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【音声書き起こし】機能不全家庭で育つと不安が強くなる?


当記事は、音声講座の【機能不全家庭で育つと不安が強くなる?】の書き起こし編です。

是非読んでみてください。



はい、こんにちは。Ryutaです。

久しぶりに音声配信をお届けしたいと思います。


今日のテーマは「機能不全家庭で育つと不安が強くなる?」です。よろしくお願いします。


「機能不全家庭」というのは何だか物騒なワードなんですけれども、ちょくちょくこのテーマでツイートしたり記事を書かせていただいたりしてまして、毎回けっこう大きな反響をいただくので、一回このテーマで喋ってみたいなと思っていました。

例えば先日こんなツイートをしましたのでちょっと読み上げていきます。



【ツイートここから】


機能不全家庭で育った人は「不安」が強くなりやすい。

自分の言葉ひとつで親が不機嫌になった。自分の行動ひとつで雰囲気が険悪になった。そんな過去があると「私は自分らしく生きてはいけない」と思い込む。

「自分がしてることは正解か」常に不安になる。

繊細でメンタル乱れるのは家庭環境が一因です。


【ここまで】


「いつも不安がつよい」とか「いつもストレスがつよい」とか「いつも何かに怯えてるけどそれが何だか分からない」というのは私の読者やフォロワーさんからよく寄せられる相談なんですけど、その根底には家庭環境があるんだよってツイートですね。

とくに、「機能不全家庭」というところにフォーカスを当てています。


機能不全家庭ってすごくキャッチーというかパンチのある言葉で、例えば「DVしてくる家庭だった」とか「極端にモラハラな家庭だった」とか「家庭内がゴミだらけで荒廃してた」なんて図を浮かべちゃう方も多いと思いますけど、そこまで極端じゃなくても実は不安が強くなったりだとか、怯えが強くなったりだとか、他人軸が強くなるのはぜんぜんあり得ます。

もちろん文字通りに「機能が不全」だった場合はより影響が大きくなるんですけども、もっとマイルドというか普通にありがちな環境でも「不安」って強くなるものなんですよね。



例えば、私のnoteでレギュラー並によく登場する「過干渉なお母さん」に育てられた場合なんかは不安が強くなると思います。

過干渉っていうのは自分が言ったことをお母さんに否定されがちだったり、自分がやったことを矯正しようとしてきたり、何でもかんでも口出しするような感じのことを言うんですけど、こういった場合は無意識的に不安がすごく強くなっちゃうんですよね。

「私がやってることは合ってるのかな?」「これやったらお母さんに怒られないかな?」「間違ったこと言ってないかな?」みたいに自分の言葉とか行動にまったく自信がもてなくなっちゃうんです。

それはもちろんなんですけど、幼少期の時だけじゃなくて大人になってからも引きずります。

大人になるとお母さんとは離れて暮らすことが多くなると思うんですけど、その場合こんどは「お母さんに似た誰か」とか例えば「お局さん」や「女性の先輩」にすっごく気をつかうようになっちゃうんですよね。

これを心理学では「投影」なんて言ったりします。「私が言ったことは間違えてないかな」とか「誰誰さんに叱られないかな」とか「不快に思われないかな」みたいな他人軸が強いのは、過干渉なお母さんに対する態度を他の誰かに投影してる場合が多いんです。

このあたりの話けっこう複雑かもしれないので、あとでこの音声の書き起こしを何度か読んでみると頭に入りやすいかなと思います。



あるいは、「きょうだいと比較されてきて劣等感を抱えてしまった」というケースでも不安が強くなると思います。

例えば「お兄ちゃん、お姉ちゃんがすごく優秀なタイプだけど自信は全く勉強が得意なタイプではなく叱られてきた」ですとか、逆に「弟、妹は何やっても褒められるのに自分はちょっとどんくさいところがあって劣等感を抱えてきた」なんてケースもあるあるですよね。

きょうだいは親を覗けばもっとも近しい関係にあります。そんな「もっとも近しい人」との比較は潜在心理的にはそうとうこたえるものなんですよね。

ましてや、幼少期の私たちにとっては親の存在がすべてみたいなところがありますし、親からの愛を受けられなければ文字通り「死んでしまう」ということを幼少期の私たちは無意識的によく自覚してるんですね。

だから、きょうだいばかりが褒められて自分は叱られることが多いと「私には価値がない」という無価値感を抱えやすいですし、「私はどうせダメなんだ」という罪悪感を抱えやすいですし、その結果「これをやって失敗したらどうしよう」「これが認められなかったらどうしよう」「周りより劣っていたらどうしよう」という不安を抱えやすくなるんですよね。



それと見逃せないのは、実のところを言えば私の実家もそうだったのですけれども、「父親が高圧的なタイプで母親が弱弱しい家庭」でも子の自己肯定感は低くなると思いますし、不安を抱えやすくなると思います。

「じゃあRyutaって実は自己肯定感低いの?」って思われるかもしれないんですけども、はい、これはその通りです。

私は自己肯定感が壊滅的に低くて、いつも誰かと自分を比べてばかりでしたし、「仕事ができない自分には価値がない」と常々感じていましたし、常に何かに追われてるような心理状態でしたし、競争やマウントの中で生きていましたし、人の目にいつもビクビクしていました。

私自身がそんな不安が強い「自立系男子」でしたのでこういう発信をしてるというのもちょっとありますね。

お父さんが高圧的なタイプですと、これは過干渉母のくだりと結構似てるんですけど、やっぱり「これをやったら怒られないかな」「こう言ったら不機嫌にならないかな」「いまこれを言っても良いのかな」なんて余計な気回しをかなりするようになります。

それに加えて母親が気弱なタイプですと、「オレがこう言ったせいでお母さんはお父さんに責められたに違いない」「お母さんが苦しんでるのは自分のせいだ」なんて自分責めも強くなりますよね。

ほんとうは母親も立派なひとりの大人なのであって、子どもがそこまで気を揉む必要もないと思うんですけど、幼少期の家庭環境で「高圧的父と気弱母」の組み合わせだとどうしても子どもは自己肯定感が低くなって不安を抱えがちになるようになっちゃうと思います。

ましてや、長女や長男ならなおさらですね。



「機能不全家庭」までいかずとも家庭環境や親子関係次第で子どもの自己肯定感は低くなりますし、無価値感もつよくなりますし、不安も強くなるということをお話してきました。

心理的な不安が強ければ人生でも仕事でもパートナーシップでもかなり問題を抱えるようになりますよね。

代表的なところで言えばいつも言ってる「自立系女子」とか「自立系男子」の話になってきまして、不安が強くて「自立系」になっちゃえば相手の態度とか機嫌を気にしすぎるようになりますし、相手の言葉や行動に振り回されるようになりますし、ガマンしすぎたり甘えられなかったり、相手を信頼できなかったりとか本当に色々な弊害がでてくるので「不安」は早めに癒していくに越したことはないんです。



ではどうやって家庭環境由来の「不安」を癒やして自立系女子から卒業するのかと言いますと…


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