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#49【噂の真相】【23/24 セリエA第23節】アタランタ×ラツィオ マッチレビュー

こんにちわ!こんです⚪️⚫️

最近セリエA界隈でチラホラ聞く「今シーズンのエデルソンはやばい」という噂と、鎌田選手が出場機会を失っているという話で「そういえば最近のラツィオってどうなの?」という疑問から、今節のアタランタ×ラツィオの一戦を見てみたいと思います。

結論から申し上げると「エデルソンはやばかった」ですし、ラツィオに関しては「すごく悪くはないけど特別良くもない」という印象でした。

ちなみにロベッラとペッレグリーニは相変わらず元気そうで安心しました。

●スターティングメンバー

◼︎アタランタ
勝手なイメージで「デケテラーレは右サイド」「エデルソンは左サイド」かと思っていましたがこの試合ではどちらも逆でした。

デケテラーレの配置については後で触れますが、•ラツィオの右サイドのほうがポケットに侵入しやすかった
•侵入後に利き足の左サイドからクロスが上げやすい
という理由が大きいと思います。

あとはスカマッカ。ルックマン不在の中、ラツィオとの大一番でミランチュクにスタメンを譲るようではまたまだ信頼されていないようで切ないです。アズーリの未来のためにもファイト。

◼︎ラツィオ
鎌田選手ベンチスタート。これで5試合連続でベンチのようです。冬の移籍の噂もありましたが結局決まらず。

同じポジションのゲンドゥージについてはパワフルかつダイナミックに動き回りますが、動く分スペースが出来やすく、この試合でも裏を狙われることが多かった印象です。

来夏ユーベにフリー移籍の噂があるフェリペアンデルソンですが、30歳ながら今シーズン2G6Aを記録してチームを牽引。

チーム得点ランクトップがインモービレの5Gというのはなんとも苦しい現状です。

●デケテラーレの左配置

この試合ではデケテラーレの左サイドからチャンスを作る場面が多く、先制点もポケットに侵入したデケテラーレのクロスから生まれました。

形としては上の図のような形です。
✔︎ラッザーリとイサクセンの間にルッジェーリがポジションを取る。
✔︎コラシナツが攻撃参加することでイサクセンを食いつかせる。
✔︎ルッジェーリにボールが渡る。ラッザーリを食い付かせる。
▶︎ラッザーリの背後のスペースをデケテラーレが狙う。

ラツィオ右IHのゲンドゥージがかなり動く分、ラッザーリとイサクセンの2枚でサイドを守る場面もあり、裏を狙いやすい状況でした。

背後をとった後は利き足でクロスを上げて、中で空中戦に強いスカルヴィーニやエデルソンが待ち構える攻撃は迫力があります。
(これやるならスカマッカ入れてもいいんじゃない?とも少し思いました。)

アタランタの攻撃としては、
✔︎左サイドはコラシナツ、ルッジェーリ、デケテラーレと左利きの選手中心に構成して、相手CBの背後を狙いつつ、時にはシンプルなアーリークロスを狙う。
✔︎右サイドはスカルヴィーニ、エデルソン中心に流動的に攻めつつ、空中戦にも強いため左サイドからのクロスから得点も狙える。
といった形で盤石。

後半からジラ▶︎カザーレの選手交代により多少対策されたデケテラーレでしたが、右サイドにポジションを移して躍動を続けて、ゴールまで決めてしまいました。

今シーズン26試合9G7Aと覚醒

ちなみに上の写真も含めて、要所要所で良いところにいるデローンの渋さも痺れました。

●噂の真相

🤙🏾🇧🇷⚽️

界隈で言われていた「今シーズンのエデルソンはやばい」という噂。はい、事実でした。

とはいえ、この試合ではルイス•アルベルトを消すことをメインタスクとしていたのでそこまで目立っていませんでしたが、凄さは伝わりました。

まず第一に守備が上手い。下記ツイートによると、欧州5大リーグで60回以上タックルを試みた選手の中でのタックル成功率が1位らしい。

それも納得なくらいスマートにボールを奪うし、ブラジル人選手らしく足元も上手いし、ボールもほとんど取られない。さらに今シーズン5Gを決めており決定力もある。

ユーベやプレミア方面への移籍の噂が上がるのも納得の選手でした。

●ラツィオの現在地

5試合連続出番なし

最終スコア3-1でアタランタの完勝。これでアタランタはホーム戦脅威の7連勝らしい。
順位表としては、アタランタはCL圏の4位を維持、ラツィオは9位に沈むことに。

ラツィオに関して前書きで「すごく悪くはないけど特別良くもない」という印象と書きました。

ラツィオよりも上の順位にいるローマ、ボローニャ、ナポリ、フィオレンティーナと比べるとクオリティ不足は否めず、怒られるかもしれませんが9位は妥当な順位だと思ってしまいました。

サッリ監督の解任の話はあまり聞こえてこないですが、インモービレやルイスアルベルトといった功労者との別れとともに、どこかでチーム再建へ舵を切るタイミングが近いのかもしれません。

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