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SUPER BEAVER『東京』ReleaseTour 2022 〜 東京ラクダストーリー 〜滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールライブ感想文

※あくまで個人の感想です。ツアーのネタバレはないはずですが気になる方はご遠慮ください。あとライブの感想というより私の話です、なにとぞよろしくお願いします。

札幌、松山、大阪、名古屋に続いて5本目の私の東京ツアー、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール。今までの4本でセトリも分かっているし、ぶーやんのMCもわりと同じような話題だったりするので、ライブ前になんとなく“分かった”気になってた私は本当に愚か者である。ビーバーのライブで始まる前に“分かっている”ことなんて何ひとつ、例えそれが同じツアーの同じセトリでも、何ひとつないんだった。

このnoteにおいて、私の話です、と断ってあるとはいえ、何かを書いて公開してそれをあなたの貴重な時間をもらって読んでもらう以上、最低限のマナーというか私の勝手なルールとして『恰好いい』『好き』『良かった』『尊い』等という言葉で片づけないようにしよう、と思っていて、何がなんで恰好いいのか好きなのか良かったのかをなんとか伝えられるように書きたいと思ってるんだけど、今回ばかりは無理かもしれない。それどころかただのキャッキャしたライブレポになってしまう気がする。ううう。それでもいいよ!という優しいあなた、最後までお付き合いいただければ幸いです。

というのも。この日。連番の相方カオリちゃんのおかげで、ものすごく良い席で観せてもらえて。もう本当に私はずっと連番の相方に恵まれていて、私一人だったらツアー全落ち2回もするような中の下のチケ運しかないし、人見知りの面倒くさがりというダメ人間な人でなしなんだけど、SNSで運命の人と繋がれるという特技だけは持っていると自分でも思う。
最初に声をかけてくれたミキちゃん(ミキちゃんは私がアイラヴユーツアー全外れして何をどう頑張ってもチケットが入手できなくて絶望してた時にFF外から声かけてくれたのが最初)を初め、札幌のそらちも神席引いてくれたり、松山の3列目もリア友の強運のおかげだと思ってるし(いやいやうちら2人の日頃の行いやで!って言ってくれるけど。優しい)。DRY FESでは私の無茶ぶりにもかかわらず、なおちゃんが根性発揮してくれたし。
とにかく繋がってくれたみんなのおかげで生かされている私。SNSっていろんな側面があるけど、ほんとに捨てたもんじゃないと私は思う。

という訳で、びわ湖ホールでは待望のやなぎ寄りセンター3列目という震えてしまう席だったのでした。


カオリちゃんのお友達が撮ってくれた。この時はまだ余裕でピースなんかしてる。


始まる前から思ったより狭いホールの感じとか求心力のあるステージの設計の感じとか(そういえばまさに“芸術劇場”って感じだった)、自分の席とステージの近さにドッキドキだったけど、ライブが始まってから『あ、あれ?ビーバーのライブってこんなにエネルギーすごかったんだっけ、まってまって、受け止めらない』ってアタフタしてしまった……。何あれ……。
特にひろぽんのドラムが凄かったんだけど。いつもライブが始まってから「わああああ思ってるよりひろぽんの音がでかいやばいかっこいい!」ってなるけど(ライブ終わって音源聴いてるうちに音源の優しく寄り添ってくれる音に慣れてしまう)そのいつもの千倍って感じの衝撃(衝撃受けすぎて雑な感想)。え、私がひろぽんの生音の音圧に近いから?やだもう分からん、びわ湖ホールの響きがそうだったのが、私が前だったからか、この日のひろぽんが凄かったのか分からん……、やばい、これレポできるのか不安になってきた笑。
もうとにかく最初から衝撃とエネルギーが凄くて、もちろん知ってる曲だしセトリだし分かってるはずだったのにずっと「ナニコレ!分からん!ドキドキが止まらない!」ってなってた。


そしてとにかく、やなぎがもうずっと丸見えで。あーーーーーやばい。ライブ中のギタリストって、なんだ、もう、やばい。無理好き。あああああ。何十回何百回何万回聴いた曲のコードを目の前でやなぎが押さえてるだけで涙目になるのに、その音がそこから出て私の鼓膜が震えるとかもう、死んじゃうんですけど。あああこの曲はそこでひろぽん見てタイミング取ってるんだなあとか、あああそのタイミングでリーダーと目合わせてるんだなあとか、あああそこでエフェクター踏むのか……(むり)、あああそっかそこも指で弾いてるんだーやだピック変える時使用済みのやつそんな飛ばしちゃうのっていうかそのストロークはどうなってるのもっかいやってああああもうむり恰好いい。ライブ中毎秒ずっとこんなん。心臓ドキドキしっぱなし。そらしんどいわ。
松山でリーダーの真ん前3列目だった時も思ったけど、やっぱり近いと“この人の仕業で今この音が出ていてフロアが熱狂している”ってめちゃくちゃ実感するよね……あああああ。
連番のカオリちゃんもやなぎ推しなので、ギターソロなんかもう2人でお互いに支えあってかろうじて立ってた(恰好よすぎて2人ともよろけている笑)。曲が終わるたびに「むり」「はぁ」「しんどい」「死ぬかもしれん」「息できひん」「な」「な」って言い合って励ましあってた笑。次の曲が始まるとお互いにもっかい覚悟を決めて挑んでるのが分かって、なんかもうカオリちゃんとすごい絆が生まれてしまった……笑。非日常を一緒に体験するとこんな感覚になるんだなあ。尊い。
そしてずっとやなぎの一挙手一投足に興奮していたおばちゃん二人の圧に耐えかねたであろうやなぎがいわゆる今時は“レス”というんでしょうかリアクションをしてくれてまして……気持ち届けろって言うから届けたら受け取ってるよって届けてもらえてしまった……しかも2回も……え?夢やったんかな???もはやこの多幸感を抱いて生きていけるなら夢でもいいかもしれない……。し、し、しあわせ……。
この日はこんな風に本当にやなぎを受け止めるのにいっぱいいっぱいで、ライブ全体の感想がうまく言えるか不安なんだけど(ていうかもう今回はすでに崩壊している笑)、みんなすごくリラックスしてSUPER BEAVER以上でも以下でないライブだなと思った。

ぶーやんも「いつも出る前は何も決めてなくて(フロアの)顔見てから話すこととか決めようと思ってて」って言ってたけど、ほんとにノープランでノープランのまま、いい意味で何も思わず(盛り上がってるなとか、気合いいれなきゃなとか、後ろケアしてあげなきゃなとか)フラットにリラックスしてライブしてる感じで、今この4人でやるライブが楽しい、今ギターを弾くのがベースを弾くのがドラムを叩くのが今歌うのが楽しい、今やってる曲が好き、今このツアーが楽しい日々充実してるっていうのがすごく伝わってきた。この感じ、京都MUSE以来かもしれない。意外とこのツアーでは(私が参加した中では)なかった気がするなあ。滋賀でやるの久しぶりで先入観がなかったのも良かったんだろうな、どんなフロアなんだろうと思ってたらレスポンスがすごく良くて(さすが関西ノリ)楽しくなっちゃった感じ?ああ、ライブってバンドってビーバーって尊い。本当に、ライブが始まってみないと分からないし、分かってることなんて何ひとつないのだ。だからやっぱり、特にビーバーは、セトリ変えなくても演奏してる側も飽きないんだなあ。バンドの特性ってほんとに独特でバンドそれぞれ。ああこの世の全バンドが尊い。(多幸感で感情が尊大)

なのでこの日は覚えておきたいMCとか出来事とかいっぱいあったんだけど、終わってみると何も覚えてない……っていう、いい夢見た後にしあわせだった気持ちだけが胸の中に残ってるあの感覚で、全方向にしあわせなライブってこうあるべきだなあと思ったりしたのでした。MCも初めて聞く話が多かった気がする。4人で演奏するのが楽しい、セッションが楽しいっていうのを感じられると本当にバンドファン冥利に尽きるよね。

あと、この東京ツアーを経てきて、最初は『私に届けてくれてる』って思えてた曲や言葉が、“そのままステージに跳ね返っていきますように“って思うようになってきて、そしてほんとにそうなってきてると思う。人に優しくされたかったら自分から優しくしなきゃの法則とか人間関係は鏡の法則って一理あって、放った言葉や想いは最後には自分に返ってくるんだなあってビーバーのライブ観てたら思う。あのステージから届けてくれる言葉や想いは、私たちがステージに届けたい言葉や想いとイコールなんだ。だからやっぱり、何度でもライブ行きたくなっちゃうんだね。

かろうじて覚えているこの日の特筆すべき出来事は、後半「ここからライブハウスにするんで!!!」って曲入りの最高潮に盛り上げ煽りMCをぶーやんがしてる時に、やなぎがめっちゃ挙動不審だったのでどうしたどうした?って思ったら、リーダーのベースがトラブルだったらしくスタッフさんも出てきてベース変える?ってなってて。でもぶーやんはステージの前に出てきてたから気付いてなくって。
『お?!間に合う?!ん?!ぶーやん止める?!』ってなってるやなぎ。
『ああああ、ぶーやん気付いて!』ってなるフロア(で気付いてる一部の人々)。
結局ベース持ち替えて間に合って、あの余裕の笑みで『べーーーーン♩』って鳴らすリーダー。
『キャーーーー!さすがリーダー!!カッコいい!惚れる!!!』ってなるやなぎとフロア笑。
こういう時でもリーダーって全然ピリピリしてなくて(内心は焦ってたかもしれないけど)上杉さんがビーバーのリーダーでいてくれてほんとに良かったって思う。全員思ってるはず。
ぶーやんが言う「一体感はなくていい、なんだか分かんないけど同じ気持ちになるっていうのはいい」っていうのを意図せず体現した瞬間でした。

メンバーのコメント振り返り。

ぶーやんほんとに楽しかったんだと思う。メンバーにもしゃべってもらいましょうのコーナーで急にめっちゃ喋りだしたの可愛かった笑。(俺喋っちゃった!ごめんごめん!って可愛かった)

来年も滋賀にくるって言えないけど!ってやなぎ可愛かったなあ。もうツアー日程決まってるんだろうなあ笑。グッと来てたの伝わってずっとグッと来てた私。あのライブやった後に“バンドマン”って言葉使われると泣いてしまう。

圧倒されて圧倒し返すリーダー。そういえばぶーやんも仕返しって言ってたな笑。

やっぱりこの日のひろぽん凄かったと思うんだけど。

旅の思い出

1.滋賀県って近江八幡とか長浜には遊びに行くけど大津って意外と初めてだった
2.ゆんちゃんと遠足
3.大津からちょっと電車に乗っただけで林間学校なんだけど!笑。坊主めくりでおなじみ、蝉丸の神社があった。ここがこれやこの?逢坂の関?
4.関西人の憧れ、きんし丼のかねよさん。予約しようと電話した時は満席って言われたので並ぶの覚悟して行ったけど(てゆうか並んでもらいます、と言われた笑)めちゃくちゃタイミング良くすぐに入れた上に奥のお座敷に通してもらえて、この辺からこの日はいい事が起こる予感しかしなかった!
5.萌え箸置き。
6.どーーーーん!!!
この写真LINEしたら何年もここ行きたいって言い続けてた夫にめちゃくちゃ拗ねられました笑。
7.大津のスタバにて。ゆんちゃんのいちごに比べて私のラテの減りが早すぎやしませんか。喉乾いてたのか?笑
8.実はこの日めちゃくちゃいろいろあって(前の日からわりといろいろあった)でもほぼ全部うまくいってほんっとに良かった!!!何回も、あーやっぱり私は君たち(なお&ゆん)のそういうところがほんとに好きよ!!!って思った。私も15Cに座って一緒に帰りたかった涙。
9.びわ湖ホール、行く前はアクセス悪すぎ!ってブーブー言ってたけど、すごく好きだった。わざわざ行きにくい湖畔に作りたかった気持ち分かる。大好きになっちゃった。

終わってからカオリちゃんと写真撮ろ!って並ぼうとして、これってメンバーの方もあるじゃない?そっちの方が並んでた事もあるけど「うちらやなぎの前取り合いになるから東京にしよ!」ってこっちに即決したの今思い出しても笑える。そういう時の気持ちやタイミングが同じカオリちゃん、大好き!!!

もちろんタオルは2人ともNOiD(打ち合わせなし)

さて、私の東京ツアー、残すはいよいよファイナル国際フォーラムです。ドキドキ。とりあえずその日までうっかり死なないようにしようね!!!元気で会おうね!!!

LIVE DATE
2022年6月18日(土)【滋賀】滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
『東京』Release Tour 2022 〜 東京ラクダストーリー 〜


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