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「傷の深さ」と「去っていく人への執着」について詳しく教えてください

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【ご相談ここから】


「傷の深さ」と「去っていく人への執着」というポストを先日されていましたが、それについてもっと詳しく教えていただけたら嬉しいです。

私はいつも恋人や大切な人にしつこくラインしたりガマンして束縛しようとして恋愛が上手くいきません。

それはRyutaさんが言ってた傷が原因なんじゃないかと思いました。

教えてくれたら嬉しいです。

いつも更新楽しみにしています。


【ご相談ここまで】



今回のご相談です!送ってくれてありがとうございます!

「心の傷」と「去っていく人への執着」については色々なXでもnoteでもインスタでもよく投稿していまして、私の代名詞と言ってもいいテーマなんじゃないかなーって思っています。

「心の傷」というのも色々ありますが、先日はこのようなポストをしました。



【ポストここから】


執着の原因になるのは「私は無価値」「私は愛されない」という深い部分の心の傷で、無価値感とも言います。

無価値感が強い人は自分の価値を過剰に低く見積もり、「大切にしてくれる人」を避けて「大切にしてくれない人」に執着するようになる。

「大切にしてくれない人」が魅力的に見えてしまうのが無価値感が強い人の特徴。

恋愛で傷ついてばかりなら、無価値感と向き合うのも大切なのです。


【ポストここまで】



あらゆる心の傷の中でも代表的なのが「無価値感」という傷でして、ポストでも書いたように「私は無価値な存在」「私は愛されない存在」と思いこむ心理のことです。

このような心理があることで、「大切にしてくれない人への執着」をしてしまうということですね。


その、無価値感→執着のメカニズムとしては、

①「自分には価値がない」という思いから、それ相応の扱いをしてくる人を求めている
②大切にしてくれない人を引き止めることで、自分の価値を再認識しようとしている

という2ケースに大別されると思います。

順番に説明していきましょう。



①「自分には価値がない」という思いから、それ相応の扱いをしてくる人を求めている

というのはポストでも書いた内容でして、RKメンバーや読者のみんなにとって超・あるあるな事例だと思います。


ーー無価値感が強い人は自分の価値を過剰に低く見積もり、「大切にしてくれる人」を避けて「大切にしてくれない人」に執着するようになる。ーー

ーー「大切にしてくれない人」が魅力的に見えてしまうのが無価値感が強い人の特徴。ーー


ポストでこのように書いたように、「自分の価値を過剰に低く見積もる」から、「大切にしてくれない人を魅力的に思ってしまう」んですね。

人は特にパートナーシップにおいて、自己評価と合致する相手を自然に選ぶものです。

例えば、自己評価が高く自己肯定感が高い人であれば、「大切にしてくれる人」をパートナーに選ぶ傾向がありますし、お互いを尊敬し合いながら素敵なパートナーシップをつくっていくことができます。

一方でポストのように自己評価が著しく低く自己肯定感がボロボロな人の場合は、「大切にしてくれる人」「誠実にしてくれる人」「尊敬出来て尊敬してくれる人」を無意識的に遠ざけてしまうんですね。

自分のことを「無価値」だと思っているがゆえに、自分のことを「価値ある存在」「大切な存在」「唯一無二の存在」として見てくる相手を、何となく気持ち悪く感じてしまうということなんです。

もちろん、人間である限り誰でも人間関係やパートナー関係には快適さを求めたいですし、無価値感が強い人も一方では「大切にされたい…」と考えているものなのですが、
その「大切にされたい」という感情が、もう一方の「私は無価値で魅力がなくて穢れた存在」というセルフ・イメージと喧嘩してしまうということ。

多くの場合、どんな人でも理性では「大切にされたい」「幸せになりたい」「素敵な恋愛をしたい」と考えているものですが、深層的に無価値感が強い場合、「私など大切にされなくていい」「幸せになんてなれない」「素敵な恋愛なんて不釣り合いだ」という心理が勝ってしまい、
結果的に引き寄せられる現実は、「大切にされない現実」「浮気される現実」「クズ男に振り回される現実」などになってしまうという考え方ができるでしょう。

「私は無価値」という無価値感が強いければ、そのセルフイメージを叶えてくれる相手…つまり、価値の無い存在として都合良い扱いしてくるような相手と引き寄せあってしまうということなんですね。

このような心理傾向がある場合、「大切にしてくれない人と離れたいのに離れられない」という執着が生まれる場合が多いですし、あるいは傷が深い場合、大切にされないことに対する心地良さのようなものまで生じてくる場合があります。
こうなるともはや「恋愛を利用した自傷行為」とまで言える状況になり、もともと深い傷がますます広がっていくこともあるため、向き合って癒やしていく必要がありそうです。



次に、

ーー②大切にしてくれない人を引き止めることで、自分の価値を再認識しようとしているーー

という無価値感→執着のパターンについて解説しましょう。



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