デイジー
水のない世界で生きて
僕は輝きを失った
いつからだろう
大勢のフラッシュに囲まれて
僕らは色のない操り人形
いつだって君の色に染まるよ
ねぇ教えて
僕は笑えているのか
沢山の笑顔と引き換えに
僕は大切なものを失った
贅沢な悩みだって
君も笑うだろうか
手放そうとした未熟な僕
消えかけた七色の虹
この先に望むものなど
多分もう何もない
僕はデイジーのように生きたい
小さな子どもが見つけたって笑う
駆け引きも嘘もない世界で
僕はデイジーのように咲きたい
幸せを願うようにささやかに
大輪の花じゃなくていい
僕はデイジーのように生きたい
両手いっぱいの愛を君にだけに
愚かな過ちだとどうか許して
僕はデイジーのように咲きたい
昼下がりにそっと彩りをそえて
きっと僕も散っていくのだから
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