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わたしと15年【文章】


彼らは2006年にデビューした。

これはそれからの15年をあくまでも私の主観と思い出で語っていく記事である。


前年2005年の大ヒットテレビドラマ「ごくせん」主演2トップが所属するグループ。一度は聞いたことある「ギリギリでいつも生きていたいから」という歌詞をひっさげたデビューシングルがミリオンヒット。

2006年当時、私は中学2年生。テレビドラマ「ごくせん」の彼らに胸ときめかせながら過ごしていた。いつのまにか不良は6人になっていて、歌番組で黒い布が多い衣装を身にまとう彼らに、改めて惹かれたのを覚えている。

同年末。一人が留学。5人になる。当時携帯電話も持っていない子どもだったけれど、アイドルの衝撃的なニュースは連日報道され、必然的に耳に入ってきた。ショックだった。でも家やクラスでは人に知られないように平然を装っていた。

2007年。留学から戻ってきて、元の6人になった。気づいたら徐々に同級生の気持ちはドラマ「花より男子」にいっていた。ブームとはそういうものだ。しかし私は完全燃焼できず、心の底でじわじわと燃やしたままだった。

2008年。高校生活のスタート。彼らのことが好きな友達ができて、再燃。冠番組が夜中にやっていたので、それを見たくて徐々に家族にもばらしていった。

2009年。東京ドームにて、初の現場デビューを果たす。公演中土砂降りになり、亀梨くんの「ブーツを外に干してきてしまった…」というMCがあったのを覚えている。

2010年夏、大学に向かう電車の中で1人が脱退することを知る。メンバーが5人になるという現実をしばらく受け止めきれずにいた。ネットは大荒れで、ファンの中の派閥争いのようなものもすごかった。

2011年、5人になって、ここでちゃんと応援しなければ、と思った矢先。デビュー5周年記念のツアーは震災を受けて中止となった。妥当な判断だが、なんとも言えない気持ちになった。

2012年、絆をテーマにした全国ツアーを開催。ここで私はTwitterオフ会や遠征にハマる。夜行バスを使ったり、金はないが時間だけはある大学生の強みをもっとも生かせたツアーだった。遠征先の仙台で初めて牛タンを食べて、こんな美味しい食べ物がこの世にあるのか!と、しばらく牛タンのことしか考えられなくなった。

2013年。秋、2人目のメンバー脱退。4人になる。それを受けて、初の単独カウントダウンコンサートが開催。大阪で年越しを迎える。少し遠いホテルを取ってしまったため、帰りの電車はすし詰めで乗れず、見慣れぬ大阪の街を何時間も歩いてホテルに帰った。

2014年。大学の卒業前に新春イベントや舞台、テレビ観覧に通いまくる。社会人になってからも、定時ダッシュで夏のコンサートツアーに通った。水鉄砲の演出があったが、一滴もかからないまま終わる。年末は大阪で2年連続のカウントダウンで、前年の失敗を生かし会場近くの元ラブホみたいな宿に泊まる。風呂が半分透明・半分磨りガラスで、友達と泊まるのに気まずいこと以外はよかった。

2015年。春に東京ドーム公演。Aブロック花道横と言うめちゃくちゃいい席が当たる。しかし同秋、もう1人の脱退宣言。来春から3人になることが決定。渋谷のファミレスで友達と頭を抱える。

2016年。デビュー10周年にして充電期間(活動休止)宣言。3人目のメンバーの脱退とともに、このまま前に進めていいのか?という彼らの判断だった。その時のラスト公演は号泣。その後、これを機に婚活を頑張ろうとするもうまくいかずに終わる。

2017年。亀梨くんソロツアーのため母と香川に遠征。転職したばかりで休めず、終わり次第寝台特急で東京に向かい、そのまま会社に向かうという荒業を使う。

2018年の年明け、活動休止から復帰。春に単発公演、夏にひさびさのアリーナツアー。激戦の福岡公演が復活当選するという奇跡を果たす。新潟公演ではなんと最前列で、お手振りのファンサービスをもらう。弁慶ののどぐろ寿司、もう一度食べたい。

2019年。全国アリーナツアー。参加予定の福岡公演が台風とぶつかり、現地で中止になってしまうレアケース発生。北海道が北海道と思えぬ暑さでグッズ売り場でバテる。〆パフェ初体験。

2020年。言わずもがな自粛。いろいろあって亀と山Pのツアー&アルバムが本当に幻になってしまう。

そして2021年。15周年アニバーサリー公演が緊急事態宣言の延長に伴い延期。かろうじて当日の無観客配信が決定。


あとこのほかに、元メンバーの不祥事なども追加されるけど割愛。
書き出してみると、全然ゴールしないすごろくみたいで笑ってしまう。
笑えね〜〜!


そんなアップダウン激しめな彼らの何が好きなんだろうって考えたときに、やっぱり顔が良いのはそう。そうなんだけど、グループのコンセプトやブランドがブレないところ、なのかなぁと思う。

黒が基調の衣装。揃わない個性的なダンス。ツンとしてるのに、ちょっと抜けてるトーク。
ひとりひとりが芸術品で、それゆえにぶつかり合うときもあるけれど、
同じブランドの看板としての誇りがある。

脱退はひたすら悲しかった。でも社会人になってから、道が違えたメンバーは「同じ看板を掲げられなくなりそうだから、転職したんだなぁ」と思えるようになった。(まぁ脱退理由も色々あるのだが)

いつまで経っても、手が届かないような。
一生かかっても、交われないような。
あのときから焦がれてたまらなかった、大人のお兄さん。
でも今はもう、なんだか戦友のような、親のような気分にもなっている。


こんなご時世だけど、コンサートは延期になってしまったけど、一応ちゃんとお祝いできる年がやってきた。

3月22日がデビュー日だけど、アニバーサリーシングルは本日3月10日発売。
Appleミュージックやアマプラ会員向けの配信も解禁したので、この機会に新しく聴いてもらえたらうれしいし、出戻りでもなんでも来てほしい。

改めて、私の憧れを作ってくれた6人に。
今も、私の好きな看板を守ってくれている3人に。

おめでとう、ありがとう、KAT-TUN !


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