150428_ひよこゆうびん_ヘッダ

【絵本】ひよこゆうびん【メイキング付き】

お話自体は最後まで、無料でお読みいただけます。
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有料ゾーン、期間限定で無料公開しています。当時ご購入下さった方もいらっしゃるし、随分悩んだんですが、ここから記事金額がnote運営に利益を吸わせないように、高額設定になりますので、ちょっともったいないなぁって、どうしても思ってしまって。有料記事は移転先を探し中です。
もし新規でお読みくださった方でこの記事まじで無料で読んじゃっていいの…?って思って下さった方がいらっしゃいましたら、RTか感想をお願いいたします。なにせ締め切り前でモチベがカスカスなもんで…たすけて~
2024・7更新

ではどうぞ!

左綴じです。こっちに向かって読んで下さいね→

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1年前ぐらいに描いた絵本になります。



有料ゾーンにメイキング、キャラデザ。元ネタなど載せてあります。面白かった!と思ったら、シェアかご購入して下さるとさらに励みになります。

*有料ゾーンのお品書きこちらになります*
300円以上の情報突っ込んであると思いますよー。5,667文字/画像52枚の記事になります。

*その1*ひよこゆうびん*ラフのラフ。キャラデザなど*

*その2*ひよこゆうびん*レイアウト変更前の下描き(全ページ分)*
配色で視線誘導する方法など掲載。

*その3*生活カタログ(仮)お蔵入り冒頭1pのネーム→下描きまで。お待ち下さってるフォロワさんにあてて裏話など。

*その4*プレゼンボード2枚を実質7時間ぐらいで仕上げるまで*
過程をおいながら背景を描く時に気をつけてること。こだわってること。モブの考え方。時間配分などを出来るだけ細かく説明してあります。

クリエイターの方以外にも、出来るだけ伝わるように構成してありますが、このnoteのおまけは職業に興味がある方か、絵描きさん向けかなと思います。よく描き方を質問されることをまとめて掲載してあります。画像も多いですよ。


*おまけその1*ラフ→キャラデザ*

さて、おまけが本編です。このひよこゆうびん、3年前に描いたこのラフが元になってるんですが。ヘタすぎワロタ。3年前こんなにヘタだったんだなぁ。


あ、ここから有料ゾーンです。ご購入ありがとうございます!

ただ、お話自体は気に入ってたので、いつかうまくなったら描き直そう。なんて思ってました。

*キャラデザ*

さて…絵本っぽいキャラデザとかやったことないので、とりあえず髪型やシルエットでキャラを立てる方向でネタだししていきます。遊戯王がこの方法のキャラ立てやってますね。シルエットで抜いても誰か分かるようにキャラデザしてるんだそうです。

AとBどっちがいいかなー…。ちょこちょこ落書き、

息抜きにファッション誌の子でもキャラにするかーとかごしょごしょ落書き。

あれっ、これと(B)をあわせたら、キャラ立つんじゃない?

これをさらに微調整して描いていきます。

*おまけその2*下描き→配色決定*

最初右綴じのレイアウトで描いてたのですが、応募しようと思って描いてたものなので、ペン入れ前にもう一回よく募集要項を見たら、左綴じの募集でした。ウワアアアア。結局裏返して、ライトボックスで透かしてペン入れしましたよー。なので下描きは左右反転してあります。なかなか面白いかなと思うので、全部載せておきますね。


ここでもう一つ募集要項読み逃してたことが判明。8p以上の募集だったのですがトビラはページ数に含みません。とのことで、

このお話1P足りんやん!Σ(゚Д゚)

ということで、この3p目を膨らませて、本番ではトビラ込み9pに増やしてあります。募集要項はちゃんと読もう!!


パース描くの好き。

ソファ描くの好き。

応募する前に気付いてよかったです。結局、落選してしまったんですが、我ながらこのお話は面白く描けたと思うので、いつか何かに使いますよ。


*配色決定など*

カラー苦手で、毎回苦労します。今回フルカラーだし、言葉がないストーリーなので、視線誘導間違えたら、アウトだなぁと思って、考えすぎて、最初訳がわからない色付けになっちゃってました。

顔がつねに赤い子なので、「赤」で視線を釣れないかなぁとか、ごちゃごちゃと考えつつ迷走しまくり。これじゃ男の子の部屋じゃないかー。

部屋は女の子らしい配色がいいよね、とかあれこれ思案して。

結局彩度で視線を釣ることになりました。

だいぶ女の子らしい配色になりました。

ちなみにこの主人公の部屋ですが、外観が西洋風なのに、室内は和室で描いてあります。洋食屋さんの娘で、お店用で外観だけリノベしてあるけど「私の部屋はなんでリノベしてくれんとよー」とか思いながら住んでる設定です。和室を一生懸命工夫して住んでる子、可愛くないですか?

*この作品を描いたきっかけ*

※引用部分は2015年春に下書きを入れた時書いてあったものです。そのまま使ってみます。※


*2015年5月の私からのコメント*

実は、3月中旬から、腰を悪くして、寝たきり生活がずいぶん続いていました。noteも、手持ちのノートに落書きしたものなど、どうしてもクオリティ低めの更新が続いてしまい、仕事なども責任が取れないので、受けられない状態で、困ったなぁと、うめきながら天井ばかり眺めてたのですが。こういう状態になって健康だった日常を思い起こすと、むしょうに「物語」が描きたくなるものだなと、改めて感じた次第です。

4月中旬から、徐々に起き上がれるようになってきて、自分自身の元気を出すためにも、多少腰が痛くても描いたのが、このお話です。

今では、もうストレッチをしてもいいよ。とDrの診断もおり、コルセットをつけておけば、出歩けるぐらいまで回復しています。苦しかったですが、日常への感謝を思い出す大きなきっかけとなりました。


*2016年9月の私からのコメント*

今ではすっかり歩けるように戻りましたが、この件をきっかけに、いつか行こうっていう場所が出来たら、予定を組んで、なるべく早めに現地に行くようになりました。体が動かなくなる日って急にやってくるんだってよくわかったので。

1年経って、即連載杯を受賞をしたのですが、なかなか生活カタログ(仮)の1話の直しが通らなくて焦ります。受賞の連絡からもう半年かかってます。何をやっているのだろうと思う。自分を信じて積み上げるしかないですけどね。描いていくしか突破口はないのだ!

*おまけその3*生活カタログ(仮)ボツショット。

*ネーム*

この流れで、担当さんチェックで通って、編集長チェックで落とされてしまった話の冒頭をチラ見せしておきますーー。

担当さんに見せる用のネームの描きこみ量はいつもこのぐらい。表情の表現が多いので…台詞と丸描いてちょんでネーム描ける人がうらやましい。

*下描き*

表情…ネームの方がよかったよなぁ。ってすごく思う!いつもこうなります。これは皆さん苦しむことですし、しょうがないですけど。

下描きまでして落とされてしまうと、ほんとがっくりきますけど、編集長チェックを出来るだけ一発で通す手法として、下書きレベルまで描きこんだネームはやはり強いので、また描きますよ。

*タイトル変更が決定しています*今「生活カタログ」で検索掛けると、普通の住まいの通販カタログ的なものが、検索競合でいっぱいかかるので、私から改題の提案をしました。もうちょっとキャッチーで省略しやすいタイトルになります。早くお届けしたい、頑張らねば。

私には皆さんにお伝えしたい世界や、些細な風景がいっぱいあるから、魂を削れるんだと思う。応援よろしくお願いします。

*おまけその4*プレゼンボードが出来るまで。

最近お友達とこういったモニターに応募しました。

久しぶりに守秘義務のないプレゼンボードを作成しましたので、スクリーンショット付きで、こだわりやコツなどを列記しておきます。

*私が書いたエントリーシート*

*アピールシート作成*

どう住みたいかのプレゼンボードA4サイズ2枚まで提出可能という募集で。任しといてくれ!出来るだけ飾らずに好きに描いた方がいいよね。ということで友達の手描きも混ぜて、合作部分のあるボードを作りました。素材を貰って、pcで私が合成、着彩です。

*友達画のわたし*
かわいいー!


*友達が書く「まみすけさんてこんな人」*

推薦文の3/4が方向音痴ネタっていう。(´>∀<`)ゝ

*パース感を合わせて合成用にもう一体描きます*

似てますよ!うまく描けました。

*フォトショで合成*

とりあえず1p目の素材はそろったので、次は2p目の方の素材を描きます。だいぶ厳しい日程で実質7時間ぐらいで仕上げて提出です。残り時間を考えると、塗りは色味をおさえるしかないなぁ。なんてカラーの構想をなんとなく練っておきます。

*2p目*

ここへきて全然決めてません。とりあえず、住んでる絵が1枚欲しいな。というのだけは決めてあったので、いきなりラフを描いていきます。「リビングでカフェやお絵かき教室を開きたい!」という提案用カットになります。

ラフを描きながら
・無印の家具が一番手前でよく見える位置であること。
・暮らしてる人の表情が分かるポージング。
最終的にこの2つは外さないようにラフをいじっていきます。

テーブルの奥のパースがやや狂ってますが、残り時間を考えると、直さないで強行突破しないといけないかもなぁ。とか思いながら進めていきます。

あと、人物が入ると気にならなくなることも多いので、表現のキモは「正しくパースを描く」ことではなく「空間の雰囲気のプレゼン」が出来ていればokなのだという事を忘れずに描いていきます。

これは、パースに苦手意識がある方ほど「正しく描かなくては」という沼でおぼれてしまいがちなので、お伝えしたいんですが、悩んだ時や、時間がない時こそ「プレゼンしたいものは何か」を頭の中に強く思い描いてみてください。

読者は別にパースの教科書が眺めたくて、漫画やイラストを読みに来てるわけじゃないのです。プレゼンの邪魔になるぐらいひどい時に、ちょっと直すぐらいでいいのです。あ。ちゃんと資料はとってくださいね。資料は現実の風景と、虚構の世界を結ぶ、大切な懸け橋となります。

関係ないんですが、モブの顔が思いつかないので、

進撃キャラが描いてあります。

ミカサが客の役が下手すぎで、悪目立ちするので、テーブルに座るお母さん役は、アルミンに描き換えます。

モブってなぁに?という方用↓

モブのコツですが「この人はどうしてこの空間にいるんだろう」って描く時に簡単な設定を作ると「空間」らしくなるなぁと思います。

もしプレゼン内容が「建物の造作」だとしたら、紙きれみたいなモブでいいんですが、「空間の雰囲気」のプレゼンの場合、私は、時間の許す限りモブがそこにいる理由を考えます。マネキンにも服を見せるっていう仕事があるぐらいなので、意味もなくそこに立ってる人っていません。その場にいる人々の想いの集合体が「空間」なのだと思います。

*ペン入れ後*

アルミンはエレンにジュース飲みたいってせがまれたんでしょうね。ハンジはお客というより友達で、うちに休憩にきて、愚痴ってますね。ミカサはなんか才能ある絵を描いてきてそうですね。リヴァイは…隣に住んでる子で、うちには面白い本がいっぱいあって猫もさわれるから、ぶつくさ言いながら図書館代わりに通ってるんだろうなぁ。

もうね、こういうこと考えながら描くの大好きです!!

この絵をA4にぎちぎちに配置するとプレゼン力微妙なので、こちらは縮小して、案内役として、私と友達の全身ショットを追加することにします。

この時点で、あと〆まで3時間ぐらいなので、人物追加カット描いて用紙レイアウトに30分。2p塗りに1時間→テキスト書き入れ→1時間。残り時間30分で提出目標に決めます。ぎりぎり。こういう時間配分ほんとはあかんですよ。

*全身-人物カット×2点*

右ポーズなので反対に描いてあります。デジ描きの反転、どうしてもイライラしてしまって、今のところアナログしか無理ですね。慣れないとなぁ。

もういっちょ!

漫画で描くと美化出来ていいですね!

*配置して塗り*

この辺急いでたので、途中の画像がないんですが、時間がないので、色数を落とす戦法でいきます。無印の配色の真似でいくことにします。

この無印の商品画像から色をスポイトで拾って使うことにします。よく使う手です。現実世界のアイテムは、だいたい少しくすんだ配色になってますので、そういう色が好きです。

主線は、無印のロゴカラーから吸い出します。

この段階で他のプレゼンテキストは友達から貰ってきた分以外何一つまとめてないので、とにかく前倒しで塗ります。15分早く塗り上がりました。もうぶっつけでフォント打ちながら考えます。

〆切り7分前に提出*はー。あぶなかったーーー。

*出来上がり!*

塗る時間なかったのが逆に無印感が出たなという感じでうまく行きました。

〆切りを乗り越えると、毎回少しだけ経験値がもらえるなぁと思う。ていうか仕上げないといつまでたっても経験値もらえないんですよね。途中まで描いたから前よりうまくなったよ、なんてことは、今まで一回もなかったなと思う。だからクリエイションを生業としてる人たちは、どんなに時間がなくて納得がいかなくても、必ず時間内に仕上げていきます。

*最後に*

いかがでしたでしょうか?300円記事ははじめて描いたので、ご購入下さった方に、絶対損はさせないぞ!と思い構成しました。有料部分のネタばれokなので、楽しんでいただけたら、ぜひ感想や拡散などお願いいたしますー。


*応募したあとの話*

発表は9月中旬ぐらいだそうですが、この無印の住まいのモニターは毎回5000件ぐらいアピールシート付きの応募がくるそうで、この数字だと全国コンペ規模なのですが、今から二人で「受かったらやっぱり辞退しようよー」「TVとか取材とか怖いよー」とか皮算用な会話をしています。

なんか家賃タダの代わりに広報をだいぶやらされるの後で聞いて。二人で暮らすんだったら、そういう心のストレス少ないのがいいよねって。なので、こちらに先にupしちゃいます。

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アリガトウ!