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物件問合せ時のテクニック

前回、物件の基本的な探し方について書きました。

めぼしい物件を見つけたときは即連絡を入れることが大事ですが、このとき、やみくもに連絡したら損をしかねないんです。

どうするのがよいか書いていこうと思います。


ムダな中間業者を省くべし!

まず、前提の話ですが、物件オーナー(大家)とあなた(入居者)は、画像のような関係性であることが一般的です。間に二者入っていますが、このうちの一者を省ければ、交渉はよりスムーズにいきそうですよね。

LIFULL HOME'Sさんから引用

※管理会社と仲介会社は、それぞれ不動産屋です。関係性で立場が違うだけ。

間に入る人が多いほど、それぞれの思惑が行き交って、ものごとを複雑にします。賃貸であれ売買であれ同じですが、これが想像以上にやっかいです。もうホントうんざりすること山のごとし!!

だからぼくらは、仲介会社を省くことを目指します。

物件オーナーの窓口を見つけるべし!

物件サイトを見ていると、同じ物件をいろんな不動産屋が掲載していることに気づきます。

管理会社は1社だけで、他は仲介会社です。管理会社とは、いわば物件オーナー(大家)側の窓口。それを見つけたいんです。

<見分ける方法①>

募集チラシの「取引様態」という項目を確認します。そこが「貸主、代理、専任媒介、専属専任媒介」のいずれかになっている場合は、管理会社の可能性があります。

とある中古マンションの購入者募集広告

画像は「専属」と書かれています。専属専任媒介のことのようです。つまり、この広告を出している会社が管理会社である可能性があります(「媒介」や「一般」であれば仲介会社です)。ただ、これは参考情報程度。100%の方法ではありません。

<方法②>

管理会社は物件オーナーと直接つながっています。ということは、物件がある地域に根差した不動産屋である可能性が高い。これも100%ではないですが、ヒントになります。

<方法③>

もっとも確実なのがこれ。実際の物件を見に行くこと。物件に貼ってある看板や、マンションの掲示板のお知らせに名前を載せている不動産屋が管理会社です。掲載がまったくなければ、この方法ではわかりません。

<方法④>

情報掲載している不動産屋に片っぱしから電話をかけて、直接「管理会社ですか?」と聞くのも一つ。仲介会社である場合、自社の利益を取り損ねることになるので、NOとは言わないでしょうが、管理会社であればYESと言うはずです。 ※管理会社自らはネットに情報掲載していない場合もあります。

以上4つ全部ためしても100%わかるわけではないですが、絶対に!トライすべきことです。

間にムダな仲介が入るだけで、値下げや取引日の交渉もまったくスムーズにいきません。連絡したと偽って自分の都合のよいように処理するという信じがたい不義理が、当たり前に行われている世界です。

実際にあった怖い話

最後に、ぼくの恐ろしい経験談を。

物件Aを手に入れたかったぼくは、検索して一番に出てきた不動産屋Zに連絡。買付申込を希望するも、あなたは2番手の申込者で購入は絶望的と言われ、物件Bを勧められました。

すでにこういう経験を何度か繰り返し、疑心暗鬼となっていたぼくは、物件Aの管理会社(不動産屋X)を見つけ出して問い合わせました。すると、、

その物件いけますよ~、と言われ、さくっと購入手続きへ!よくよく調べると、不動産屋Zに勧められた物件Bは、不動産屋Zが管理している物件でした。他社の管理物件よりも、自社で管理している物件を売れた方が手数料的にかなりおいしいので、そちらに誘導したかったのでしょう。

こんな話を聞くと、仲介なんてできる限り入れたくないですよね。。


以上、不動産業界の闇と、物件問合せ時のテクニックについてでした。ホントうんこみたいな業者多いです。。気を付けてください。

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