TASCAMの8chマイクプリアンプ「TASCAM MA-AD8」を1600円で買ったよ。ただしケーブル特殊
変な機材買ってみたよシリーズ。去年「TASCAM MA-AD8」なる機材を中古で1600円で購入しました。
この機材はTASCAM製の8ch仕様のA/Dコンバーターなのですが、マイクアンプがついており8chのマイクプリアンプとしても使えます。
ちょっと特殊なのが、アウトプットが「TDIF」(Tascam Digital Interface)というTASCAM独自フォーマットのコネクタで、接続できる機材が限られているのが難点。ケーブルも今はほとんど販売されていないので、海外通販でTDIFケーブル買たところ1ヶ月かかってようやく届き、音出しができました。
結論から言うと、個人的には「かなりいいな」という手応えを感じており、数万円の買い物に匹敵する価値があったと思います。折に触れて活用していこうと思っています。
ファンタム電源やPADもあり、ラインレベルも受けられるのでラインアンプとしても使えます。機材はほぼ使われていなかったようでピカピカです。
音質は「素直な普通な音」という感じですが、A/Dコンバーター内臓なので、手持ちのPro Tools | HD I/Oに直結すると、ノイズのないクリアな音質が得られます。ワードクロックを受けることもできるのですが、TDIF自体にクロックが通っているので、TDIFケーブル1本でロックさせて使用する事ができます。
私、ライブ配信を始めた当初、TASCAMのMX-4というマイクプリアンプを便利に活用していた時期があるのですが、年代的には同じ世代の機器だと思うので、お久しぶりという感じです。
「補足)TDIFとは
端子自体はかつてプリンターなど、RS232Cでも使われたD-SUB 25ピンなのですが、ピンアサインがTASCAM独自で他用途用のD-SUB 25ケーブル では代用できず専用のものが必要なんです。このTDIFという規格は一部業務機を除いて全然流行らず、ほぼ死滅した規格なんです。
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