見出し画像

【サロンコラム】【概要編】激しいルッキズムを乗り越える方法を教えてください

【初めての方へ】ご挨拶とご案内。

【お勧め記事】「恋愛こじらせ」「依存こじらせ」について50000字以上で深く解説しました。



【ご相談ここから】


送信者:ゆうさん


Ryutaさんこんにちは。ご無沙汰しております。

あれから自分を見つめ直す日々を過ごしながら少し気持ちも落ち着きだんだんと自分の心の声が聞こえつつあります。

先日どなたかのご相談で『ライフワークは幸せなパートナーシップへの探求』と仰ってる方の記事を読み『あ!これだ!』と私も感じました。私が心から望む事はこれなのだ!と感じたと同時にこれまでの自分の悩みの核である気がしてとても腑に落ちました。

そしてそのパートナーシップが望む形にならない原因は自己肯定感の低さから来ている変な自立心と自己肯定感の低さだろうな、という事に気がつきました。

私は自分の自立系な一部(他者に頼る前に自分でなんとかしてみようと思う所、弱き者を助けたいと思う心)は割と好きなんです。でも一つだけとても厄介な壁を見つけました。それは『ルッキズム』。


自分の外見がたまらなく嫌いなのです。

Ryutaさんのアドバイスを元にこれまでの親子関係などを見直して来た所、母親から容姿を否定されて来た事を思い出しました。ちなみに母は近所でも評判の美人できっとそこに自信を持って生きています。同性の姉妹である妹もとても美人です。

家族の中で私だけが小さい頃から家族だけでなく学校やこれまでの恋愛などでも容姿で揶揄われたり嫌な言葉をかけられたりしてきました。
そんな私でも一度は結婚する事が出来たのですが夫からも容姿については良い言葉をもらえた事がありません。

とにかくこれまで『性格はとても良いけど見た目が、ね…』と直接言葉を浴びる機会が割とあった為容姿に感じて極度に自信がなく、パートナーに対しても『こんな私だと他の人に気持ちを奪われてしまう』という不安がいつも付き纏い、本来の自分として向き合う事が出来て来なかったと思います。

そして他者に対しても割と人を外見で判断する母の影響もある気がします。


でも折角自分の本当の気持ちに気がついた今、容姿はなんとかならないとしても否定的にはならずに自分という存在自体に自信を持って新しい素敵なパートナーシップを築きたい、と思っています。

ルッキズムの高い壁、超える為のアドバイスをください。


【ご相談ここまで】



ご無沙汰しております!ご送信ありがとうございます!

ゆうさんからのご質問には過去こんな記事でお答えしましたね。また相談くれて嬉しいです!


執着から解放されるために大切な「自分を大切にする」という考え方~自分を愛して自分を大切にするための具体的な方法~|Ryuta (note.com)

【自己肯定感】やっぱり私は自分で自分を愛する事はできず、このまま悩み続けるのでは?と不安に感じています|Ryuta (note.com)

自分の心の声が聞けるようになり、自分のことを受け入れられるようになりました|Ryuta (note.com)



さてさて今回は「ルッキズム」についてということで、相変わらずRKメンバーは核心をつく(そして容易にコメントしにくい)テーマをここに持ってくるものだなぁと感じております。
下手なことを言おうものなら即刻炎上~晒し首間違い無しの話題ですので、当記事は早い段階でメンバー限定にしたい一方で、世の中の多くの人が無意識的に悩んでいることでもありますので、より多くの人に広めたい気持ちもあります。ジレンマですね。。

最近SNSで話題になることの多いこの「ルッキズム」

我流で日本語に訳すと「容姿主義」「見た目主義」ということになるのでしょうが、カタカナのまま輸入されてきたということは日本語で言う「容姿」では含み切れない意味や概念があるのかもしれませんね。つまり、「容姿主義」と表現してしまうと本来の「ルッキズム」から多少なりとも意味が逸れたり、言葉の受け取り手に誤解が生じてしまう可能性があるのかもしれません。

何はともあれ、比較的ニュー・カマーな用語ですので、ちょっと意味が掴みにくい読者も多いと思います。

まずは困った時のウィキペディアさんで、辞書的な意味から確認していきましょうか。


ルッキズム: lookism)とは、外見重視主義。主に人間が、視覚により外見でその価値をつけることである。

「look(外見、容姿)+ism(主義)」であり、外見至上主義美貌差別外見差別外見を重視する価値観などとも呼ばれる。

「容姿の良い人物を高く評価する」「容姿が魅力的でないと判断した人物を雑に扱う」など、外見に基づく蔑視を意味する場合もある。

外見重視主義者をルッキスト(lookist)と呼ぶ。

ルッキズム - Wikipedia


ふむふむ、まぁ、おおかた皆が想像しているような定義ですね。


ひとつ注意しておくべきことがあるとするならば、「容姿が魅力的でないと判断した人物を雑に扱う」はもうルッキズムそのものであるわけなのですが、ウィキペディア的定義に沿って言うのであればルッキズムは「視覚により外見でその価値をつけることである」ということなので、
容姿が優れている人に対して「お綺麗ですね」「素晴らしい目鼻立ちですね」「肌が美しいですね」なんていう評価を下すのもまた、「ルッキズム」となる可能性があるということです。

要は「容姿を高く評価する」「容姿を褒める」というのも、ルッキズムだということですね。


現に欧米のなかで「差別に繊細なエリア」では、人の容姿を貶すのはもちろん、褒めるのも完全なるタブーとなっています。我が国ニッポンはこういった文化面では欧米に追随する傾向がございますので、これも日本のスタンダードになっていくでしょう。
「人の容姿を褒めること」は今後たぶん、「失礼なこと」というのが常識になっていくと思います。

これについて異論を含め色んなことを言う人はいるかと思いますが(ダジャレではない)、まぁ、、こっちの方が生きやすそうではあります。

「容姿を褒める」というのは「容姿に評価を下してる」「容姿に点数をつけてる」ということで間違いないですもんね。
そういう意味で、「褒める」と「貶す」は裏返しのニコイチ的な概念なんです。よく我がnoteでも賞罰教育の話題がでてきますが、それに近い感覚ですね。


さて、ルッキズムについての辞書的な定義の確認が済んだところで、ゆうさんのご相談内容に入っていきます。



***

メンバーシップ「RKサロン」では全記事読み放題です。

***


ここから先は

2,235字

RKサロン【全記事読み放題】

¥3,980 / 月
人数制限あり
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?