見出し画像

ギターであの曲がコピーできない、とお悩みのあなたへ

「あのバンドの曲を半年も練習してるのに未だに弾けない…」
「なんかバンドで合わせるとしっくりこない」

 バンドをやってると、こんな経験は多くの人が一度は
していると思います。

 あのギタリストと同じモデルのギター持ってる。

 エフェクターやアンプも同じ。
 
 バンドスコア買ってその通りに弾いてる。

 でも、なんか違う。
音の設定は合ってるはずなのに出てくる音が違う。

 家で練習したときは弾けたのにバンドで合わせると
うまくいかない。

 そんなお悩みに対して、推測できる範囲ですが原因と
解決策を考えてみました。

コピーができない理由と対策


理由①チューニングがあってない

 基本的過ぎて「バカにしてんのか!」と思われたかもしれません。

 しかし。

 指を動かす、コードを押さえることにばかり集中して
ただチューナーの真ん中近くならいいだろ、という人は
少なからず居ます。

 プロとアマチュアを分ける要素はこんな基礎的な部分です。

 また、「オクターブチューニング」をやったことすら無い人も
少なからず居ると思います。

 ギターソロ弾かないから関係ない、という人は根本の
開放弦チューニングも合ってないと思ったほうがいいです。

 弾けている気になっているのは本人だけ、バンドメンバーは
なんかおかしい、と感じています。

理由②楽曲を間違えて覚えている

 多くの楽曲はイントロがあってAメロBメロがあってサビがあって
それを繰り返して…という流れですが、1番・2番・間奏・エンディングと
進むうちに「ちょっとずつ」変化していることが殆どです。

 同じフレーズの繰り返しと思いきや、パートが変わる前に
ちょっとだけリズムやフレーズを変化させる。

 慣れていたら当たり前になりますが、意外と気付かないで
全部一緒だろ、と勝手に覚えているのです。

理由③弾き方に問題アリ


 そもそも「ギターの弾き方」に万人に通じる正解はありません。
 
 プロギタリストを見ていると、ストラップを極限まで長くして
腰までギター下げて弾いている人がいたり。
 逆に胸元くらいの高さで構えている人もいたり。

 ピッキングの角度や弦の押さえ方も微妙に違う。

 ストロークのし方もダイナミックだったり繊細だったり。
それが個性になっている人もいます。

 ここでいう「問題」は、姿勢と力の入れ方です。

 気づかないうちに片方の肩が下がっていないか?
 弦を押さえる時に手首をひねり過ぎていないか?
 逆に手首が引っ込み過ぎて押弦が不安定になってないか?

 ここでは詳しく述べませんが、「体幹」が影響して
ギターの位置や弾き方が安定しない人もいます。

1つずつ解決しましょう

 まず理由①については「毎回練習前やライブ前にチューナーを
使ってチューニングする」です。
 
 当たり前だろ、と思われると思うんですが意外と出来ていない。
大体でいいだろ、で済ませてしまう。

 素人臭さを脱したいなら、まず基礎を疎かにしないことです。
 誰でも出来ることを確実に詰み上げるのが「上手いギタリスト」になる
スタート地点です。

 理由②楽曲を間違えて覚えている、について。
 これも当たり前ですが、覚えるまで何回も聴いて・弾きこむ。

 こんな単純なことでも、1番と2番の1フレーズの違いすら
気を配れないなら「イマイチなギタリスト」止まりです。

 理由③の弾き方についてですが…
同時に理由①②も解決できる方法になります。

【自分の演奏を録画する】


 これだけです。

 もう一度言います。

 スマホでいいので自分の「弾いている姿」を録画してください。

 バッキングや他の人の演奏と自分のギターの出音バランスはどうか。
そして、違和感はチューニングが原因ではないか。

 原曲と比較して、フレーズはちゃんとコピー出来ているか。

 肩が上がっていないか、力んでいないか。猫背になってないか。

 こうした「セルフジャッジ」で自分の弱点は全て見えてきます。

さいごに

 
 録画すると「ありのままの自分の演奏レベル」がむき出しになります。

 あまりにもイメージと違い過ぎて、最初はイヤになるかもしれません。

 でも、気にしないでください。

 たいていの人は「思ったより弾けてなかった」となるのが
普通なので、落ち込まず1つずつ改善すればいいのです。

 その代わり、効果は保証します。
短期間で確実に上手くなれますよ!

 なぜなら、ほとんどの人が面倒なのでやっていないから。

 今回は挙げていませんが、フレーズをチェックすることで
演奏上最も大事な「リズム」についてもズレが認識できます。

 自分のリズム感がジャストか、ハシリ(ジャストより早めに)がちか、
モタリ(ジャストより遅め)がちかを知ると、あなたの演奏は見違える
ように上手くなります。

 面倒と思われるかもしれませんが「音楽をもっと好きになって
楽しむ」ためには必要な経験なので、是非試してみてください。

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?