には向かない ・・・2件

    • 管理職の方からの意見でした

    • そういった話の場合はZOOMを利用していたとのことです

    • 2人しか入れないプライベートエリアを作る等の工夫で解決もできそうですね

  • フロア設定など業務外のことに時間を喰われる ・・・4件

    • 部屋広げたり色々やると時間が溶けます

    • こだわり強い方は気をつけたほうがいいかも・・・

まとめ・感想

いくつかピックアップして私たちが感じたメリット・デメリットを紹介させていただきました。
件数からもわかる通り、よかった点は複数挙げてくださった方が多く、よくなかった点はメモリや動作が重いといった内容だけの方が多かったです。

業務内外問わずコミュニケーションの改善がされたことがはっきりとわかる結果になり、改めて導入してよかったと思うことができました。
もっと早くに導入してみればよかった・・・とやや後悔するほどです。

コミュニケーションに課題を感じている方・チームがあればぜひGather.Townを試してみていただければと思います!


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