線引きの癖はどこから?

「わからないもんねって線引きする癖が、仁にはあるよね。」
彼女がそう言ったとき
ああ、確かにそうだなって思うと同時に泣けてきた。

「それが仁の身の守り方だもんね。そうやって自分を守ってきたんだから、それごと大事にしたいんだ。」

夜中のオンラインTV電話(TV電話って、今は死語?ww)。酔っぱらってて眠くて、このまま寝落ちするだろうな・・っていう状態の彼女は、すっごい本音を頑張って伝えてるのがわかる。

それごと大事に「したい」けど、線引きを感じたときに悲しくなっちゃうんだよね。そして、それでも、もっとわかりたいんだなぁ。。すごいな。
「わからない前提でわかろうとするのって大事だと思うんだ。」

安心した。
わからない前提がある人は「わかるように説明して」とは言わないで、わたしの言葉やわたしの在り様から、わかるところを拾って、拾えないところはとりあえずはそっとしておいてくれるからね。

思い出せる限りでは、わかって欲しいと思ったことがなかった。人は違うからわからなくてあたりまえで、わからなくても大事にすること、愛することはできるって知ってた。
母は「仁はこういう子だねぇ」と決めつけていて、それはわたしが身体が弱かったことに起因するイメージに過ぎなくて「そうじゃないんだけどな・・」と思っていたけれど、わざわざ正そうとは思わなかった。母にとってのわたしが「こういう子」ならそれでいい。母の愛情は受けとっていたからね。

その人なりの愛情でもって、わたしを大事に思ってくれている。それで十分なんだ。

自分が望む姿じゃないって文句つける人は「わかる(はず)前提」なんだろうなぁ。だから、相手をそのまま大事にできない。自分はわかろうとしているのにわからないのは、相手がおかしいって思っちゃうんだよね。

あ、話がそれた(^-^;

わからなくても愛してくれている。それは確かだけれど、だからってそんなに頑なに線引きが必要とは思えない。うーん、なんなんだ?

わからないもんねっていう線引きかぁ。。
うん、ほんとにそう。それがわたしの基本かもしれない。

この「わからないもんね」は「どうせわからない」というのとは違う。
わたしの「わからない」は尊重なんだ。
線引きは尊重。互いに侵入しないってこと。

あ、、ちょっとわかったかもしれない。
侵入が恐怖なんだ、、10歳のトラウマは根深かったんだな。
線引きの癖は恐怖からきてたのかもしれない。
だから、泣いてしまったのか(^-^;

わかって欲しいと思ってなかったから、線引きするのは容易かった。簡単なやり方を採用しちゃうよね。そりゃあね。

尊重した上での侵入もあるというのは、ちゃんと知っている。うん、大丈夫。

何かが変わってくるだろうか。

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