「私は幸せになってはいけない」が強すぎるというのはまさに私のことだと気づきました
【ご感想ここから】
送信者:レイさん
いくつか記事を読んで私には「罪悪感」という感情が当てはまるなと思いました。
「私は幸せになってはいけない」が強すぎるというのはまさに私のことだと気づきました。ありがとうございます。
質問とかじゃないんですけど感謝のメッセージ送らせてもらいました
【ここまで】
レイさん、ご感想のシェアありがとうございます!
深層心理の傷である「罪悪感」についていくつか記事を出しています。
中でも人気の記事はこちらです。
罪悪感といえば一般的に想起されるのは「ラーメンにライスつけちゃって罪悪感)」とか、「深夜にわさビーフとコーラかましちゃって罪悪感(昨日の私のこと)」とか、「彼氏いるのに元彼と電話しちゃって罪悪感」とか、そういう類のことだと思うのですが、心理学で言う「罪悪感」はもう少し深めかつ根本的な概念になりまして、
「私は幸せになるべきではない」「私は幸せになる資格がない」「私は満たされてはいけない」という深層心理(ふだん意識できない心理)にある傷や、思い込みのことを言います。
自分を穢れた存在だと思い込み、自分を罰し、自分を不幸にする心の枠組みとでも言えば伝わりやすいでしょうか。
このような「枠組み」がありますと、現実にはどのような弊害が起きてくるかと言うと、次のような観念を抱えやすくなります。
すなわち、
・私はどうせ愛されない
・私には価値がない
・私の恋愛はいつも続かない
・私は相手に恵まれない
・私は傷ついてばかり
・私は大切にされない
…などですね。
こういった思い込みを抱えていれば、実際に「愛してくれない人」を引き寄せますし、実際に無価値な存在として都合よく扱ってくる人が現れますし、実際に相手に恵まれませんし、実際に傷つけられるものです。
現実を引き寄せるのはいつだってセルフ・イメージだからです。
ですが、「罪悪感」というところに立ち返ると、「私はどうせ愛されない」というのはこのように翻訳できます。すなわち、「私は愛されたくなんかない」という風に。
愛されるということはめちゃくちゃ幸せなことだと思います。誰もが愛されたいと望んでいますし、誰もが理想の幸せを追い求めています。
でも、罪悪感は「自分を罰する心理」ですから、罪悪感を深く抱えている人は自分を幸せにさせないよう、自分の事を厳しく管理・監視しているということなんですね。
深層では「愛されたくない(自分を罰したい)」と思っている。
表面上では「どうせ愛されないんだ」と思っている。
この二重性を抱えている人ってけっこういたりします。
「私は相手に恵まれないんだ」という思考も同じですよね。
「相手に恵まれない」のではなく、自分で自分のことを管理・監視しているんです。
すなわち、自分を「相手に恵ませないようにしている」ということですし、素敵な人がいたらブロックを張るようにしているということですし、自分からその関係を壊しにいこうとしますし、言い寄られようものなら一目散に去っていきますし、クズ男に対しては自分から積極的にアプローチしちゃったりなんかして、あえて自分を幸せから遠ざけようとしているんですよね。
「私は相手に恵まれない」という表面的な言葉でなく、実際の行動をよくよく自己観察してみれば「明らかに自分から積極的に幸せから遠ざかろうとしてるよね?w」というのが見え見えな人もけっこうな割合でいるのですが、そういうのは自分では気づけないものでして、私が指摘することで初めて「あ、そういえばそうですねw」なんて気づいたりするものです。(こういう時にカウンセラーは大きな役割を演じます)
これもまた、表面的には「相手に恵まれない」と思っていて、
深層部分では「相手に恵まれたくない(自分を罰したい)」と思っているという二重思考ですね。
他にも「私は私を罰するべきだ」という罪悪感が強いことで、例えばめちゃくちゃ自分責めが激しくなったりすることもありますし(客観的に見ればすごーく優秀なのにも関わらず)、
仕事や恋愛のことでいつまでも後悔を引きずり続けていたり(客観的に見れば大したことないにも関わらず)、
頑張りすぎちゃんとしすぎて大切な人を信頼できない自立系女子と化してしまったり、
大切にしてくれる人を突き放してしまったり、
大切にされることについて「申し訳ない」と強い自責の念に駆られたり、
親密感への怖れを発揮してしまったり、
相手や他人の期待に答えようとしすぎる他人軸に陥ってしまったりと、、、
罪悪感が強いことによるパートナーシップや人生の生きにくさは多種多様にわたります。
まぁ、早い話が「そういう自覚があるなら、癒すのが一番やで」といういつもの結論になるのですが笑
レイさんも、罪悪感が強いということで、これまでの人生や仕事、恋愛関係や友人関係などでめちゃくちゃ苦労されてきたのだと思います。
「私には価値ない」「私は幸せになってはいけない」と自分の心にグサグサと刃を刺し続け、必死に戦い続けてきたのだと思います。
私の記事たちがレイさんの癒しに一役買ったならば、これ以上嬉しいことはないです。
レイさん、今回はご感想ありがとうございました。
またいつでも送ってくださいね。
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罪悪感についての参考記事をいくつか置いておきますので、よかったら読んでくださいね。メンバーはもちろん見放題です。
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