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ピアニストの須江太郎さんの美しくも儚いシューマン

年内最後のお客様、ピアニストの須江太郎さんが、 白金ピアノスタジオ のベヒシュタインを弾きに来てくださいました。

シューマン 詩人の恋より「はれやかな夏の朝に」。この美しい音をどうやって奏でているのか、指先を観察してしまいます。

シューマンの連作歌曲集「詩人の恋」は、シューマンが特に歌曲をたくさん書いた1840年の作品ですが、生涯に作曲した270曲の約半分に及ぶ136曲をシューマンはこの1年に書きました。後に1840年は「歌曲の年」と呼ばれます。

この年はシューマンが恋人のクララとの結婚した年でもあり、歌曲にはクララとの恋愛が強く投影されています。

16曲で構成された歌曲集の中で、「はれやかな夏の朝に」は12曲目に収録されていますが、失恋の悲しみを歌った曲と言われています。

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