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自立系バリキャリ女子が婚活で苦労するのは「フィーリング」「違和感」を抑圧しまくってるから?

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【ツイートここから】

人間関係で大切にしたいのは「あれ、なんか違うかも」という違和感。

人の脳は非常に優秀で、過去の膨大な人間関係のデータを瞬検索して「違和感」「生理的に無理」という分かりやすい直感を与えてくれる。

フィーリングは多くの場合正しいです。

【ここまで】



こちらのツイート、執筆時点で3000いいね以上いただいていまして、話題になっているのでブログで取り上げてみます。人間関係の違和感についてですね。



初対面の人とか、最近はマッチングアプリなどもあるので「初対面以前の人」もそうなんですけど、「ん?この人なに?」って違和感を感じる場合ってあると思うんです。


そういった違和感って真面目で思考優位な人ほど封殺してしまう傾向があります。

思考優位というのは「心」ではなく「頭」で考える傾向のことです。別名男性脳というやつなのですが、必ずしも男性が「思考優位」で女性が「感情優位」ということではなく、便宜上のラベルのようなものだと考えておいてください。

つまり、「思考優位」な男性もいますし女性もいます。「感情優位」な男性もいますし女性もいます。
「男は理性的、女は感情的」だなんてよく言われていますが、最近の脳科学の知見ではそういった男女差ってたんなるレッテルであり、男女の「理性or感情」にはそれほど相関関係がないとも言われているんですね。


つまり…

男だからって理性的なわけじゃないし、女だからって感情的なわけでもないわけです。


「思考の脳」つまり男性脳が優位な男女は、ものごとを理論立てて考えたり、目標をたててそこに至るまでのステップを逆算して実行に移していったり、「達成」に向けて動いていくのが得意です。学業優秀な人や社長、投資家の人などは男性脳優位の傾向が強いですね。

一方で男性脳優位な彼ら彼女らは、自分の感性や感情を感じ取り、それに素直に従っていくということを非常に苦手としています。

というか、幼いころよりの習慣(鍛錬)などによって、そういった感性を封じ込めてしまうことを得意としています。

感じるのが苦手なのか、封じ込めるのが得意なのか…それについては「どっちも」だと思います。


目標やノルマ、数字の達成のためには感情って結構邪魔になりますよね。

受験で成功できる人は分単位でしっかり計画をたててそのルーティンを綿密に実行できる人です。一日10時間勉強するとしたらそのうち何時間を英文の読解と単語の勉強に充てて、そのうち何時間をそのほか暗記系の勉強にあてて、そのうち何時間を数学と物理の問題演習にあてて、そのうち何十分を読解の練習にあてて…というルーティンワークを組み立て毎日毎日こなしていけるのが受験で成功できる人です。


行き当たりばったりで、「今日は気分がのらないから英語できなーい」「今日は数学ってカンジじゃなーい」「YouTubeとTwitterやってたら一日がおわっちゃったー」「彼氏から連絡こなくてまじ病むから今日は勉強ナシで」というのは残念ながら受験で勝てない人です。一部天才を除いて。(僕の同級生に高校2年3年と毎日8時間音ゲーに費やしながら東大文一に現役で受かったやつがいました。そういう例は考えないでおきましょう。)



初対面の人などに対する違和感の話でしたね。


何が言いたかったかというと、思考系の人って常に感情を抑制してきてる(抑制してる自覚すらない)から人間関係をフィーリングでとらえていくのも苦手な傾向があるよねってことです。


「自立してる女子はなかなか結婚できない」「バリキャリ女子は婚活で苦労する」なんてことがよく言われています。

これについては「バリキャリ女性は自分がハイスペックなぶん、男性に対する理想が高くなるからなかなか相手がいない」というのがありがちな説明ですが、
ここまでの男性脳(思考優位)の話で読み解くとまた違った角度から見ることができます。

すなわち、自立系バリキャリ女性は当然ながら男性脳強めです。
男性脳強めな男性より、男性脳強めだと思います。


なぜなら、幾分マシになったとはいえ日本の会社組織ってまだまだ旧態依然としています。
端的に言えば年功序列社会ですし、男が何かと優遇される社会です。

そんななかで出世競争などで這い上がり、自分なりのキャリアを築いてきたバリキャリ女子は並大抵の男性脳の持ち主ではありません。武士です。

恐ろしく計画性に長けているはずですし、ロジックにも実行力にも長けているでしょう。そしてその分、感情の抑圧も厳しいと思います。


感情や感性の抑圧が厳しいとマッチングアプリなどで初対面の男性とあったときに、「違和感センサー」を封じ込めがちになってしまいます。



ーー人の脳は非常に優秀で、過去の膨大な人間関係のデータを瞬時に検索して「違和感」「生理的に無理」という分かりやすい直感を与えてくれる。ーー


ツイートで書いたこれが違和感センサーですね。

当然ながらどんなに男性性が強いバリキャリ女子に対しても感性センサーは鳴り響いています。アラートは鳴ります。


「その男ちょっとやばいんじゃない?」

「え、今まで付き合ってきたダメ男となんかちょっと似てない?」

「こういうしゃべり方するやつってモラ率高いよね?」

「昔不倫してた既婚者となんか似てるけど大丈夫?こいつ本当に独身?」

「最初は優しいけど後々私の年収に嫉妬して面倒なこと言ってきそうなタイプじゃね?」

「なんか口臭くね?」

「てか生理的に無理じゃね?」


一例をあげればこんなセンサーが脳内でわんわんと鳴っているのですが、超男性性優位のバリキャリ女子はこういった「感性の声(女性性)」を封じ込めてしまうのですね。違和感があっても無理に「良いところ」を見ようとしますし、実際見れちゃうんです。自分の心の声を思考の力でねじ伏せてるというか。武士です。


結果、仕事はめちゃくちゃ上手くいってるのに婚活や恋愛になるといつも変な男ばっかり掴まえててちっとも上手くいかないということが起こります。


仕事は計画性とロジックと男性脳が重要ですが、婚活や恋愛は感性と感覚と女性脳の活躍も求められます。強く求められます。



(さらに違う角度では、バリキャリ系の女子は「無価値感」からくる婚活や恋愛の難題を抱えてることも多いです。こちらの記事参照)



私が尊敬している将棋棋士の羽生善治先生も言っていたのですが、「直観は7割正しい」そうです。

私は将棋が大好きなのですが、将棋って一つの局面での指し方が数十通り、数百通りあり、そしてその次の相手の応手が一手につきそれと同じ数以上あり、そしてその次の自分の指し手が一手につきそれと同じ数以上あり、、、というので、たったの三手先、五手先、七手先でも変化の数は何万、何十万、何百万、下手したら億通り以上あるわけです。


そうした局面の変化をすべて読み切るのは、コンピューターなら可能でも、人間の理性的能力をはるかに超えています。

そこで直観、フィーリングで一手を絞っていくわけですね。天才の中の天才であり、ロジカルな男性脳の権化のような存在であるプロ将棋棋士でも、究極は直観を頼りにしており「思考」は直観を裏付けるためにしか使わないわけです。


ツイートでも書いたように、人の感性的直観は非常に優秀です。

思考や論理では捉えきれない深さをもっていますし、多くの場合「当たり」ます。

それは将棋でも然りですし、恋愛でも然りです。


書いてきた自立系バリキャリ女子の皆さんを初め、思考優位で活躍してきた人、自分の心の声を抑圧してきた人、「なんか人間関係とか恋愛が上手くいかないんだよなー」という人は是非、もっと自分の心の声に素直になってみてください。

「私はこうしたい」
「私はこういうパートナーシップを築きたい」
「私はこういう結婚がしたい」
「私はこういう将来が理想」
「私はこういう風になりたい」

という心の声、直観にもっともっと耳を澄ませてみてください。


自分の心と脳が発する、「生理的に無理」もしくは、「生理的に理想」に従えるようになると、婚活はめちゃくちゃ楽になります。




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