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コロナ禍の日本子連れ帰国、フランスから②出発前の準備・アプリとその使い方編

出発前にやっておいた方がいいこととして、スマホにアプリをインストールし、出来るところまで登録しておくこと、があります。

1人で帰国するなら、空港内のWifiは良くつながるので、日本に到着してからの待ち時間にやってもいいとは思うが、こちらは子連れ。そんな余裕がないのは目に見えていたので、出発前にやっておきました。

厚生労働省の案内はこちらにありますが、一見したところ最初の2つ、MySOSとOELというアプリだけでいいように思っていたが、悪評高きCocoaも入れなければいけません。空港でのチェックの時に「Bluetoothが電池を消費するから入れたくない」と言ったら、「これを入れないとここを通過できませんよ」とおばさんに脅迫まがいの事を言われ、渋々インストール。

アプリの出来が非常に悪いので、どこまで何が出来るのか、何をしなければいけないのか、海外にいる時点ではよく分からない。登録が完了したのかよく分からなかったり、メールなんて受け取ってないぞ?とかなるけど、その辺は無視して出来るところまで進めておきましょう。空港で多少時間稼ぎできます。

偶然一緒の便で帰国した友人は、ケータイが古すぎてインストールできなかったから、新しいケータイを買った、とまで言っていた。もともと潮時だったからと言ってはいたが、新しいケータイを準備するのはそれなりの出費が伴う準備。そしてスマホを持っていない人は、到着時に自費でレンタル。

こういったリスクを考える意味で、出発前に準備しておくことをお勧めします。

入国後

しかし一旦入国すると、スマホは監視の道具と化します。でもそのこと自体は空港の係の人たちはほとんど知らず、実際どのように連絡が来るかどうかは自主隔離が始まってからしか、よく分からない。空港のスマホゾーンで分厚い印刷物を渡され、それに沿ってインストール等をし、簡単な利用方法が書いてあるだけ。印刷物、と言う時点で日本のDXの質の高さを思わせるが(苦笑)、日本人が苦手な直感的でわかりやすいインターフェースと説明が必要なアプリたちで、もう少しどうにかならないもんでしょうかねぇ。

自主隔離が始まると、ホテルにいる間からMySOSに電話がかかってくる。人が掛けてくることもあれば、ロボットが掛けてくることがあり、今のところ一日1回。抜き打ち検査的にビデオ電話で、娘の顔も見せろ、とも言われる。ロボットの時は、私の顔と背景を写して、30秒間通話が続き、自動切断。きっとその間、位置情報を送っているのでしょう。

OELは、隔離先のホテルの入ってから最初のボタンを押します。でないと、空港からホテルに移動しただけで長距離移動と見なされるらしい…。その後は一日1回、今ココボタンを押せと通知が来る。MySOSでいつでも出れるようにするため、コール音は切ってはいないのに、なぜか音がほとんど聞こえず気付かないので、いつもずいぶん遅れて押してます。でも今のところお咎めなし。

Cocoaは起動すらしていない。だから要らないって言ったのに。

アプリに加えて、毎日11時に厚生労働省からメールが来て、健康状態を申告せよ、とリンクが送られてきます。14時までに返答しないと、電話を掛けるぞ、場合によっては氏名を公表するぞ、とこちらもまた脅迫腰でお願いされるので、ちゃんと返信しています。

でも、なんでこれをこれらのアプリに入れないのかな?と単純に思う。きっとお役所の縦割りで、担当が違うのかなー、とか勘ぐってしまいますが。

これらのアプリの効用が疑わしいのは、WiFiが繋がらないところでは対応できない事です。今回の滞在でデータSIMを使わない予定なので、通信方法はWiFiのみなのですが、実際私のいる場所はWiFiが繋がりにくい。当然買い物などで外出していたら繋がらない。

自主隔離の範囲

MySOSで掛けてきた人に、どのくらいの範囲を自主隔離でも外出できるのかと聞いたところ、許されている外出は、日常生活用品と薬を買いに行く買い物のみ、なんだそうです。子供を公園に連れて行くのは「ご遠慮いただいております」だそうです。うーむ。

私は比較的町中にある実家に自主隔離中なので、徒歩圏でそれらはまかなえるけど、地方に住んでて車がないと何も出来ない人の場合、かなりザルなんじゃないかと言う印象。グーグルマップのGPSは、ネットワークがなくてもGPSデータを蓄積しているのか?気になる。

自主隔離は到着後14日間。それ以降はアプリを削除しても良いそうです。早く終われー!



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