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SUPER BEAVER『東京』Release Tour 2022 〜 東京ラクダストーリー 〜松山市民会館 ライブ感想文

※あくまで個人の感想です。ツアーのネタバレはないはずですが気になる方はご遠慮ください。あとライブの感想というより私の話です、よろしくお願いします。

私の東京ツアー2本目は、2022年5月7日の土曜日、愛媛県松山市民会館にて。今まで馴染みがあるようでなかった松山市。愛媛県って今治のイメージがあって、今治焼き鳥!焼豚卵飯!食べる!って思ったけど今治と松山って結構遠いんだね……余談ですが私は高松と松山をよく言い間違えます。フェストハレがあるのが高松、10ファクがあるのが松山。

東京ツアーが始まる前から、所謂ビバ友ではないリア友ちゃんから「今度ビーバーのライブ連れてって!遠征でもいいよ!」って言ってもらってたので、たまアリ最終日にツアー日程が出た時、あの場所から“どこ行く?”ってLINEしたのは去年の話。懐かしい。それにしても、そんな風に一緒に楽しがってくれる友のありがたみよ………(涙)
諸々調整して松山に行くことにしたんですが、その後道後温泉オンセナートが決まったり、とても良席を引いていたり、友が松山3回目で詳しかったりしてめっちゃ楽しい遠征になったのでした。(ずっと地図係してくれてありがとう!もう松山駅と松山市駅と大街道と銀天街と松山城と道後温泉の位置関係は分かったわ!)

今回、リーダーの目の前3列目というすごい席で観る事ができたのもあって、いつも以上に“バンド”を感じたライブだった。
ビーバーって4人なのにライブでの音の厚みがえぐいから、いつもはすぐに音の世界に没入するというか、音の渦に巻き込まれるけど、この日はあまりにもステージのリーダーと近くて『この人が!あの指が!この音を奏でている!!』という実感が凄くて、ひろぽんのドラムがあって、リーダーのベースがあって、やなぎのギターがあって、そしてぶーやんが歌っているという当たり前の事にめっちゃ感動してしまった。

そして“音に想いを乗せるってどういうこと?”っていうのが実感として理解できたライブでもありました。今まで何回か書いてるけど、ビーバーの音の成り立ちって、“音楽が言語、リズムが表すのが自由でセッションこそが正義、言葉がなくても老若男女万国共通で共感できるもの”というのでなく、“渋谷龍太の歌”のためにあるように思ってたんです。伴奏という意味ではなく、渋谷龍太を歌わせるのは俺たちだ、という意地とプライドと、実際その技術で成り立つ演奏。そしてその全部を背負って私たちオーディエンスと向き合うフロントマン、渋谷龍太の存在がSUPER BEAVERなんだと思っていたけど。

もちろんそれはそうなんだけど、でも、それだけじゃ説明のつかないあのパフォーマンス。パフォーマンスって言葉も使いたくないくらいの、彼ら4人それぞれの生き様全部を飲み込ませてもらえる、あのステージ。たぶんそれはドラムのスネアの一音があって、そこに刻み込むベースの一音があって、呼応してメロディアスなギターの一音があって、その一音ずつの気の遠くなるような積み重ね、その刹那全部の選択が『SUPER BEAVER』を想っていて目指していて、体現している。そして彼らが全身全霊で伝えたい事を分かりやすく通訳してるのがぶーやんの歌なんだと理解できた。
それが一番伝わるのがやっぱり、彼らの主戦場であるライブであって。
ずっとビーバーに対して思っている事『ライブに行った人だけが愛されるのってずるくない?』というファン故の気持ち、これはもうやっぱりしょうがないんだなと心底思った。長所は短所、表裏一体、諸刃の剣、この世の理は昔から言われてるように、これこそがビーバーの強みであり弱みであるんだなあ。
ライブってやっぱり、みんな自分の人生があるから行けない人の気持ちも痛いほど分かるだけに、この結論はとても切ないんだけど。この切なさもSUPER BEAVERの魅力なんだからもう、ほんとにしょうがない。

今回のツアーは特に『今ここ、この瞬間この場所でここにいる人たちだけに伝わればいい、ここだけで共有できればいい』という曲が多くて、ある意味でのビーバーの器の小ささ(その分深いんだけどーーー!!!)がすごく上手く機能しているライブだったと思う。谷中氏みたいな事を言わせてもらうと、あの場にいた人は一人残らず幸せだったと思う。
そして今まで、ビーバーってつまり渋谷龍太の歌だよね、っていう声を見かけると「ええ!?あのドラムを、ベースを、ギターを聴いててそう思うの!?」っていちいち思っていたけれど(楽器隊強火担)、もう何周もぐるぐる回って「うんそう、渋谷龍太の歌だよ」って思えるようになってしまった。だってもう、演奏のベクトルがそうなんだもん。楽器隊全員、邪心がなさすぎる。なんならあの3人が世界で一番強い『渋谷龍太の歌強火担』だ。もうもう、バンドとして尊すぎやしませんか。

“幸せになってくれ、幸せになってくれ、ずっと願わせてくれ
尊さを知った 青臭くたって
人と人が支え合いながら生きてるその様が好きだ”(『ロマン』)
ってもう、そのままビーバーの事やんか(涙)

という訳で、すごく“光”溢れる眩しいライブでした。友も楽しんでくれて良かった!

このおシャツ!ね!!

すんごいニコニコしたかと思ったらびーびー泣いてたの、やなぎにバレてて気まずい。

リーダーのベース、かっこよかった(語彙力)

友がひろぽんのドラムに感動してた。わかる。

松山旅、振り返り


1.道後温泉!オンセナート!
2.道後温泉のかわいいお店でお昼ごはん
3.鯛めし、うまし!
4.オンセナートビーバーの歌詞アート巡り、地図は分かりやすいけど結構歩き回った気がする。
5.一遍上人と歌詞みくじ。
6.ラ後のビーーーーーーーール!!!グッズ買ってライブに臨んでくれる友、最高すぎない?
7.松山城のリフト。怖楽しい。松山城広くて楽しかった。歩きながらこの時代の姫として生まれるなら何藩がいいか真剣に考える私と友。
8.やなぎが飲んでねって言うから~!めっちゃ歩いてたどり着いた銀天街のバナナジュース。美味しかった!
9.松山の締めも鯛めし。友が予約してくれてたこのお店全部美味しかった!五志喜というお店でした。



やっぱり友達と旅するのは楽しい。そこに推しのライブもあるなんて最高。絶対また行こうネッ!!!松山も楽しかったのでまた行きたい。大切が増えていく〜!人生ってすごい。

LIVE DATE
2022年5月7日(土)【愛媛】松山市民会館
『東京』Release Tour 2022 〜 東京ラクダストーリー 〜


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