【サロンコラム】そこには無限の解釈があると「理解」するのが第一歩
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■【お勧め記事】「恋愛こじらせ」「依存こじらせ」について50000字以上で深く解説しました。
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【ご感想・ご質問ここから】
送信者:りりさん
Ryutaさん、先日の記事では丁寧なお返事をくださり、ありがとうございました。
①そもそもなんで利用されると感じているのか
②そもそもなんで相手の好意を「過干渉」だと受け取ってしまうのか
思いを書き出してみると、心の中に、こんなにもたくさんの無力感、無価値感、劣等感が溢れているんだと初めて気づくことができました。
②は、親、先生、友達など、介助してくれる人は、私への配慮や介助と言いながら、私の気持ちを聞かずに先回りして事を進めてしまったことが度々あります。
私が思いを言うと、介助者の意に沿うように促してくるような雰囲気や表情をされることがありました。(私にはそう見えてしまった。)
私は介助してもらう立場だから、一緒にいてくれる人に従えなければ、必要なことができないし、居場所がなくなるし、生きていけない。という無力感があって、あぁやっぱり従わなきゃ…となっていたのを思い出します。
「私に関わってくる人、私の介助をしてくれる人は、私の気持ちを尊重しないで従わせようとする」という信念
特に、「私の気持ちを聞いてもらえなかった、尊重してもらえなかった」という傷があると思いました。
私を手伝おうとしてくれる人は私の意見を尊重しているのではない、過干渉だと捉えてしまうのだと思いました。
①は、これだな、と思うエピソードが出てきました。父は母と揉めるたびに、私のことを話題にして、私を間に挟んで揉めるのです。間に立たされるたびに、「道具にされている」と感じていました。子供の頃からそれが当たり前だったので今まで忘れていましたが、思い出を洗い出してみたことで、『友達と関わる以前に、両親から道具にされてたわ!!!!』と気づいたのです。
父と母は、私と関わりながら、各々の心の傷や穴、気になるところを埋めようとしていたのかもしれません。
私から見れば、両親は、各々の傷や穴を埋めるのに必死で、私が困っている状況からは目を背けていました。頑張ればできる!障害のない人みたいにできる!と言うばかりで、私の困っている気持ちや状況に寄り添ってくれた、解決策を一緒に考えてくれたと感じたことがほとんどなかったと思うのです。
こうした体験から、「私に関わってくる人たちは、私の気持ちには寄り添わず、私を介して(私を使って)自分の心の傷や穴を埋めようとする」という信念が出来上がったのだと思います。
過去を洗い出すことは、心の抵抗がすごくあったけれど、Ryutaさんがガイドしてくださったことで、自分なりに言葉にできたと思います。本当にありがとうございます。
洗い出してみて気になったのは、ここに書いたことが全部、『私の解釈』だという点です。
両親も周りの人もみんな、それぞれのやり方で私を大切にしようとしてくれた。でも私はそれを「尊重されていない」と受け取ってしまった。
大人になった今でも悩むほど尾を引いているのは、「尊重されていない」と感じてしまう自分が悪いのだろうかと思うのです。
Ryutaさんや読者の皆さんは、自分の心の中を整理して気づいたことがあったら、どんなふうに受け止めていますか?(曖昧な質問ですみません。)
詳しく温かいお返事を本当にありがとうございました。本当に、とても勇気づけられています。1歩踏み出す力をいただきました。
Ryutaさんにも、読者の皆さんにも、嬉しいことがたくさんありますように。
【ここまで】
りりさん、ご感想ありがとうございます!とても嬉しいです!
りりさんの質問にはこちらでお答えしました。
この記事の概要を超簡単に説明すると、
りりさんには「親密回避の心理」や「過干渉されることへの怖れがあり、それが原因で人間関係や友人関係、パートナーシップに積極的になれないという悩みがあり、
その根底には高校時代などの周囲との関わりの中で得てきた「私は利用される存在」という信念があったわけなのですが、
その「私は利用される」という信念すらさらに過去にさかのぼる傷によって生まれてきた…ということで、その深い部分を見つめるためにワークをしていこうね、、、
という内容で書きました。
「超簡単に説明」とか言いつつ、記事を読んでない人にとっては意味不明かと思います笑
是非前回の記事を熟読した上で、今回の記事に戻ってきていただければと思います。
「私は利用される存在」という信念についてりりさんは詳細に深掘りし、今回のご感想を送ってくれました。
その背景にはたくさんの無力感、無価値感、劣等感があったとのことですね。
「私は無力な存在」という無力感があれば、「どうせ私は誰かの何らかの目的のために利用されてしまうんだ」という信念が強くなるのは想像しやすいでしょう。
(りりさんの場合は、周囲が「介助」という態度を取りつつも、周囲の人の承認欲求や居場所作りのためにりりさんが「利用」されている…という信念が育っていきました。)
「私は無価値で取るに足りない存在」という無価値感があれば、「私は無価値だから周囲に利用されるに任せておくしかない」という思い込みだって生まれるでしょう。自らの存在理由のために、周囲に自らを「利用させてしまう」ということだって起こるはず。
「私は劣っている存在なんだ」という劣等感があれば、たとえ「利用されてる」と感じたとしても自己主張することが難しくなったり、何か言いたくても妥協せざるを得ない場面が増えるでしょう。
そしてそんな無力感、無価値感、劣等感が育ってきた背景には、「周囲は私の気持ちなんか分かってくれない」と傷ついた原体験があったようですね。
これは無力感や無価値感に近い心理ですが、「孤独感」というのがあったのかもしれません。
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