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SUPER BEAVER『東京』ReleaseTour 2022 東京ラクダストーリー 札幌文化芸術劇場hitaru ライブ感想文

東京ツアーファイナルを迎えたので、2022年4月28日に公開したnoteの有料部分だけを公開します。ツアーのネタバレしています。よろしくお願いします。


私の東京ツアー初日。2022年4月22日(金) 札幌文化芸術劇場hitaru。連番のSちゃんがすんばらしい席を引いてくれて、もう、すごかった……。
そして何よりすごかったのは、ライブ終わったあとにふせったーでも書いたこの事。
東京ツアーが始まってから、ライブ後に友の会で配信されるビーバームービーやメンバーのツイート、それにフォロワーさんの感想を見ていて、なんとなくこうなんじゃないかなあ?と思っていた事があって、それは『ビーバーはコロナ禍でのライブを受け入れる覚悟をしたんじゃないかな』って事。
コロナ禍でのライブ、ビーバーはずっと「俺たちがやりたいのはこれじゃない」「俺たちは何も悪くないのに、なんでこんなライブを強いられなきゃいけないんだ」と思ってたように思うんです。ルールを破りたいという意味ではなく、私たちの健康を脅かしたいわけでもなく、ただただいつもの通りの今まで通りのライブをやりたいという意味で。
でもたとえ規制がいっぱいあってもやっぱりライブは尊くて、きらめくような瞬間がいっぱいあって、その瞬間を積み重ねて自分達のことも私たちのことも本当の意味で信頼できるようになって(お互いにルールを破ったりしない、発声しなくてもシンガロングできなくても通じ合う事ができる)それでようやく、この発声禁止の、みんながマスクをしてる現実を受けていれて乗り越えたライブができるようになったんだと思う。
これを確信できたのはやっぱり『秘密』を演ってくれた瞬間で。
ライブに規制条件がつけられるようになった当初はきっと、シンガロングができないからなんだ、マスクしてるからなんだ、俺たちは俺たちだ、と思ってたんだと思うんです。彼らの根底に流れる反骨精神によって。
でも、あの時、日比谷で『秘密』をやってみて、愕然としたんだと思う。それは彼らが音楽よりも人を信じてライブをやってきた証みたいなもので、音楽さえちゃんとしてればいいという事じゃなくて、届ける先があっての音楽だという信念があるからこそ、それが覆ってしまうような出来事だったんだと思う。今思ってもあの日の『秘密』は泣けてくる。
ようやくライブができているのに、できているからこそ、”シンガロングができない事”が浮き彫りになってしまった。
それが、この2年の紆余曲折、ぶーやんが言う“思い出したくもない2020年”を経て、やっとシンガロングができないからなんだ、マスクしてるからなんだ、俺たちは俺たちだ、と胸張って言えるようになったんだと思う。それに、きっと彼らが言われて一番きつい言葉「一緒に歌いたかったのに」って、もう言われない確信もあったんだと思う。
歌わなくてもみんなであの空気を作れるって、きっと自分たちのことも私たちのことも、この2年間をかけて信じることができるようになったんだと思う。

それにビーバーのライブ感想文を13本書いてきた私、いかにも私が書きそうなのに1回も使ってない言葉あるんですが、やっと、やっとそれを書き記せる日がやってきたんです!
それは、『メンバーが幸せそう』という言葉。
今まで、楽しそうだなと思った事は何回もあるけど、こんなに幸せそうだと思ったのは初めてだった。それは久しぶりの札幌でライブをできている幸せだったのかもしれないし、客席の幸せが伝わった幸せだったのかもしれないし、とにかく全部ひっくるめた幸せだったと思うけど、私たちを幸せにしてあげたい、といういつもの切実な想いを受け取るよりも先に『ああ、今みんな幸せだ!』と心の底から思えたライブだった。
もう、どこまでいっちゃうんだ、スーパービーバー!

そして今回初めて身に沁みて納得したことがあって、いつも絶対にメンバーが言う『最高を更新』という言葉。もちろん最高を更新し続ける事の困難さ、バンドとしてのかっこよさもよく分かる。
けど、私たちはツアーの中のその1本にすべてを賭けて参加している訳で、きのうより今日、という考え方はすごく“ツアー的”というか、私にとっては私が行ったその1本が人生で最高の1本でもう終わりなんじゃないの?って思っていて。ファイナルのための1本じゃないもん、っていう思いもあって。でもそっか、俺たちはずっと今日よりよくなっていくから、次に会う時はもっと最高なライブをやるよ、だからまた会いに来てね、って、事だったんだーーーーー!!!って雷に打たれたように、理解した瞬間がライブ中にあって。そっかそっか。分かった。なんて切なく回りくどい約束なんだ。絶対にこの手は離さないし、ついていくから!なんかもう、いろいろ遠回りする分愛しさが増すんですけど、スーパービーバー。

あと、ホールの音がすごく良くて感動した。もちろんやっぱりライブハウスは特別だけど、最近のメンバーの繊細な演奏にはhitaruみたいなホールの音響がすごく合ってると思う。
それはコロナ禍でやむを得ず配信ライブとかやらなくちゃいけなくて、でもそこで得た新たなバンドの武器で、転んでもただじゃ起きないビーバーやっぱりすごい。本望じゃないと言いながらどんどんパワーアップしててやばい。
アルバムの音源も音が分離してすごくきれいに聴こえるようになってるし、その再現度としてもホールはやっぱりいいんじゃないかなあと思った。でもきれいな音がなんだーー!!!おりゃーーー!!!って瞬間も多々あって笑(とくにやなぎ)もう、ニコニコしちゃった!!!!!

この日のライブメモとしては
・『318』でかっこつけて足元を見ずに歌ってたぶーやん、自分のお立ち台に躓いて(しかもわりと派手に笑)そのままお立ち台によりかかる体勢で泣きそうな顔で歌う(かわいい)
・やっぱやなぎがイヤモニしてるー!大人になってるー!でも拍手煽るようなMCの時は外してる……(きゅん)
・4階席まであったhitaru、始まる前に「ステージ上の人の後頭部気になるやつー」ってSちゃんと笑ってたら、わざわざ全席(1階席にも!)にお辞儀して「後頭部です」って見せてくれたぶーやん(かわいい)
・『未来の話をしよう』絶対泣く~!とか思ってたのに、やなぎのギターがどうなってるのか分からなさすぎて泣くどころじゃなかった。あれどうなってんの?ストロークの数と音の数合ってる?ちょっとゆっくり弾いてみて欲しい笑。
・リーダーのベース、ゴリゴリの攻め攻めの中にすごく優しさが増したと思う……きゅん。
・いつもそこにいてくれるひろぽんの安心感も増してる!!!なんなのもう!リズム隊せこい。あんなん惚れる。
・『最前線』の!!!!!イントロの!!!!!やなぎ、めちゃくちゃにかっこよくないですか!!!!!なにあれ!!!!全ギタリスト好き女子の夢と憧れ詰め合わせなんですけど!!!!!!やばい、これからもあれが観れるかと思うと!!!!!トキメキが止まらんのやけど!!!!!!


いつも自分のアップの写真なのに
この日会場の写真なの、グッときちゃうー!!!
ぶーやんーーー!!!


意志を持って続けることをこんなに体現してるバンドもいない。


もうね、首ったけですよ、この4人組に。


“精一杯”って言葉を選んでくれるリーダー大好き


思い出がいっぱいすぎてこのムービー苦しい


本当に、飛んで良かったです、札幌。絶対また行きたい。札幌大好き!!!ってけっけちゃんスタイルで締めたいと思います笑。まだまだ続くよ、東京ツアー!

LIVE DATE
2022年4月22日(金)【北海道】札幌文化芸術劇場hitaru
『東京』Release Tour 2022 〜 東京ラクダストーリー 〜

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