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『海のはじまり』2話追記~拝啓、月岡夏さま

おととい2話の感想文をアップしたところですが
(お読みくださりハートもありがとうございます!めちゃくちゃありがたく、励みになってます!)
緊急でこれを書いています。ユーチューバーか?笑。

というのもですね、繰り返し見ているうちに気になるシーンがでてきまして。
もしかして、私解釈間違ってるかしら?と不安になり、ここで分析というかちょっと考察してみようかと。
基本的に考察ってしたくなくて(できるとも思わんし笑)黙って次回を待とうそのうち分かる派なんですが、ここは受け取り方で意味が全然違ってくるので真剣に考えないといけない気がして。
ただ、silentの時に村瀬Pが仰っていた、世の中の考察はほとんど全部外れって話は肝に銘じなくてはいけない。
これはほんとに、友達とお茶しながらどうでもいいことをあーだこーだ喋ってるくらいの感じでお読みくだされば幸いです。


公式TikTokがちょうどそのシーンをアップしてくれたので貼り付けます。ここです。
というか、このシーンがピックアップされるってことはやっぱり重要なシーンってことだよな。ううう。


@umi_no_hajimari

毎週月曜よる9時 #海のはじまり 第2話のシーンを切り取ってお届けします 「誰の子でもそうするわけじゃないから」 #目黒蓮 #有村架純

♬ オリジナル楽曲 - 『海のはじまり』月9ドラマ【公式】 - 『海のはじまり』月9ドラマ【公式】


初回感想文を書く時はほんとうにリアタイ1本勝負で感じたまま書いているので、とりあえず弥生さんの衝撃(過去ではなく決断の)が大きくてそっちばっかりに気を取られていたんですが。

ここのシーンに来るまでも、夏くんって弥生さんにちゃんと打ち明けてえらいなあと思いつつ、
これ弥生さんが受け入れてくれなかったらどうするつもりだったんだろう……
もう海ちゃんに会わないでって言われる可能性だってあったわけだし、
(そもそもお葬式で津野くんに“月岡です”って名乗らなければこんな事には……いや、それでもいずれ海ちゃんが突撃しに来たか。
でも水季ちゃん側からなんらかの展開があったわけじゃないし、それこそ強要されてないんだから夏くんの気持ちひとつでは関わらなくなる可能性もあるよね)
例えば海ちゃんか弥生さんか選ばないといけない状況になったらどうしたのかな……
でも『どうするかは今はまだ分からないけどあの子のことちゃんと考える』って一人で決断してるから、そこに今カノの意見は入り込む余地ないってことだよなあ、
だからこそ朱音さんの『彼女さんが一番巻き込み事故』ってセリフが効くんだよな、うんうん、とは思っていたんですが。
でも海ちゃんに会う前に説明したくて、って時点で絶対受け入れてもらえると思ってるよな〜。
夏くん……とは薄っすら思っていたんですが。


文字起こししてみますね。

「もしもし月岡くん、今大丈夫?海ちゃんと一緒?」
「大丈夫、これから行くとこ」
「あ、ほんと、ちょうど良かった」
「うん」
「もし月岡くんがお父さんやるってなったら」
「うん」
「私がお母さんやれたりするのかなって」
「…えっ?」
「決めるのは海ちゃんだけど、選択肢の中に入れてもらえたらなって、それも考えてみて」
「ごめん、そういう事」
「(笑)あの、違うからね、誰の子でもそうする訳じゃないから」
「………分かった、ありがとう」
「海ちゃんにさ、誕生日いつか聞いといて」
「うん、わかった」
「うん、じゃーねぇー」

『海のはじまり』2話より

これ、会話嚙み合ってます???

前回のnoteにも

「違うからね」(え、なにが?)

って書いたんだけど笑、そもそもその前の夏くんの
「ごめん、そういう事」
が分かっていないのかもしれない、と思うに至りまして。

これ、私は初見では
「ごめん、そういう事(考えさせてor言わせてorそこまでは今はまだ考えられなくて)」
だと受け取ったんですよ。
でももしかして、
「ごめん、そういう事(弥生さんが考える事or口出す事じゃないから)」
だったらどうしよう!?と思い当たり。
そうなると、電話切ったあと弥生さんのバックショットが差し込まれた意味とか、あの表情も分かるかなって。

やっぱりなんか、思うところはあると思うんですよね、ここの弥生さん。
心の底から愛と希望に燃えていて、3人なら幸せになれる未来がある、私がママになって海ちゃんを幸せにしてあげたい!という希望と責任感と優しさ100%ではないというか。
それに今は幼くても人ひとりの人生を背負うってそんな簡単な事じゃないなんてみんな分かってるし。
だからそこまでの想いがあるのは産んであげられなかった子への贖罪なのかな?って(水子さんにお参りして決断した流れに見えたし)思ったけど、
夏くんが自分を選ばないんじゃないかっていう不安と焦りだったら……?


弥生さんってちょっと言葉遣いが不思議というか、相手を尊重しているようで必要以上にへりくだるというか目線を下にもっていくところがあるので、
(海ちゃんに「お姉ちゃんの遊び相手してくれる?」とか)
「私がお母さんやれたりするのかなって」
っていう言い回しになるんだろうなって思うけど、ここもなんか引っかかってはいる。
中絶した過去を見てしまった視聴者としては、お母さんやりたいってそういう事?ってなるけど、夏くんはそれを知らないわけだし、
私も一緒に考えるからとか、応援するからって言い方にならないかなあ……。
なんていうか、どういう事になるかまだ分からないけど(お母さんになる覚悟もしつつ)お母さんとか言う前にまず2人の絆をもう一度強固にしようとする気がする。

「月岡くんがお父さんやるってなったら」
も、ここで電話で話すには早急すぎるというか、そんな話誰もまだしてないし、あの子のこと考えるってそういう事かもしれないしそうだろうなとは思ったけど、
夏くんはどうしたいの、お父さんになりたいの?って聞いてあげてもよかったのかなって。
認知ってこと?とかは言ってたわりに。しかも認知するとか言ってないのに。

あと、水季を良く知る夏くんは水季だからなって納得できてるのかもしれないけど、水季ちゃんをまったく知らない弥生さんが
『なんで月岡くんを騙して一人で産んだの』
『月岡くんは必要なかったってこと?』
『月岡くん振ったあとにお付き合いしてた人とかいなかったのかな』(現に津野くんみたいに好意を寄せる男の人もいるんだし)
って疑問に思わずにストレートにお父さんやるってなったら、ってなってるのもちょっと怖い。

「ちょうどよかった」
も、え、夏くんが海ちゃんに会う前にこの話をしたかったって事だよね、その覚悟で会いに行ってねってこと……。

あと、海ちゃんが決めることだけど、って、なんかもうずっとお葬式の時から誰か海ちゃんの心に寄り添ってケアしてあげる大人はいないのか!って思ってたけど、
でもそういう事じゃないんだよ感もすごい。
(あああああ、ものすごく書きたくないけど、朱音さんの予告のキツい言葉がそりゃ言われるわって思っちゃう………………………)
もちろん海ちゃんの気持ちを一番大事にしてあげたいけど、そんな決断あの子にさせちゃいけない。それは大人の責任転嫁だと思う。
子供の気持ちを尊重する事と大人扱いする事と、大人がその子に責任を持つことは違う。

「(笑)あの、違うからね、誰の子でもそうする訳じゃないから」
うーーーーーん。やっぱり何が違うんだ。自分を犠牲にしてるわけじゃないよって事??簡単に決めてないよって事???
あと、誕生日聞いといても結構、おおおとなった。
なんか、今そこ?っていう……。
え、単純にお祝いしてあげたいからとかだよね?

なんかなんかなんか、そんで海ちゃんが選ばなかったら、朱音さんたちが猛烈に反対したら、夏くんが弥生さん選ばなかったらどうするつもりなのよー!!!!!ってなる。
分かった、ありがとうって夏くん言ってるけど、二人にもこういうコミニュケーションエラー起きてたらどうしよう。
実際弥生さん夏くんの気持ちちゃんと聞いてないし。
そもそも話し合ってないし。
もしそうだったとしたら、それを見てる側にも同時進行で体感させるドラマえぐすぎて震える。
気持ちがわかるどころの話じゃない!これもう実感、実体験!!!


何か見落としているんだろうかと不安なので、2話ここまでの二人の会話振り返ってみます。

まず一番最初に海ちゃんが帰ってすぐ、夏くんの部屋で話聞くところ。

「ちょっと真剣に聞いてほしいんだけど」
「ふざけてないよ」
「ちゃんと話しておきたくて」

「何を何から」
「俺もまだよく分かってないことばっかりで」
「きのう知ったの?」
(うん)
「それはあれだね、きっと私より混乱してるっていうか、うーん」
「ごめん」
「いやいや謝ることじゃ…その、妊娠を知らされずに別れたって事でしょう?それはどうしようもないよ」
「いや、」
「うん、しょうがない」
「こうなったのはしょうがないことかもしれないけど、あの子の事ちゃんと考えようって」
「考えるって?」
「…だから」
「父親になるかならないかってこと?認知するってこと?さっきのお母さん?はなんて言ってるの?責任取れとかって言われたの?」
「何も強要されてない、ただこの7年の水季のこと想像してほしいってそれだけ言わ…あ、その…あの子の母親」
「そっか…想像してみてどう思ったの?」
「想像しただけで分かった気になっちゃダメだと思って」

『海のはじまり』2話より

うーん、この最初に聞いた時の感じでは、夏くんの立ち位置とかどうしようと思ってるの?って素直に思ってる感じだったけどな、弥生さん。
ただでもやっぱり、ちょっとの時間遊んだことによって海ちゃんに情がわいていたり、夏くんの子供だから愛しいって思いがあるんだとしたら、
認知とか責任ってワードが出る前に、
迎えに来てくれるおばあちゃんいて良かったね、今はおばあちゃんたちと一緒に暮らしてるの?月岡くんに会いたいから一人で来ちゃったの?
って聞くと思うっていうか聞いてほしい。
やっぱり親身になってる感じがなく受け取れてしまう。
責任取れって言われたの?って、言われたら断れない夏くんの事考えて出た言葉なのか、
言われてないんでしょ、だったら平気だねって意味に取れちゃう。
それでも全然いいんだけど、この時こうなのに、この後すぐ私がお母さんにって気持ちになるのがびっくりする。

で、次、弥生さんの部屋で。

「海ちゃんまた会ったの?ちゃんと相手できたぁ?」
「会いにきてくれたんだけど、会わなかった」
「なんで?」
「先に弥生さんに全部説明したくて」
「(笑)」
「曖昧にしてごまかしたから」
「それはいつもじゃん、いつのどれ(笑)」
「妊娠したことは知ってた」
「ん?」
「産んでたことを知らなくて」
「ごめんどういうこと?」
「おろしたと思ってた、妊娠した事は聞いてた知ってた」
「月岡くんがおろせって言ったの」
「(首を振る)」
「だよね、だと思うけど」
「向こうが意思固くて」
「うん」
「それで同意したんだけど、すぐ振られて、その後の事何も知らなかった」
「うん」
「この先あの子のことどうするかまだ分かんないけど」
「うん」
「でも、正直ホッとした、生きててくれたんだなって、ずっと自分が殺したんだって思ってたから」
「殺したなんてことは」
「あるよ」
「その頃まだ20歳とかでしょ、そういう選択すること珍しくないと思うし悪い事じゃないし」
「歳とか関係ないし、自分の意思で同意したし、もっと話し合えば良かったって、もっとできること考えてれば一緒に育てることだって…
その時はそういうこと後悔してた
その頃は、別れたばっかの頃は」
「いいよ、変な気使わなくて
良かったよ、ずっと罪悪感抱えてるより」
「うん」
「話せたから会えそう?」
「うん、会ってくる」
「うん、先食べてて、ちょっとトイレいってくる」
「ありがと」
「ううん」

『海のはじまり』2話より

うーーーーーん、でもここは弥生さんの閉じてた蓋が開いちゃってるからなあ。
それにずっと、夏くんがハキハキ喋るタイプじゃないのに加えてわりと言葉尻を弥生さんがかぶせて喋ってるから、
夏くんほんとに言いたいこと、続きはなんだったの?ってずっとなっちゃうんよな。
変な気って、元カノの話してるからってことだよね?なんかもう考えすぎて分からなくなってきた。



拝啓、月岡夏さま。
あの時「ごめん、そんな事」のあと、
なんて言おうとしてたんですか。



ここまで考えてみると、予告の印象も変わるから怖い。
ほんとこれだから生方先生の脚本って怖いんだよー!!!(褒めてます)

言葉が衝撃的なので、朱音さんなんてことを!!!渡鬼ですか!昼ドラですか!それは言わないお約束じゃないんですか!ってなるけど笑、なるほどな?ってなるし、
弥生さんの「素敵な家族だなって思うんだよ、産んだとか関係なく」は月岡家のこと言ってる……?(でも1話で夏くん、水季ちゃんに“うちあんなだから”って言ってたし)
でもわりと予告ミスリードされがちだから、あんまり信用しないようにしないと!笑。

あと、弥生さん実はもう子供産めなくて家族が欲しくて……って展開だけはほんと勘弁してくださいという気持ち。(ああでもsilentチーム容赦ないしデリカシーもわりとないからな。覚悟しておかなくては。)
いやそれでもいいんだけど、ほんとに希望をベースにしてほしい。

ああ、ワンシーンだけで5千字も書いてしまった……。
結論の出ない話にお付き合いいただきありがとうございました!
共に3話を待ちましょう。期待してます!

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