自分の好きはできないと気づいた4月
4月、それは出会いの季節。
新しい環境、新しい出会い、新しい課題に新しい仲間。新しい季節はどんな時でも巡ってきて、私たちを前に進ませる。
例年通りじゃない例外だらけの現場に1人放り出されて、もみにもまれてもみくちゃになった4月を終えて、こぼれた一言だった。
正直すごく不安だった。
やってみたいとダメもとで応募し補欠が繰り上がった時は本当に、飛び上がって喜んだけど、学んでいた分野と170度くらい(ほんのちょっとはかすってた)異なる場所だったからほとんど想像がつかなかった。
2週間くらいでこの仕事はやっていけないんじゃないかと思いはじめていた。1人放り込まれた環境で安心できたのは、「何かあったらいつでも聞いてね」と一番最初に言ってくれた大先輩との会話くらいだった。
選んだ仕事はやりたいに繋がっていることだと思っていたから、この抱える苦しさはいったい何なんだろうと、休み時間や一人になれる時に考えた。
たどり着いたのは、やりたいことではあるけれどまだ私には早かったということ。
これなら自分の特徴も活かして役に立てるかも!と選んだ仕事は、本当の意味で自分も楽しく、相手にも喜んでもらえるものではなかった。
『自分の好き』ができる!と思ってた私は大間違い。
私のもらった役はサポート役。主役で輝くのは別の人。
その主役がより目を引くように周りを整えていくのが私の役目。それをちゃんとわかっていなかった私は、自分の思い描く理想をやってしまっていたのだった。それじゃバランスが崩れちゃうよね。
色々話してみて、私に求められてるのは影のような人と知った。気づかれず、目立たず、環境を整え物事をスムーズに運べるようにする人。
自分のやりたいではないけれど、自分の選んだ素敵な場所で少しでも避ければなと思う。やりたいことはそれが終わってからいくらでもできるから大丈夫。
擬態して、なりきる。
影役は何度も経験してきた。(笑) 忙しそうだから声かけにくいというコミュ障を見事に発揮してるけれど、困ったときはちゃんと周りの先輩方を頼ればいい。「捕まえていいからね!」というお墨付きだから。
影役:りゆ、了解です!
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