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現実の棚卸-セルフナレッジとは?-

 あなたは自分自身のことをどれだけ知っていますか?

 
 「自分自身のことは自分が一番知ってて当たり前だろ」

 そう答えるのが一般的とは思いますが、「本当の意味で」
知っているか?という質問です。

 以下、本当の意味で自分を知ることの大切さを解説します。


自分の事、どれだけ知っているだろう?


 あなたが好きなことはなんですか?嫌いなことはなんですか?
 得意なことはなんですか?苦手なことはなんですか?
 
 あなたが実現したいことは?その理由は?
 そして、それに対する今のあなたの現実はどうですか?


 多くの人は自分自身を知っているのが当然と考え、好き・嫌いを
会社の仕事で例えると「事務作業は好き」「営業廻りは嫌い」
など、人それぞれの回答が出てくると思います。

 しかし、自分が好き・嫌いと思っていたり、得意・不得意であると
捉えていることがただの思い込みであることは往々にして存在します。

 そもそも、なぜ好きなのか?嫌いなのか?得意なのか?不得意なのか?


人は感情(イメージ・主観)の生き物

 〇苦手の正体
 あなたは”苦手”だと思い込んでいることを実行する為の手順を
知っていますか?

 あるいは、考えたことがありますか?


 恐らく、苦手意識があることを率先して克服しようという人は
少ないと思います。

 だから、その手順を明確にできないし、やろうともしない。
多くは先延ばししてしまい、やらざるを得ない締切り直前にイヤイヤ
やっつけようとするから大抵うまくいかない。

 やっぱり自分はコレが苦手、と更にその思いを強くするという
悪循環ですね。


 その逆で、”得意”だと思っていること。
苦手の反対で、得意だと思っていることは「手順が明確になっている」
ため、正しい行動・選択が容易にできる。

好き・嫌い、得意・不得意、やりたい・やりたくない、できる・できない

 いずれの選択も、自分の直近行動による「思い込み」「感情」で
形成している場合が多いのです。

  自分自身の思い込みと現実には大きな乖離がある、くらいに
捉えておいてください。


自分を知る

 自分のやりたいことを「明確に」知っていれば、それにふさわしい
現実が作られていく。

 自分を知る、即ち「セルフナレッジ」に目を向けることが物事を
達成するレベルを左右します。

 野球で例えれば、実はバッティング能力が高いのに自分は
ピッチャー向けと思い込み、打撃練習全くせずひたすら投げ込み。

 打撃が得意というセルフナレッジがあれば、アピールの仕方も
行動も全く違うようになるはずです。

 自分を知る、即ち自分の現実・能力を知る。

 そしてその上で、理想の自分・得たい結果を明確にする。

 自分の棚卸をしていく中でしか、セルフナレッジを高めることは
できません。

 時に自分自身のイヤな面、至らない面に向き合うことにもなり
自己嫌悪に陥るかもしれません。

 恐らくその理想と現実との差を自らに突きつけることとなります。

 「俺ってこんなにいい加減なヤツなのか・・・」

 時間がないから、仕事が忙しいから、上司が、妻が、国が・・・
何かのせいで、あれもできないこれもできないという言い訳を探しても。

 結局それを選択し続けた結果が今の現実・自分だと気付きます。
答えは会社や周りの人や環境ではなく「自分の中」にあるから。

 自分の掲げた理想や理念と程遠い現実を知ることとなるかもしれません。

 しかし、ここからが本当にセルフナレッジを以て自分の人生を
歩むスタートと成り得ます。

 繰り返しますが、答えは必ず自分の中にあるからです。

 しかし、この過程を得なければ本当の自分に気づかないまま
思い込みによる得意なこと=実は得意でも好きでもないことに
しがみついて生きていくこととなります。


自分の時間を捕まえよう

 まずは自分の「現実」を棚卸する。

 朝起きてから寝るまで、どういった時間の使い方をしているか。
 どういった意識・目的を持って行動を”選択”しているか。

 それから、「理想の時間の使い方」を書き出す。
これも朝起きてから寝るまで、現実の家庭環境や仕事の拘束時間など
一旦置いて、理想的にはどんな時間の使い方をしたいかを明確化する


 ここで大事なのは、「自分にウソをつかない」ことです。
崇高な志とか、行動してもいないのにちょっとずつ前進してるとか
盛ってしまっては現実が見えません。

 1週間の行動を全て書き出してみると、何してたかすらも
思い出せない空白の時間や、YouTube見て適当にダラダラ過ごして
いた時間がポロポロ出てきます。

 理想とする時間の使い方を阻害する「ブレーキ」は何なのか。
 
 「ブレーキ」を外し、得たい結果への行動を促す「アクセル」は何か。

 理想と現実を明確化し、そのギャップを埋める行動を取ること
欲しい未来に繋がります。


ベーシック且つシンプルだけど土台となるもの

 上記のやり方そのものは、誰でも知っているようなことだし理屈は
非常にシンプルです。

 しかし、それを日々実行して感情ではなく現実を基に正しい行動を
選択できている人、その積み重ねで成功出来ている人はかなり少数です。

 そして、これを知ってまずは自分の現実と理想を整理したうえで
理想の時間の使い方に自分をアジャストすれば、明日からの時間の
使い方=行動の選択は劇的に変わるはずです。


まとめ

  さて、これまでセルフナレッジについて述べてまいりましたが
「じゃあお前はどやねん」と言われると

 漏れなく。。。理想にほど遠い時間の使い方してます・・・

 上記の「時間の使い方」を検証してみた結果、理想とする
時間の使い方、その先にある得たい結果が誰かの成功体験では?
という疑問が湧きました。

 社会貢献とか。
 誰かを救いたいとか。

 もちろん感謝されたり褒められたりしたら嬉しいし誰かの助けに
なれることを望んではいます。

 でも。

 ”自分にとっての理想の未来”を取り繕ったり、カッコつけても
あまり意味がない
んですね。

 未来が明確化されてないから、行動も「時間あるとき勉強しよ」
とか場当たりになっている。

 結果が見えない中でいくら努力しても「やらないよりマシ」では
ありますが、「いくら頑張っても結果が出ない、自分は才能無い」とか
努力が変なベクトルに向かうくらいなら一旦やめたほうがいいです。

 それこそ長い人生の1週間や2週間掛かってもいいから、今の時間の使い方
という現実を明確化し、本当の理想を明確化し、そのギャップを埋める
計画を立てる。

 そこから何を・いつ・どうやって実施するか決める。

 こうした人生の棚卸は1回やっておしまい、というものでもないので
都度見直し掛けながら行動していきたいと思います。


 最後までお読みいただき、ありがとうございます!


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