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分離感が一瞬薄まるが、戻りつつある

昨日の安倍元首相の事件は、本当に心が痛む。
心からお悔やみ申し上げたい、本当にそう思う。
まったく接点のない一国民でも、これほどに衝撃を受けるということは、やはり日本の大黒柱であったことが事実である。

日本は選挙の最中で、明日が投票日という目前の出来事。
選挙は各党同士の、どこが政権を握るかの争い。

そもそも党を分けることは分離を強めるだけで、争いが生まれるのは当然。

一つから名前をつけてどんどん切り分けている。それが二元の世界。
党だけではなく、各個人も。


人の数だけの分離が、昨日の出来事で日本国内は一つのエネルギーになり、分離がその瞬間薄らいだと思う。
どんな形であれ、どんな表現であれ、各人に少なくとも安倍元首相が亡くなられたことに対する哀しみが湧いた。
この二元の世界の中で、一体感を感じる瞬間には愛がある。

一体感と書くとまた語弊があるけれど、似たものの集合体のような意味で。
安倍元首相の事件が起きたことで、国民が一瞬にして同じ感覚を共有したということ。

もちろん湧かない人もいるだろうけれど、それはそれ。

ただこの一体感はその瞬間だけで、また日常に戻る。

それがこの世界の事実。
一瞬一瞬、湧いてきては立ち消え、また次が湧きおこる。


安倍政権時代、様々な分離も生んだと思う。
しかし今日、党という垣根どころか一人一人を越えて、一瞬にして多くの人の心というか何かを一つにしてしまった。
それは安倍元首相から湧き起こった愛の現象以外の何者でもない。

この瞬間のままで、政治があればいいのにな。と思う。


一昨日、期日前投票に行ってきたが、「〇〇党」というものがなんの意味もないものに思える。

人は一つのところから分離されている感じがしているのが現実だけれど、元々一つの「それ」に対する思いが無意識下にある。

すべてを受容、許容されることを誰もが望んでいる。

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