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iOSエンジニア松館大輝氏×RIZAPテクノロジーズ社長対談〈1/3〉

最先端で活躍するiOSエンジニアである松館大輝さんが、このたびRIZAPテクノロジーズ社の技術顧問として就任しました!
今後、chocoZAPアプリの開発支援や若手育成に携わっていただくことになります。そこで今回は、RIZAPテクノロジーズの鈴木隆之社長と対談をしていただきました。
盛りだくさんの内容となったため、対談の模様は3回に分けてお届けします。 PART1のテーマは「RIZAPテクノロジーズが松館さんを技術顧問に迎えた理由」。 松館さんとRIZAPテクノロジーズの接点は意外なところで生まれました!

↓↓↓ PART2「chocoZAP事業の面白さとは」はこちら ↓↓↓

↓↓↓ PART3「chocoZAPの未来とそのために必要なこと」はこちら ↓↓↓


▶︎プロフィール
松館大輝/東京を拠点に活動する iOS Developer。世界中から Swift の開発者が集まる try! Swift Tokyo のメインオーガナイザーを務める。またスタートアップ数社、内閣官房 IT 総合戦略室(デジタル庁準備室)を経て、現在ではデジタル庁エンジニアユニット長を務める傍ら、さまざまな企業でアプリ開発の支援や技術顧問・アドバイザリーを行う。著書「iOS アプリ設計パターン入門」(PEAKS)
鈴木隆之/RIZAPテクノロジーズ代表取締役社長。RIZAPグループ執行役員。





メンバー「ほぼゼロ」から
100人規模のテック企業へ


――自己紹介をお願いします。

鈴木:2022年7月に設立したRIZAPテクノロジーズ株式会社(以下、「RIZAPテクノロジーズ」。RIZAPグループのDXを推進する戦略機能子会社)の代表取締役社長をしています、鈴木と申します。


RIZAPテクノロジーズ代表取締役鈴木隆之

鈴木:新卒で野村総合研究所に入社し、戦略コンサルとして5年ほど働いたのちに、自分で事業をやりたいなと思って2009年にDeNAに転職しています。モバゲータウン(DeNAが運営する携帯電話向けのポータルサイト兼ソーシャル・ネットワーキング・サービス)がちょうどソーシャルゲームに参入するころですね。

松館: モバゲータウン、ヘビーユーザーでした!

鈴木:あっ、そうなんですね! 僕はdocomoと一緒に立ち上げた新規事業の『エブリスタ』という事業の副編集長兼コンテンツリーダーとして働いていたんですけど、そこから2011年にリクルートに転職しました。リクルートではOisixとのジョイントベンチャーとして設立された食品ECの会社の取締役を務め、その後、2015年にPontaポイントを運営しているロイヤリティマーケティングに出向してのちに転籍。CDOとして、デジタルとデータの責任者をやっていました。

その後2021年の5月にRIZAPグループ株式会社に入り、現在はRIZAPテクノロジーズの代表のほか、RIZAPグループの執行役員を務め、この7月からRIZAP事業とchocoZAP事業の責任者を兼務。あとグループのマーケティング責任者も兼務しています。

松館:全部やっていますね(笑)。

鈴木:はい(笑)。これはこれで統一したプロジェクトマネジメントがしやすいので結構いいかなと。やるのは大変なんですけど、頑張っています。よろしくお願いします。



松館:
よろしくお願いします。今社員の方ってどれぐらいいらっしゃいますか?

鈴木:RIZAPテクノロジーの社員は今80名前後です。開発のところは社員に加えてフリーランスの方にも20〜30人入っていただいているので、そうした方たちも含めれば100人以上になっているのじゃないでしょうか。

入社したときはほぼゼロだったので、そのときから考えれば、まあまあ頑張って仲間を増やしてきたなあ、というところです。


iOS Developerとして走り続けて12年


松館:採用って大変ですもんね。
私はiOSのiPhoneアプリを作る、ということだけをひたすら12年やってきた人間です。

松館大輝氏


松館:こうして顧問として関わらせていただく仕事も増えています。顧問だなんて、正直おこがましいと思うところもあったりするんですけども。

そもそものきっかけは、まだWindowsしか持っていなかった大学生のときに、あるスタートアップ企業の代表からいきなりTwitter(現X)で「大学の近くで活動していますので、よかったら働きませんか?」というメッセージをもらったことです。
それでMacとiPhoneと、当時のメイン言語だった Objective-C の本を買って、勉強しながら開発を始めたら結構のめりこんじゃいました。

鈴木:そうなんですね。

松館:はい。みんなが就活している大学3年生のときに、就活そっちのけである企業との案件アプリを作り続けていたぐらいにはのめりこんでいました(笑)。
そのままその会社に就職するのですけれど、3年ほど働いた後に不動産ベンチャーに転職したりとか、そのままフリーランスとして独立して、ヤフーさん(現:LINEヤフー株式会社)の子会社で仕事させてもらったりとか。

その後オンライン証券のスタートアップのFOLIOや、KITASANDO COFFEEなど自社でカフェを運営する会社でモバイルオーダーシステムを作ったりして、今はデジタル庁でエンジニアのマネージャーとして仕事をしています。その中でいろんなスタートアップで技術顧問をさせていただいています。


技術顧問就任のきっかけは
RIZAP主催のDrinkup(懇親会)



――今回松館さんを技術顧問としてお迎えした経緯についてですが、RIZAPテクノロジーズと松館さんの接点はどちらだったのでしょうか。

鈴木:あれですよ、iOSDC…じゃないや、DroidKaigi(Androidエンジニアのための技術カンファレンス)。

松館:そうそう(笑)。

鈴木:iOSDC(iOSエンジニアのための技術カンファレンス)じゃないの? というツッコミが入りそうですが、9月に開催されたDroidKaigiにわれわれはスポンサーとして参加させていただいていまして。そのときにRIZAPテクノロジーズが主催したDrinkupという懇親会に松館さんが来てくださったのがきっかけです。

DroidKaigiのDrinkupのようす


――そこで鈴木さんがお声がけしたのですか?

松館:いや、逆ですね(笑)。私から営業をかけました(笑)。


鈴木:
いやいや(笑)。ただ、正直なところ僕は松館さんがiOSエンジニアとして著名な方だったとは存じ上げなかったんですよ。おまけにAndroidのカンファレンスでしたし(笑)。ただDrinkupのときに、デジタル庁のことやtry! Swift TokyoというSwift(※)の国際カンファレンスを主催されていることなどは伺っていたんです。その後、弊社のメンバーからすごい方だということを聞いて「そうだったんだ!」みたいな感じでした。

※Swift …2014年にApple社が発表したオープンソースのプログラミング言語


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PART2では、松館さんが技術顧問を引き受けた理由や話題のコンビニジム「chocoZAP」事業の面白さについてお届けします!


>>>PART2「chocoZAP事業の面白さとは」へ続く


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