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疑うことも、それで相手が傷つくこともとても辛いです。でもなかなか信じれずに疑ってしまいます。

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【ご相談ここから】

突然すみません。彼氏がいるのですが先日喧嘩をしました。

理由は私が、彼氏がほんとに既婚じゃないのかを確認したいと話をしたからです。理由は言ってくれますが家も車も乗せてくれず、信じられずに聞きました。付き合って4ヶ月です。

付き合う前もほんとにこの人は私のことが好きなのか、身体目当てじゃないのか信じれないという話をしました。

疑うことも、それで相手が傷つくこともとても辛いです。でもなかなか信じれずに疑ってしまいます。

どうしたらそのように深い付き合いになった人を疑わずにいられるでしょうか。

【ご相談ここまで】



XのDMでだいぶ前にいただいた相談をスルーしてしまっていたので、お答えしてみようと思います。

「付き合った相手を疑ってしまう」というのは多かれ少なかれ男女ともにあると思います。

「疑い」がこじれると、女子の場合は「メンヘラ」と呼ばれるようなモードに入ってしまい、男子の場合は「モラハラ」と呼ばれるようなモードに入ってしまうことが多いですよね。でも近頃はその辺の性差?が逆転しているパターンも多いみたいでして、「メンヘラ男子」「モラハラ女子」も急増中みたいですが、どちらにせよ、相手への疑いがこじれることによって関係がこじれていくのは間違いないですよね。


質問者さんは、

ーーどうしたらそのように深い付き合いになった人を疑わずにいられるでしょうか。ーー

このように聞いてくださっているので、「疑い」がこじれることについての問題意識もしっかりあるんだと思います。まぁ、うちの読者にあるあるな「分かっちゃいるんだけど疑うのをやめられませんぜ」「分かっちゃいるけど彼のことについては名探偵になっちゃうのをやめられませんぜ」「分かっちゃいるけどCIA並みのネット・ストーカーになっちゃうのをやめられませんぜ」ということなんだと思います。

頭では「疑えば相手も自分も傷つくし良いことなんてひとつもないんだ」って分かってても、心がついてこないということですよね。


疑ってしまうのは確かに、「家にも入らせてくれないし、車にも乗せてくれない」という彼の素行にも問題があると少しは言えるかもしれませんが、
質問者さんも重々ご自覚のとおり、「疑うマインド」を持った男女って、例えば相手が正真正銘潔白であっても、今回の例で言えば、「家に入らせてくれて、車に乗せてくれて」も、次なる疑いのキッカケを見つけ出してきてしまうものです。

例えば、一人暮らしなのに複数の箸セットがあればそれを他の女がいる証拠だと断定するかもしれませんし、ダブルベットだったら「一人暮らしなのにシングルじゃないのはおかしい!」という疑いに発展するかもしれませんし、部屋にコンドームを常備しているのは「色んな女が出入りしてるんだ」と思いこんでしまうかもしれませんし、部屋があまりにも整然としていたら「浮気の証拠を隠滅したんだ!」なんて考えてしまうかもしれません。

「疑うマインド」を持っている人は、相手が浮気をしていようがしていまいが「浮気の証拠」にセンサーを張り常にそれにフォーカスし、あることないこと証拠を探し出そうとします。人はそれを格好つけて「女の勘」だのと言ったりもしますが、めっちゃ厳しいことを言ってしまえば、それって単に拗らせてるだけなんじゃねーの?と、場末のカウンセラー文筆家は思うわけであります。(蹴らないで痛い)

RK流で言えば、結論、「女の勘」なんて無い方がいい。「女の勘」なんて働かない方がよほど幸せなんです。究極的なことを言えば読者のみんなを、「女の勘」という苦しみから解放するのが私の使命です。

質問者さんは「疑い、自分も相手も傷つくことが苦しい」と言ってくれていますが、それってこじれた「女の勘」が原因なんですよね。

なおこれを読んでる男性読者は笑ってる場合ではありませんからね。男性のモラはなまじっか腕力と威圧感があるぶん、女性のこじらせよりよほどタチが悪かったりします。「女を疑う男」は当事者の女性から見れば、暴力を振るわずとも恐怖そのものです。「男が自分に対して怒ってる姿」は女性にとっては、男性が想像してる以上に恐ろしいものです。(男性にとっては強いて言えば、190cmくらいある入れ墨だらけのバキみたいな体型している黒人に恐喝されるようなものです。怖)



「相手を疑わないためにはどうしたらいいか」という今回のご質問ですが、この質問にお答えするためには「相手を疑ってしまうのは何故なのか」というところをこねくりまわして考えていく必要があるでしょう。言い換えれば、質問者さんの「依存こじらせ」は何が原因なのかということに目を向けていく必要があります。



これには、色々なパターンがあると思います。


例えば、「自己否定」が原因かもしれません。

常に自分責めの感情がある。「私はどうせ愛されない」という思いが強い。「私は取るに足らない女」と考えている。だから、「彼はきっと私を捨てるに違いない」と思いこむ。よって、「彼が私を捨てる証拠」を無意識に見つけ出そうとしてしまう。けっこうポピュラーなパターンですね。


例えば、「過自立性」が原因かもしれません。

自分の気持ちを見せるのが苦手、自分を表現するのが苦手、いつも自分の感情を抑え込んでいる、「良い子」でいる。要は、「ありのままの自分」に対していつも疑念を抱いていて、ジャッジマインド(疑いマインド)が習慣化している場合があります。

投影の話になりますが、自分を常にジャッジしているということは、彼のことも常にジャッジしているということです。「理想的な彼でいてくれてるか」「私を常に満足させてくれる彼でいてくれてるか」「彼は合格点に達しているか」常にジャッジしているということです。「審判女子」になっちゃってるということです。つまり、常に彼を監視し、疑うような目線を向けてしまっているということです。

これは自立系女子によくあります。「自分にめっちゃ厳しい=彼に対してもめっちゃ厳しい」ということをよく覚えておいてください。


見逃されがちな例として「罪悪感」が強いケースもよくあります…



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